法善寺 |
番外 寺名 法善寺 山号 天龍山 宗派 浄土宗 所在地 大阪市中央区難波
SPOT 水掛不動(西向不動尊)
法善寺は、大阪は、ミナミの繁華街のど真ん中にあるお寺。
ひっきりなしにお参りする人が続き、みんな水を掛けていく、そのせいで、全身苔だらけのお姿である。
千日念仏を行ったことから俗に千日寺と呼ばれた。その寺の前を千日前と呼ぶ。
何故、水を掛けるのかというと、「助けて下さいお不動さん。たのんまっせ、お不動さん」と心を込めすがり付く思いで願いを届けるためとのこと。
月の法善寺横町(唄 藤島桓夫)が聞こえてくる感じがする場所である。
庖丁一本 晒にまいて 旅へでるのも 板場の修業
待ってて こいさん 哀しいだろが ああ 若い二人の
想い出にじむ法善寺 月も未練な十三夜
『こいさんが私(わて)を初めて法善寺へ連れて来てくれはったのは「藤よ志」に奉公に上がった晩やった。早う立派な板場はんになりいや言うて、長い事水掛不動さんにお願いしてくれはりましたなァ。あの晩から私は、私はこいさんが好きになりました。』
Snap shot
参道 本殿 不動明王
この奥に水掛不動がある。月の法善寺横町(唄 藤島桓夫)の記念碑 織田作之助の小説「夫婦善哉」を記念しての碑
「行き暮れてここが思案の善哉かな」明治から1944年までここにあった寄席「南地花月」の記念碑
「懐かしおます この横丁で おもろい噺 五捨銭也 此処は花月の落語場あと」横丁の入り口に架かる看板
東は3代目桂春団治さん横丁の入り口に架かる看板
西は藤山寛美さん
「善」の漢字に横棒が1本足りません。
大阪らしい(笑)法善寺横丁
2本の路地がありますよ。
ここに掲載した写真全部見てなかったら、一つ路地を見落としたというこっちゃやな。法善寺横丁
石畳が、いい雰囲気です。
朱印
kazu_sanの一言 大阪ぐらしの記念碑が境内にあった。
フランク永井の曲。
がたろ横丁で 行き暮れ泣いて
ここが思案の 合縁奇縁
おなごなりゃこそ 願かけまする
恋の思案の 法善寺
恋の願掛けにも法善寺はいいようだ。