七宝瀧寺
番外
寺名 七宝瀧寺(しっぽうりゅうじ)
山号 犬鳴山(いぬなきさん)
宗派 真言宗犬鳴派
所在地 大阪府泉佐野市大木8
SPOT
七宝瀧寺 本堂  写真は行者の滝側から。
大阪府泉佐野市大木犬鳴の犬鳴川渓谷を中心として、そこへ流れ込む燈明ヶ岳等の山域全体を犬鳴山と言う。犬鳴山という山はないが、七宝瀧寺の山号は「犬鳴山」という。
これは、猟師がここで狩りをしていた際、突然連れていた犬が激しく鳴きだし、獲物の鹿が逃げてしまった。怒った猟師は犬の首をはねたのだが、その首は、今まさに猟師に襲いかかろうと狙っていた大蛇に噛み付いた。愛犬に救われたと気付いた猟師は、これを悔いて七宝瀧寺の僧となって愛犬を供養した。 このことを聞いた時の天皇、宇多天皇は、いたく感動し、七宝瀧寺に『山号を「いぬなきさん」と改めよ』と勅号を賜った」と伝えられている。(これが義犬伝説)

七宝瀧寺は、661年、役小角によって大峰山山上ヶ岳の6年前に開山したと伝わり、元山上と呼ばれている。本尊は役行者の自作による倶利伽羅大竜不動明王(秘仏)。
犬鳴山の渓谷は、大阪みどりの百選に選ばれているので、16.7以来の再訪になる。


Snap shot
駐車場でアジサイが迎えてくれた 見事な色
これは帰り道 白いアジサイ これも帰り道
ササユリ
ご当地泉佐野市の花に指定されている。
野生で咲いているのは少なくなった。
ササユリ
かなりの土手を駆け上がらないと撮影出来ません。
乱獲されないで生き残って欲しい。
大阪府で一番高い杉の木
杉の根元にあるのが、大阪みどりの百選の石碑
いよいよ参道入り口
大師堂 ここから本堂までは、959m。 二の橋  ん?一の橋は?
参道 参道
迎への行者 迎への行者尊
参道にはいろんなものがいくつもあります。
都度拝み、お賽銭を入れて行くと、結構なものです
屏風岩

1/25秒 F3.5 1/40秒 F4.5
滝をシャッタースピードを変えて撮ってみました。
三脚は持って行きましたが狭くて使えませんでした。橋の欄干を三脚代わりに使って撮影。

1秒で かなり 迫力が出てきますね。
1秒 F5.6

両界の滝
両界とは金剛界と胎蔵界 と思う。
両界の滝 向こうに見えるのが きんたかはし
七宝瀧寺 山門 (瑞滝門) 山門をくぐると苔がいい感じです。
神宝橋 護摩場の鳥居
虚空蔵菩薩殿 護摩場
霊光殿 役の行者像
神明橋
ここを渡ると神社が一杯。すべてをお詣りは出来ませんでした。
神明大権現
出世稲荷大明神 九頭竜大神
縁切大神 その他数えきれない程一杯 塔の滝 静かな雰囲気がいいですね。
お亀石 義犬の墓 これが山号由来の犬です
十一面観音堂
本尊 十一面観世音菩薩は弘法大師作と伝わる。
公開されていませんでした。
宇賀耶白長弁財天(うがやはくながべんざいてん)諸縁吉祥、願望成就、家業繁盛に御利益があるといわれる。修験道祖である役の行者尊が開山に当たり、弁財天を弁天の滝に祭祀されていたが、一般参拝者の利便を考慮して現在の場所に移転した。
難切り不動明王 難切り不動明王
左に行くと 和泉葛城山へ行ってしまいます。 身代わり不動明王
大きいです。手前に人が立っていますので比べてください。
弘法大師像 向かって左 役の行者 向かって右
身代わり不動明王 中央 鐘楼
3回撞きます。4回撞くと願いが破れるとのこと。
七福神堂もあります。ここは布袋尊です。 ボケよけ不動尊
十二支守本尊
何でもあるよ です。
苔むした感じがいいですね。
いよいよ本堂(不動堂)です。 本堂 拝所 中は撮影禁止です。
修験参加者の説明会 若者が多いですね おっ・・ 山伏が・・・・

行者の滝
本堂の裏にあります。
役行者 と 行者の滝
役行者像の下は、「行者くぐり岩」になっていてくぐれます。

車で入る参道
すごい山々が連なります。遠くでホラ貝の音がします。
練習中なのか、時々変になりますが。
まさに自然の真っ只中。
ふくろうのお守り。


朱印

kazu_sanの一言
葛城二十八宿

葛城山とは、和泉山脈、金剛山脈の総称で、紀伊国、和泉国、大和国、河内国の四ヶ国の国境を西から東へ、そして北へとL字型となった峯々です。
総延長二十八里(112km)に及び、西は加太、友ヶ島から北端は大和川上流亀ヶ瀬に至ります。
役行者はこの場所に、法華経二十八品の一品毎をを各所に埋納して経塚を築造し、入峯修行者のため二十八ヶ所の参籠行場を作りました。
これが「葛城二十八宿」です。(残念ながら現在特定出来ないところもあるようです)
犬鳴山には、その第八品の受記品が燈明ヶ岳の頂上に納経されており、現在経塚大権現として篤く信仰されています。
そこは、ちょっと大変なので(笑)、以前に行った所を紹介します。

【第九の地 妙法蓮華経 授学無学人記品 】

葛城山頂上の八大竜王社(第九番経塚)にあります。

ここの八大竜王社の右にある経塚の案内板を拡大しました。


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