興福寺
番外
寺名 興福寺
寺号  
宗派 法相宗
所在地 奈良市登大路町
SPOT
猿沢の池からの五重塔
南都六宗の一つ、法相宗の大本山の寺院である。南都七大寺の一つ。藤原氏の祖・藤原鎌足とその子息・藤原不比等ゆかりの寺院で、藤原氏の氏寺であり、古代から中世にかけて強大な勢力を誇った。南円堂は西国三十三箇所第9番札所である。
お堂でみる阿修羅 ブログ


Snap shot
五重塔 国宝

天平2年(730年)、光明皇后の発願で創建された。現存の塔は応永33年(1426年)頃の再建である。高さ50.8メートルで、木造塔としては東寺五重塔に次ぎ、日本で2番目に高い。
五重塔の初層公開 2008.10

これから行列が一杯増えました。
五重塔の初層 内部
釈迦三尊像。他に薬師三尊像、阿弥陀三尊像、弥勒三尊像があり堂内の四面に配置されている。
心柱や心礎も見ることが出来ます。
本坊

非公開
北円堂(国宝)
法隆寺夢殿と同じ、八角円堂。
2006.11.8〜11.13 内陣が特別公開中
中には、木造弥勒仏坐像(国宝)−運慶一門作−や右の無著立像等がある。
木造無著立像(国宝) 運慶一門の作。
リアリズム溢れる作品は、日本の肖像彫刻の最高傑作の1つと言われている。なお兄弟の世親立像(国宝)も隣にある。
南円堂(重文)
木造不空羂索観音坐像(国宝)等がある。通常非公開。毎年10月17日に開扉される。
南円堂(重文) 2008.10 特別公開日に往訪した
南円堂
木造不空羂索観音坐像(国宝)−運慶の父である康慶一門の作。坐像で高さ336センチの巨像。
南円堂   木造四天王立像(国宝)
写真は増長天。本尊木造不空羂索観音坐像の四方に立っている。
南円堂の「右近の橘」
実がなっていた。ユズに似ている。右近はサクラが多いがここでは橘。左近は普通通り「藤」。
三重塔(国宝)
非公開の日に、公開中の南円堂から撮影
可愛い塔です
三重塔(国宝)
公開中の時 高さ19m
三重塔(国宝)
初層が特別公開中。
東金堂(国宝) 東金堂(国宝) 2008.10 公開中
東金堂
銅造薬師三尊像(重文)と脇侍の日光・月光菩薩像。その間に安置しているのが、向かって左側が、木造維摩居士(ゆいまこじ)坐像(国宝)。右側が
木造文殊菩薩坐像(国宝)。木造四天王立像(国宝)。 木造十二神将立像(国宝)も安置されている。
仮金堂
中金堂が再建中なので仮金堂となっている薬師寺の旧金堂を移築したもの。
興福寺の本尊である釈迦如来坐像等がある。
国宝館の中は見応えのある作品が多い。

下記がすごい。

.乾漆八部衆立像(国宝)
 中でも、阿修羅像が有名。ひとつは奈良国立博  物館にある。
.乾漆十大弟子立像(国宝)
 現存は6体で内4体がここにある。
.木造千手観音立像(国宝)
 高さ5mの巨像
.板彫十二神将像(国宝)
 板に浮き彫りした珍しいもの。
.木造金剛力士立像(国宝)
 定慶作。すごいリアリズム。
国宝館
大湯屋 重要文化財 境内図

朱印
 

kazu_sanの一言
興福寺には多数の仏像がある。大きいのはその迫力に圧倒されるし、小さいのは、それなりにいい。

中でもいいのは、乾漆八部衆立像(国宝)の中の阿修羅像。
高さ153cm。
インド古来の神々を集めて仏法の守護神としたのが、八部衆である。守護神なので、この阿修羅以外は武装している。インドでは大地を干上がらせる太陽神。だから武器は要らないということのようだ。
三面六臂。上半身裸。

お顔は何となく貴乃花に似ている?

作者は、乾漆十大弟子立像も含めて「将軍万福」という渡来人の仏師。見事な作品群です。


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