華厳寺 |
第三十八番 寺名 華厳寺 山号 谷汲山 宗派 天台宗 所在地 岐阜県揖斐郡谷汲村
SPOT 仁王門
西国三十三所巡礼の第三十三番目の寺。札納め、満願成就の寺。
ここ谷汲村は山深い里である。
Snap shot
仁王門の大草鞋(わらじ) 参道には苔むした石灯籠が並ぶ 百度石 本堂 精進落としの鯉
本堂の入り口の左右の柱にある
銅製。巡礼の間は肉食を絶って精進生活を送るので巡礼終了時に、この鯉を撫でた手を舐めることで、精進生活から解かれる。今は参拝祈念に触って行く人が多いようだ。私も...鐘楼 苔の水地蔵
「貼り仏」である。1枚10円のお札を買い、水に浸し、自分の具合の悪いところに貼ると回復する。
5枚買って4ケ所に貼って来た。残りの1枚のお札 笈摺堂(おいずるどう)
笈摺とは巡礼者着ている白い木綿の羽織。巡礼用の道具類が奉納されているのも最後の札所の特色か。
今までは親と頼みし笈摺を 脱ぎて納むる 美濃の谷汲
(花山法皇)満願堂
ここに参って、「満願成就」の思いにひたるのだろうな。何故か、満願堂の近くにたぬきの石像が.. 萬屋
140年5代続いているお店。14時30分までのはずが..14時に着いたのに「準備中」の札。
事情を聞くと、「そば」がなくなったからとのこと..。そばをはずして注文するからと入れてもらった。花水木膳 1,100円。秘伝の味噌だれ豆腐田楽 馬酔木膳 1,600円。アマゴの塩焼きがうまい。アマゴの甘露煮。
朱印 ここでは、過去、現在、未来と3種類朱印があることになっている。
どれがどれか不明ながら押してもらった順番かな?
ご詠歌も、過去、現在、未来と3つある。笈摺堂の写真の記事の花山法皇の歌は、「過去」のご詠歌ということになっている。
五木寛之の一言 あてどない死への旅というのが、そもそも巡礼だったのではないかと思えてくる。
西国三十三所巡礼では、一度、死への旅を体験することによって、ふたたび現世に生まれ変わる。生まれ変わって、新しい人間として元気よく生きていくのである。
kazu_sanの一言 戒壇めぐり
清水寺でも同じような物があった。
本堂の下の暗闇を歩く。
己を忘れ 他を利するは 慈悲の極なり
説明書きに書いてある。
そんなことを考えながら、暗闇を手探りで歩く。