大阪みどりの百選

84.水間観音とその周辺 貝塚市
本堂
水間寺は、龍谷山と号し、聖観世音菩薩が本尊、天台宗の寺院。僧行基が畿内に建造した49寺院の一つとされ、厄除け、縁結びにご利益が有ると言われています。現在の本堂は文化2年(1811)岸和田藩主岡部公により建造。
本堂
昭和36年、今東光和尚63歳の時に水間寺の住職を勤められました。その後和尚は67歳で権大僧正となり、岩手県平泉町の天台宗東北大本山中尊寺の貫主に就任。75歳の時に瀬戸内寂聴氏の出家剃髪をしたことでも有名。社務所では、今でも今東光和尚の色紙が販売されている。我が家にも1枚ある。題は「道」
現存する三重塔では大阪府下唯一 三重塔
弁天堂 薬師堂 行基建立
鐘楼 神馬
行基堂 瑞泉堂
千本搗(せんぼんつき)餅つき  
水間寺の新年行事で、1月2日、3日に行われる。観音様の出現を祝って餅をつき、御本尊にお供えする。音楽とかけ声に合わせ、若者達が寒風の中、木の棒で突いて行く様子は、溌剌として新年にふさわしい。この後、広場でもち投げが行われる。
千本搗(せんぼんつき)餅つき 
大阪府指定無形文化財である
圧巻は、写真のように搗きあがり前に、全員でタイミングを合わせて持ち上げる。

ここに「動画」があります。
愛染堂 お夏清十郎の墓
約700年前、水間の豪農楠右衛門の娘、お夏がこの「愛染明王」に祈願し、勅使であった山名清十郎との恋を成就させたといわれ、その縁で「お夏清十郎」の墓がここに建てられている。墓に備え付けられている花立てには田中絹代、林長二郎の名前が刻まれている。映画「お夏清十郎(1936年)」に出演した両名が献じた物。林長二郎はその後改名し長谷川一夫。
石碑 これはなかなか見つかりません 水間公園
水間公園 雪景色   水間公園
1月17日は朝から雪。四国の南海上にある低気圧が発達しながら東に進む影響で、西日本では雪が降り、太平洋側では平野部でも積雪の恐れがあるという気象庁の予報通り、ここ大阪南部でも、めずらしく雪。雪国らしく見える所を探したら(笑)、ここ水間公園がぴったし。左の建物では、カップルが二人だけの銀世界に浸っていた、さっき駐車場であった小さな子供連れの家族が、間もなくここを見つけて走り回るだろう。
今日は大学入試センター試験。受験生を持つ家族は朝から空模様を気にしながら、大変だったろうと思う。それにしてもセンタ−試験の日は、よく雪が降るように思う。

−16.1.17 −


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