奥秩父の沢

 奥秩父の沢は、山梨県側の笛吹川流域と多摩川源流域、埼玉県側の荒川流域の沢に分けられ、県境の山々を挟んで全く溪感が異なる。笛吹川流域の沢はアプローチが短く、首都圏から日帰りのできる沢が多い。特に東沢流域は、白い花崗岩のスラブの岩壁に囲まれた明るい沢が多く、ナメとナメ滝とスラブをフリクションを効かせて登る登攀的な沢が多い。
 多摩川源流域の沢と埼玉県側の沢はアプローチが長く、交通の便が悪いため、首都圏からでも日帰りのできる沢は少ない。沢登りで入る人は少ないが、苔むした深山幽谷の趣の沢が多く、昔から美溪、悪溪と言われている沢の多い流域だ。多摩川の水源である一ノ瀬川には竜喰(りゅうばみ)谷、大常木(おおつねぎ)谷といった非常にきれいな沢があり、丹波川には小常木(こつねぎ)谷、火打石谷、後山川青岩谷といった沢がある。荒川源流部の入(いり)川、滝川、大洞(おおほら)川は水量が多いので、沢中1泊の必要があるが、積極的に水に浸かりながらの渓谷遡行が楽しめるところだ。また支流にも大荒川谷、豆焼沢、八百(やお)谷、和名倉沢といった滝の多い魅力的な沢が多い。

 ※ここに取り上げた沢は、私が遡行した沢をその当時の記憶を元に記したものですので、当時と今では状況が異なっているところがあります。
 ※難易度は溪友塾の沢登り教室で使っているもので。ガイドブックのものとは異なります。
 ※個人的満足度  - ・・・・・・なし         ・・・・・・・・・・物足りない        ★★ ・・・・・まあまあ満足
           ★★★ ・・・満足       ★★★★ ・・・・おおいに満足 

笛吹川  
流域名 沢 名 特    徴 難易度 個人的
満足度
平水 増水
ヌク沢左俣 二俣までの本谷は近丸新道が渡るところまでは谷が深く、適度に滝が懸り、奥秩父の沢らしい雰囲気のするところだが、登山道の渡るところから二俣までは堰堤が多く、興ざめする。二俣から左俣に入り、堰堤を越えると本来の渓相となり、きれいなナメ滝が連続して懸る。左沢を分けると、滝の連瀑帯となり、特に大滝は圧巻だ。中段の80mといわれる滝の登攀がポイントで、いろいろなルートがとれる。大滝を越えると奥秩父らしいナメ滝の続く景観となる。左沢は右沢の陰に隠れてほとんど登られていないが、傾斜の強いナメ滝の連続する、なかなかきれいな沢だ。 中級 中級 ★★★
東沢 鶏冠谷右俣 鶏冠谷の本谷は、魚止め滝を越えるとしばらく単調なゴーロが続くが、奥飯盛沢沢との出合下から幅広のきれいなナメ滝が続くようにな。右俣は最初の大滝の高巻きに気をつければ、あとはきれいなナメとナメ滝の続く、明るく、楽しい沢だ。最後はガレの押し出しとなるので、大滝手前から登山道に上がる。 中級 中級 ★★★
鶏冠谷左俣 右俣を分けると水量が半減するが、10m以上の滝を次々と懸け、息つく暇がない。特に一の沢との出合い上に懸る滝の直登は難しく、左岸から高巻く。ここを越えると大きな滝もなくなり、三の沢上部はきれいなナメ滝が続く。下山の鶏冠尾根のシャクナゲは見事だ。 中級 中級 ★★★★
鶏冠谷一ノ沢 傾斜の強いスラブ状のナメ滝がどこまでも続き、最後は長大なスラブとなるので、途中からシャクナゲと大岩の混じった尾根に逃げる。 上級 上級 ★★★★
鶏冠谷三ノ沢 傾斜の強いナメとナメ滝の続く手強い沢。 上級 上級 ★★★★
清兵衛沢 水量が非常に少なく、沢登りとしての面白さはない。20mを越える滝がいくつか懸る。 中級 中級
東のナメ沢 東沢との出合に見上げるようなナメの大滝が懸る。全体に逆層で難しい登攀を強いられる。巻きは大滝の中段から右岸のブッシュに入る。大滝上からもナメ滝が続くが、樹林が沢筋にかかり、薄暗い。大滝上から続く滝も気が抜けない。 上級 上級 ★★★★
西のナメ沢 出合から続く傾斜の強いスラブ状のナメ滝群は見事だ。ここはフリクションを使って登るのだが、バランスクライミングを強いられる。上部もスラブ状のナメ滝が続くが、それほど難しくはない。最後は藪は濃い。下山の道がないので下山のルート取にも注意が必要だアザミ沢はヤブ沢。 上級 上級 ★★★★
釜ノ沢 魚止めの滝から続く、千畳のナメ、両門ノ滝ときれいな渓相が続く沢だ。初心者向きとガイドブックに推奨されているので初心者・初級者の入渓が多く、この沢に入って沢登りの楽しさに触れた人が多いようだ。ただ沢登り始めての人が簡単に入れる沢ではない。
釜ノ沢といえば東俣だが、両門ノ滝で出合う西俣の方がナメが多く、こちらを推奨する人のほうが多い。
初級 中級 ★★
九渡沢 ナメラ沢 ナメ滝の連続したきれいな沢だが、土石が沢床を埋め、昔のきれいな沢とは程遠い。またナメ滝も逆層で水苔が張り付き、非常に滑りやすくなっているので初心者・初級者には注意が必要だ。ここ最近も、他のパーティの方が滝の中段で滑り落ちて怪我をしている場面に遭遇したことがある。上部はガレ沢となり、水がなくなってから登山道までが異常に長く、下山も長いので、初心者向きの沢とは言えない。青笹尾根を下山に取ればそれが解消されるが、踏みあと程度の尾根のため、地形図の読めない人は危険だ。 初級 初級

丹波川(多摩川源流)
流域名 沢 名 特    徴 難易度 個人的
満足度
平水 増水
 後山川 三条沢 悪いところはほとんどなく、小滝とわさび田の続く沢。三条の湯までの本流には三条の滝と銚子の滝の通らずがあるが、谷沿いに登山道があるので、登山道を使えば簡単に越せる。 初級 初級 ★★
青岩谷 この流域では滝が多く、水量も多いので沢登りを楽しめる沢だ。ただ釣り人が多く、釣り人とのトラブルも多い沢。 初級 初級 ★★
権現谷 下流部は釜を持った小滝が連続し、なかなか楽しめる沢だが、上部は水量も少なくなり、苔むした奥秩父独特の渓相を持った谷となる。あまり知られていない沢なので、静かな沢登りを楽しめる。 初級 初級 ★★
御岳沢 中段林道までは適度に滝が懸り、小さいながらもゴルジュがあって楽しめるが、林道(登山道)上部は河原歩きに終始する。 初級 初級
塩沢 意外と滝が多く楽しめる沢だ。この沢はいくつも枝沢を持ち、そのいずれも多くの滝を懸け、登れる滝が多いのも楽しい。ただ、私が遡行した30年以上前は上部にわさび田が多く、わさび田に興ざめした記憶の残る沢だ。近いうちに塩沢を再訪してみたいと思う。 初級 初級
片倉沢 平凡な沢の記憶しかない沢 初級 初級 -
滑瀞谷 小常木谷 非常にきれいな沢で兆子ノ滝から始まる置草履の悪場という滝の連瀑帯は難しい滝が多く、丹波川水系では一級の難しさを誇る。高巻きも斜度のある斜面を巻かなければならないので、ルートファインディングを上手くしないと降りられなくなる。滝の登攀のポイントは兆子ノ滝とそれに続く逆さくの字の滝、大滝、ネジレ滝。その中では兆子ノ滝が一番易しいので、この登攀が不安な場合は、ここで引き返した方が良い。不動滝の高巻きはガイドブックでは右側のルンゼだが、左の方が易しい。 中級 上級 ★★★★
火打石谷 適度に滝が続き、非常にきれいな沢だが、滑った滝が多く、滝の登攀には注意が必要だ。以前伐採で埋まっていた中流部の開けた河原は、今では良い泊場を提供している。この河原を過ぎると正面から本流の大滝以上に大きな滝の懸かる枝沢を入れると本流は大きく右に曲がり大滝が現れる。大滝の巻きは右だが取り付きはグズグズの急斜面。大滝上の2つの滝を越えると開けた河原が延々と続くようになり、左岸から大きな枝沢を入れるとまた滝が続くが、水量が少ない。最後はグズグズの急斜面を登るとヤブ漕ぎなしに登山道に出れる。 中級 中級 ★★★
一之瀬川本流 一之瀬川橋から大常木谷との合流点までの本流は奥秩父で最大級の大ゴルジュ帯といわれる。上流に一之瀬の集落があるが、水が非常にきれいで丹波川本流以上に難しいゴルジュ突破が要求される。この大ゴルジュは泳ぎ、へつりの連続で東京近郊の沢屋の徒渉訓練によく使われる。高巻きは水流を突破するより難しい。 中級 上級 ★★★★
一之瀬川 大常木谷 沢が非常に深いので、下流部のゴルジュ帯は薄暗いが、多摩川源流域の沢の中では美溪として良く知られた沢で、特に千苦ノ滝は圧巻だ。千苦ノ滝の高巻きさえ注意すれば、沢登りの楽しさ、面白さを十分味わうことのできる一級の沢だ。ただ沢床の岩がつるつるに磨かれているので非常に滑りやすく、歩いていても気が抜けない。また千苦ノ滝の高巻きは過去に何度か死亡事故が起きているので、要注意。また、一之瀬林道から一之瀬川に下る山道も急勾配の上、谷底まで100mくらいあるのでスリップに要注意。 中級 上級 ★★★★
竜喰谷 水量が多く、きれいな滝が適度に続く一級の沢で、釣り人の入渓も多く、大きな滝には巻き道もついているので、初級者向きの素晴らしい沢だ。溪友塾特選の沢で、特にこの沢は雨の時が素晴らしい景観を見せる。ただ曲滝の高巻きは高度があるので要注意。 初級 中級 ★★★★

荒川
流域名 沢 名 特    徴 難易度 個人的
満足度
平水 増水
大洞川 井戸沢 非常に水量が多く、きれいな沢で荒川源流域の沢の中では一番遡行が難しい。特に惣小屋谷との出合上からキンチヂミの悪場上までのゴルジュ帯は、深い谷底に大きな深い釜を持った多くの滝を懸け、奥秩父を代表する美溪だ。ただ釣り人の入渓が多く、釣り人とのトラブルや上流部に残る釣り人の残したゴミは、この美溪を台無しにしている。沢床の石や岩がつるつるに磨かれているので非常に滑りやすく、下流部ゴルジュ帯は逃げ場がないので増水には注意。私が沢登りで唯一大きな怪我をしたのもこの沢の下降の時だ。 中級 中級 ★★★
  井戸沢
    奥新左衛門沢
2.5万図にも入口からがけ記号が続き、地形図どおりその中に多くの滝を懸ける、なかなか登り応えのある沢だ。特に左又は出合い上から続く連瀑帯の登攀が楽しい。連瀑帯を越えると沢床に伐採用のワイヤーがところどころに落ちており、沢の溪感がそがれるが、入渓者がほとんどいないので静かな沢遡行が味わえる。源頭部は笹のヤブに埋まるので、途中から枝尾根に上がると良い。右又は遡行していないが、源頭部は笹の原だ。 中級 中級 ★★
  井戸沢
   椹谷ホラノ貝窪
椹谷はナメ滝が多く、非常にきれいな沢だが、ホラノ貝窪に入るとガレた沢筋となり、ホラノ貝の大滝以外はガレ沢登りに終始する。 中級 中級 ★★
  井戸沢
    椹谷アザミ窪
右又と左又に分かれるが、右又は小滝の続く急峻な谷だが、左又には2.5万図のがけ記号の部分が連瀑帯となっており、こんなところにこんなゴルジュの連瀑帯がと驚く。下降したので、遡行できるか分からないが、大きな滝があり、高巻きも両岸が急峻で、かなり難しい。 中級 中級 ★★★
栂ノ沢 滝の多い沢だが、岩が脆く、苔むした沢筋で、非常に神経の使う沢だ。水量は少ないが、奥秩父の雰囲気を味わえる沢だ。 中級 中級 ★★
惣小屋沢 中流部のゴルジュ帯は面白い遡行となるが、難しいところではない。それ以外は平凡。井戸沢遡行後の下降に使える沢だ。 初級 中級 ★★
荒沢谷 狼谷の出合までは随所にきれいな滝を懸けるが難しいところはない。上部は小滝が連続し、楽しめる沢だ。詰めは急傾斜のガレが続く。狼谷はね出合からしばらくゴルジュとなり、出口に滝を懸ける。以降は平凡な谷となるがヤブが濃い。支流のアシ沢、桂谷は遡行していないが、水量が多いので、そのうちに遡行してみたい沢だ。 初級 初級 ★★
市ノ沢 小滝のみの平凡な沢。水がなくなってから和名倉山までが長い。 初級 初級
手戸沢 入口の連瀑帯は少し手ごわいが、最後の10m程の滝を右壁から直登すると後はガレた河原が延々と続きウンザリする。上部にCS7mほどの滝があるが概して平凡。 初級 初級
和名倉沢 多くの滝と釜、淵を持ち、奥秩父の沢の中では非常に魅力的で遡行して楽しい沢だが、釣り人の入渓が多く、トラブルが多い沢なので、新緑や盛夏の土日の入渓は避けた方が良い。紅葉の時期に、ゆっくりと遡行したい沢だ。 中級 中級 ★★★
滝川 本流 非常に水量の多い沢だが、豆焼沢との出合までは国道140号線雁坂トンネル工事により昔の面影は全くない。豆焼沢との出合からはトンネル工事の影響で水量が少なくなったが、深い谷床に大釜を連続してもち、水流にドップリと浸かりながらの水線遡行を十分に楽しめる盛夏向きの沢だ。三本桂沢途の出合を過ぎると大きな釜を持った滝が連続し、ところどころ難しい登攀を強いられる。特に、ブドウ沢出合下の滝場は残置ハーケンに頼ってのトラバースとなる。古礼沢と水晶谷との出合まで延々とゴルジュが続く、気の抜けない沢だ。この流域はトンネル工事前に足げく通った思い出の多い流域だ。 中級 上級 ★★★
水晶谷 トンネル工事が始まる前に遡行したので、今と様子が大分異なるようだ。現在は、水をトンネルに取られて、水量がほとんど少なくなったようだ。 中級 中級 ★★★
古礼沢 ナメの非常にきれいな沢だが、ここは昔から源流部からの土石が入り、沢自体は荒れた沢の印象がする。ほとんどの滝が登れ、ヤブこぎなしに登山道に上がれる。 中級 中級 ★★★
ブドウ沢 地形図にはがけ記号が延々と続き、難しそうな沢だが、実際はただのガレ沢。入渓するとがっかりする。出合までの本流遡行と出合の滝場がポイント、あとはガレた沢筋が源頭部まで延々と続く。 初級 初級
槙ノ沢 本流の出合からはしばらく明るく開けた河原が続くが、最初の滝場からは小滝が続くようになる。八百谷出合上の滝場を越えると倒木が沢筋を埋めるようになり、ゴーロの沢床と倒木に悩まされるが、上部は一面苔で覆われた沢筋となり、深山幽谷の雰囲気を味わえる沢だ。 中級 中級 ★★
槙ノ沢八百谷 中流部の伐採用の作業員小屋跡付近を除けば、出合から源頭近くまで多くの滝を懸け、非常に楽しめる沢だが、下山路の選択が難しい。滝川右岸の枝沢の遡下降は、本流右岸の山道を利用していたが、現在この道は曲沢を越える廃道寸前の道となり、金山沢からは全く廃道となってしまった。釣り橋小屋からの道も今はない。 中級 中級 ★★★
金山沢 薄暗い沢だが、山道までのゴルジュはなかなか楽しい遡行ができる。山道から上は、昔の伐採の影響が残るが、小滝が続き、苔むした沢筋で、奥秩父の沢登り入門ルートとしてはなかなか楽しめる沢だ。ここに入るのには、以前は本流右岸の山道を使っていたが、今は、豆焼橋を越えた先にある雁坂峠の登山道から釣り橋小屋への山道を使い、金山沢出合に伸びる尾根から短時間で金山沢の出合に出れる。 初級 初級 ★★
曲沢 大きな滝もなく、小滝の続く沢だが、下山路を和名倉山にとると難しくなる。 初級 初級
豆焼沢 滝川流域の沢の中だけでなく、荒川水系の沢の中でも名渓中の名渓といわれるほどきれいな沢で、名瀑といわれる滝が多く懸り、遡行の困難さでも奥秩父有数の沢だ。ただ、雁坂トンネルの工事により、ゴゼ滝はなくなり、ホチの滝も滝上に有料道路の橋が架かり、トンルネの水を吐き出す水路があって以前の面影はないが、トオ滝、大滝、上流のスダレ状の滝は健在だ。ホチの滝上の滝場の通過が難しいので、ほとんどが出合の丘駐車場から山道を使ってトオの滝上部から入渓するようだ。 中級 上級 ★★★
豆焼沢トウグリ沢 滝が多く、本流の豆焼沢についで楽しめる沢だったが、トンネル工事により下流部はかなり荒れてしまったようだ。工事前に入渓したので、今の状況は分からない。 中級 中級 -
入川 滝沢(大除沢) 入口にある不動滝以外取り立てて難しい滝はなく、ゴーロと小滝の印象しかない沢だが、中流部には10mの滝のかかる連瀑帯がある。下山の二瀬尾根登山道が笹に覆われて分かりにくい。不動滝は観光の名所となっており、簡単に高巻ける。 初級 初級 ★★
入川真ノ沢 入川本流で、赤沢谷までは左岸沿いに森林軌道跡を利用した登山道があるが、水量が非常に多いので、沢通しの遡行は難しい。赤沢谷との出合からは登山道を沢を離れるので、ここからが本格的な本谷遡行となる。水量が非常に多く、ほとんど水流に浸かっての遡行となり、増水時は遡行できない。柳小屋を過ぎ、股ノ沢を入れると水量も二分する。真の沢の遡行は、深山幽谷の沢登り。千丈ノ滝間では大きな釜と適度に滝を懸け、ダイナミックな沢遡行が楽しめる。千丈ノ滝上部は原生林の中をゆったりと流れ、上流部にはきれいナメと幅広なスダレ上のきれいな滝をいくつも懸ける非常に気持ちの良いところだ。 中級 上級 ★★★
股ノ沢 奥秩父の原生林の中を流れる薄暗い沢だが、大きな釜を持った小滝を随所に懸け、真ノ沢よりも沢登りらしい沢遡行を楽しめる沢だ。上流部に登山道が沢を横切っているので、下山はこの登山道が使える。柳小屋をペースに岩魚を釣りながらの沢遡行が楽しめる沢だ。ただ釣り人は多い。 中級 上級 ★★★
金山沢大荒川谷 非常にきれいな沢で、水量も多く、小荒川谷との出合までのゴルジュ帯、出合上からはナメ滝の連続となり、延々と源頭近くまで続き、滝が途切れることがないので飽きることがない。沢登りの楽しさを、面白さを十分に堪能できる沢だ。 中級 上級 ★★★
赤沢谷 平凡な沢で、釣り人好みの渓相が延々と続く。 初級 初級
中津川 大若沢 水量も多く、長滑沢との出合までは大きな釜を持った滝が適度に懸りる、なかなかきれいな沢だ。長滑沢出合までは遊歩道が完備されているので、沢登りの初心者に沢登りの楽しさを教えるのにも良い沢だ。ただ微妙なバランスを要する滝もあるので、初心者、初級者同士での入渓は避けたい。長滑沢との出合からはゴーロとなやり、興味が半減する。 初級 初級 ★★
小品沢 出合から小滝が続き、なかなか楽しめる沢だった記憶がある。 初級 初級 ★★
大血川 東谷 苔むした非常に奥深い谷との印象がある。小滝が多く、難しいところはない。 初級 初級
西谷ワレイワ沢 石楠花沢との出合までは堰堤などがあるので山道を使う。出合上に小滝の懸るゴルジュ帯がある。ゴルジュ上は右岸の崩壊で荒れた沢床となるが大岩を越えたあたりから苔むした薄暗い沢となる。ここにコバルトブルーの不思議な淵があったが、今はどうか。イヌオテ沢を入れると両岸の岩壁が谷を塞ぎ、階段状ながら連瀑帯となる。連瀑帯上部も水量は少ないが滝が続き、なかなか楽しい。最後はやぶこぎなしに登山道に上がれる。イヌオテ沢は出合い上にあるハングした滝のみで、この沢は下降に使える。 初級 初級 ★★★
西谷石楠花沢右俣 左俣との出合から続く連瀑帯は見事だ。特に奥にある30mほどの大滝は大血川水系一の大滝で、それも枝沢のさらにその枝沢にあるときとは思えないほど立派な滝だ。ここは登れないので高巻くが、中流部もゴルジュの中に滝が連続して非常に楽しめる沢だ。源頭部は急激に高度を上げてヤブこぎなしに登山道に上がれる。下山を左俣の下降にとれば、より充実した山行になるだろう。 中級 中級 ★★★
西谷石楠花沢左俣 右俣との出合い付近は右岸の大崩壊で沢が埋まっているが、ここを過ぎると苔むした小滝が続くようになり、この沢のポイントとなる三段の大滝が現れる。苔むした滝なので非常に滑りやすく、ここは左岸から高巻く。滝上にも2つほど滝が懸るが、最後の滝を越えると水量もなくなり、水の枯れた急斜面を登るとヤブこぎなしに登山道に上がれる。 初級 初級 ★★
西谷鉄砲沢 下流部は水量が多く、苔むした中に小滝が続き、なかなか楽しめる沢だ。特に二又出合から続くゴルジュ帯にかかる連瀑帯入口の10m程の滝の登攀は難しい。ゴルジュを抜けると適度に滝が懸り、上れそうもない滝もある。上部はガレ沢となり、古い石積堰堤もあって興味がそがれる。滝場を抜けると単調なガレ沢登りとなるので、引き返した方がよさそうだ。遡行したときは、途中からヤブを漕いで隣の石楠花沢左俣を下降した。 初級 初級 ★★
谷津川 地獄谷 谷津川の本流は地獄谷まで伐採によりかなり荒れてしまっているが、地獄谷に入るとナメの小滝が連続し、なかなか楽しめるが、楽しめる部分が非常に短い。 初級 初級
安谷川 川浦谷 奥武蔵山塊の代表的な渓谷で、中流部まではゴルジュの中に多くの滝を懸け、特に七ツ瀑の連瀑帯は全く手がつけられない。難しい滝が多く、以前あった山道もほとんど廃道となりつかえないので、下山路の選択も難しい。薄暗い沢で、沢床は苔が多く、非常に滑りやすい岩床だ。 中級 中級 ★★★

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