白神山地 (ここは現在世界遺産となっているところが多く、入渓できるルートは指定されたところのみ、焚き火は厳禁だ。)
沢 名 特    徴 難易度 個人的
満足度
平水 増水
追良瀬川 世界遺産のブナの森の中を流れる沢というより溪流だ。ゆったりと蛇行した流れの中を徒渉を繰り返し、周囲のブナの森を見ながらゆっくりと遡行でする。まさに沢旅を実践できる素晴らしい溪流だ。ただ、世界遺産となってからかえって入渓者が増え、私が入渓した頃よりも溪そのものが人臭くなった感じだ。ルートは、白神岳に詰め上げるウズラ石沢のみで、沢から沢をつなぐ沢旅ができなくなったのは残念だ。源流部のサカサ川は隣の赤石川滝川をつなぐ良いルートだったが、今は出来ない。 初級 中級 ★★★
赤石川 ブナの原生林の中をゆったりと流れる大渓流で、その溪中にいるといつまでもそこに居たくなるほど、東京人の私にとっては原始境だった。この大渓流には世界遺産になる以前に良く通い、支流の滝川やその枝沢を歩いた。最初は五能線の陸奥赤石からチャーターした小型トラックに乗って赤石大橋まで、ここからゴムボートを担いで赤石堰堤まで本流を遡行し、堰堤をボートで渡り、本流や滝川を歩いた思い出の多い川だ。ただ弘西林道の開通や青秋林道工事により、昔の面影はなくなった。世界遺産となり、以前遡下降によく使った泊まり沢に入れないのが寂しい。 - - -
笹内川 滝ノ股沢出合上の魚留めの滝とそれに続く3〜5m程の滝が懸るゴルジュ帯がこの沢のポイント。他は、ゴーロと小滝がわずかに懸る平凡な沢だ。 初級 初級 ★★
真瀬川 金山沢 赤石川の滝川入渓のアプローチに使った沢。平凡な沢で何もないが、三又上部に1箇所ぐずぐずの脆い岩肌の滝がある。 初級 初級 -

八幡平
沢 名 特    徴 難易度 個人的
満足度
平水 増水
葛根田川 地熱発電所の先から広い小堰堤を越えて入渓する。水量は多く、渡渉の繰り返しとなるが難しいところはない。大ベコ沢を過ぎると沢は幅も狭くなり、ゴルジュ状のところが出てくる。この川のハイライトはお函と呼ばれる滝と瀞の連続したゴルジュ帯で、非常にきれいたところだ。大石沢を右岸から入れると、水量も半分くらいになり、周囲の森林と溪が一体となった溪観が続き、まさに沢旅そのものだ。この付近ではよく熊に出合う所なので注意したい。中ノ又沢を過ぎると葛根田の大滝が現れる。突然現れるので驚く。ここは登れないので右から踏み跡を辿って高巻く。北ノ又沢との出合は広い台地となっており、良いテント場となっている。葛根田川は森林生態系保護地域になっているが、栗駒山系の産女川のように入山に煩いところではない。 初級 中級 ★★★
葛根田川 北ノ又沢 滝ノ沢より水量が多く、すぐに二俣となる。右俣は奥に大滝を懸け、上部もいくつか滝が懸るが、大滝以外は巻き道はしっかりしている。源流部は枝沢が多く入り、水量のある沢は水源が湿地になっているので、目的の場所に上がるには地形図を確実に読めることが必要だ。左俣は入口の滝を越えると小川のような流れとなり、奥の二又を越えると両又とも大滝が懸るが、いずれも高巻ける。左俣のほうが易しく、八瀬森山荘近くの登山道に上がれるので、こちらを取るパーティが多いようだ。ここから反対側の大深沢関東ノ沢を下降し、大深沢東又沢を遡行できれば沢登りの楽しさを満喫できることだろう。 初級 中級 ★★★
中ノ又沢 森の中を流れる小川のような流れが最後まで続く。単独ではいると少し背筋が寒くなるかもしれない。それほど深山幽谷に分け入った感じのする沢だ。上部で枝沢がいくつも入り、ルートファインディングが非常に難しい沢だ。 初級 初級 ★★
玉川 大深沢 水量の多い沢だが、困難な滝もなく、沢旅の醍醐味を満喫できる沢だ。ただ、ここは釣り人の方が多く、沢登りで入る人は少ない。枝沢の多くは源頭部が湿地帯なので、増水してもなかなか水が引かない。北ノ又沢、東ノ又沢とも詰めのルートファインディングが難しい。以前は大曲バス停から玉川沿いの山道を歩いて入溪していたが、今は新玉川温泉の方から林道が湯田又沢の中流部まで伸びている。 中級 中級 ★★★
大深沢関東ノ沢 水量の多い沢だが地形図どうり平凡沢筋が続き、釣り人の多い沢でもあるので遡行するよりも下降に使える沢だ。葛根田川から大深沢を巡る沢旅に取り入れると面白い。 初級 初級 ★★
大深沢仮戸沢 地形図上からは見ると滝が多く懸かっているように見える沢だが、ゴーロが続く単調な沢。大深沢三俣への最短ルートとなる。 初級 初級
伝左衛門沢 水のきれいな沢で、難しい滝もなく、深山幽谷の沢歩きを満喫できる沢だが、本流の湯田又沢から滝ノ沢間のゴーロ帯にうんざりさせられる。支流の滝ノ沢は大滝以外は平凡な渓相だ。 初級 中級 ★★★
伝左衛門沢滝ノ沢 大滝が1つ懸るが、あとは平凡な沢筋が延々と続く。ただこの大滝は直滝で、なかなか迫力のある滝だ。この高巻きがポイント。 初級 初級

和賀山塊
沢 名 特    徴 難易度 個人的
満足度
平水 増水
和賀川 大鷲倉沢との出合までの本流は、平凡な河原歩きに終始するが、出合から和賀岳高下登山道渡渉点まではゴルジュとなり、滝はないが水量が多いので遡行に難渋する。特に増水時の遡行はではない。渡渉点上部からが和賀川の沢登りだが、水量が多いだけで、取り立てて難しいところはない。滝場といえるところは3箇所のみ。あとは小滝が懸るだけで源頭部の藪は濃い。今は高下岳側に登山道があるようだ。学生時代は、小坂のバス停から林道を歩き、赤沢ダムを越えたところの山道を砥沢との出合まで辿り、ここから和賀川に入ったが、今はどうなっているのか。 中級 中級 ★★
和賀川 大鷲倉沢 小滝の連続する非常にきれいな沢で、上部の連続するナメも非常に気持ちが良い。つめも和賀岳直下の草原を登ると登山道に出れる。 中級 中級 ★★★★
小鷲倉沢 和賀山塊の中では非常に登攀的で難しい沢だ。特に、大鷲倉沢出合から続くゴルジュ帯の通過は、大きな釜を持った滝が連続し、難しい登攀を迫られる。1箇所大きく高巻かされるところがあり、ここを抜けると滝の連続となるが、そのほとんどが登れる滝なので楽しい。詰めもルートを間違えなければ少しのヤブこぎで登山道に上がれる。 中級 上級 ★★★★
砥沢 30年前に入渓したところで、ほとんど記憶に残っていない。 - - -
赤沢 平凡な河原歩きに終始する沢で、林道が沢沿いにあり、以前はこちら側から高下登山道に合流する道があった。また、和賀川上流部に向かう林道があり、これを使うと大鷲倉沢出合に出れる道が以前あったが・・・。 - - -
横川・高下川(水上沢) 小滝の連続するなかなか楽しい沢。東京近郊にあれば多くの遡行者を迎えるであろうと思える沢だ。詰めは若干のハイ松漕ぎがあるが、高下岳直下に上がれる。 中級 中級 ★★★
横川・大荒沢川 下流部は平凡な河原歩きに終始するが、中上流部は適度に滝が懸り、ゴルジュ状のところもあって楽しめる沢だ。登れない滝もあるが、高巻きは簡単だ。詰めは笹のヤブ漕ぎになるが、最後は草原の中を大荒沢岳に上がれる。 中級 中級 ★★★
志戸前川 荒沢 林道終点のカラノ沢出合から遡行するが、古い堰堤がいくつも続きうんざりする。堰堤を過ぎるとしばらくは何もない平凡な沢だが、5m前後の滝の続く連瀑帯を越えると傾斜は増してくるが、滝は少ない。最後は二段10mくらいの滝で終わり、最後はヤブこぎわずかでモッコ岳の山頂に出る。 初級 初級
斎内川 袖川沢・キトノ沢 竹ノ内沢との出合までは平凡な河原歩きに終始する。竹ノ内沢出合からは滝がいくつも懸り、特に25mの大滝は高度感はあるが直登できる。あとは直滝が多く、登れず、高巻きに終始する。ただ滝と滝の間が平凡。水が涸れてからは涸れ滝が多くなり、そのほとんどが登れるので楽しい。詰めは笹のトンネルとなり、ヤブこぎもわずかで登山道に出る。 中級 中級 ★★★
袖川沢・竹ノ内沢 右俣は小滝の続く沢だが、左俣は何もない平凡な沢。いずれも下降用の沢だ。 - - -
玉川 生保内川 下流部は延々と河原歩きに終始するが、三段の雑魚止めの滝を高巻きで越えると大釜を持った直登できない10m前後の滝がいくつも続くゴルジュとなり、この渓相が延々と続く。滝が終わると素晴らしい大草原となり、お花畑の羽後朝日岳が迎えてくれる。和賀山塊の中では一押しの沢だ。 中級 中級 ★★★★
生保内川・志度内沢 ヒカバ沢出合上までは平凡な渓相だが、ここを過ぎると滝が続くようになり、8mの直滝からゴルジュ上の渓相となる。ゴルジュ内は難しいところはなく、快適に進める。小滝は快適に登れるが、5m以上の滝は直滝がほとんどで登れない滝がほとんど。詰めは窪状の泥斜面となり、ヤブこぎわずかで稜線に出る。 中級 中級 ★★★
堀内沢・八滝沢 堀内沢の本流。大きな滝はないが、程ほどに滝が懸り、水量もあるので楽しめる沢だ。辰巳又沢との出合い付近がゴルジュとなっており、楽しく登れるところだ。上部は小滝が続き、最後は笹とハイ松の猛烈なヤブこぎとなって稜線の登山道に出る。 中級 中級 ★★★
堀内沢・辰巳又沢 10m未満の滝が次々と懸り、そのほとんどが登れるので非常に楽しい沢だ。詰めも藪漕ぎは少ない。堀内沢の支流群の中では滝登りを楽しめる唯一の沢だ。 中級 中級 ★★★
 堀内沢・マンダノ沢 下流部はひたすらゴーロ歩きに終始するが、蛇体淵を過ぎるとゴー目と滝が続く、上天狗沢を越えると平凡な沢が下天狗沢との出合まで続く。下天狗沢との出合を過ぎると、大きな釜を持った4〜5mの滝場が連続し、息つく暇もない。最後は猛烈なヤブこぎとなって稜線の登山道に出る。 中級 中級 ★★★
マンダノ沢上天狗沢 ナメ滝や小滝の続く楽しい沢で、難しいところもなく、上手くルートをとればほとんどヤブ漕ぎなしに羽後朝日岳の山頂に出れる。 中級 中級 ★★★
マンダノ沢下天狗沢 大きな滝はないものの岩が脆く、両岸急斜面の草付き帯が多いので巻きは難しい。ただほとんどの滝が登れ、ナメ滝も多いので快適に登れる。詰めはスラブ状の急斜面を登るとヤブ漕ぎなしに朝日岳山頂に出れる。 中級 中級 ★★★
堀内沢・朝日沢 5m前後の滝が多いが、難しいところもなく、沢は荒れている。下流部はゴーロが続き、遡行して面白い沢ではないので、羽後朝日岳からの下降に使える沢だ。 初級 初級
部名垂沢 平凡な沢で羽後朝日岳の登路として使われている。 初級 初級

焼石

沢 名 特    徴 難易度 個人的
満足度
平水 増水
南本内川 遡行したときは、林道終点からゴルジュとなり高巻きを余儀なくされたが、ゴルジュ上部はゴーロ帯が延々と続き、途中で引き返す。上部は不明 初級 初級
尻前川本谷 水量が多く、ゴルジュの中に多くの滝を持ち非常にきれいな沢だ。特に、万円沢戸の出合から続くゴルジュ帯とゴルジュを抜けた所にある大滝、さらにゴルジュ帯が続き、二俣に懸る夫婦滝でゴルジュは終わる。万円沢出合からこの夫婦滝までが遡行のポイント。特に大滝の高巻きをどこに取るかによってグレードが変わる。夫婦滝下の滑床も非常にきれいな所だが水質が悪く、白っぽい沢床と明るい沢筋が救いだ。源頭部は沢筋を石楠花が被い歩きにくいが藪漕ぎも無く登山道に出る。かなり知られた沢で遡行者も多いようだ。 中級 中級 ★★★
尻前川 ハダシロ沢 単調な沢で遡行価値はない。 初級 初級

早池峰
沢 名 特    徴 難易度 個人的
満足度
平水 増水
閉伊川 御山川(ツボケ沢) ゴーロと小滝が時々現れる単調な沢。唯一の大滝25mも階段状の滝で簡単に登れる。水量は多い。 初級 初級
猿ケ石川 七郎沢との出合い上にあるナメは素晴らしいが、後は何もない単調な沢。 初級 初級 -
猿ケ石川 七郎沢 何もない平凡な沢。遡行したときは上部はほとんど雪渓だったので、不明。 - - -
滝川又一沢 小滝とナメの連続するなかなか楽しめる沢。又一ノ滝は登山道の脇から簡単に巻ける。遡行したときは、上流部は雪渓で埋まり不明。 初級 初級

栗駒山
沢 名 特    徴 難易度 個人的
満足度
平水 増水
磐井川 産女川 非常にきれいな沢で、日本百名谷にも名を連ねる。東北の沢の中でも美溪中の美溪。多くの深い釜を持ったきれいな滝を次々と懸け、そのいずれも難しい滝ではないが、ホールドが細かく、初級者には難渋する滝ばかりだ。源流部は見渡す限りの草原となり、お花畑の中、登山道に簡単に上がれる。ただここはアプローチが難しく、年によってはタクシーが笊森山登山口まで入れない。また、ここは森林生態系保護地域となっており、つい最近までは入渓するのも厳しい監視の元。世界遺産の白神山地の沢よりも入渓が厳しく、いろいろトラブルのあったところ。ただやみくもに入渓を止めるのではなく、多くの人に開放して、沢の美しさ、素晴らしさを実感してもらい、いつまでもこの美溪を皆で守って行きたいものだ。産女川はそういう気持ちにさせる沢だ。下山の須川温泉も素晴らしい。 初級 中級 ★★★
磐井川 342号線の橋から入渓するが、今は森林生態系保護地域となり、入山規制があり入渓しずら沢だ。小滝が懸るだけで難しいところはなく、登山道に上がる。20数年前の秋に単独で入渓し、紅葉が素晴らしかった記憶の残る沢だ。 初級 初級

虎毛山塊
沢 名 特    徴 難易度 個人的
満足度
平水 増水
皆瀬川 虎毛沢 赤湯又沢出合までは水量が多く、蛇行した流れを徒渉の連続で超える。出合上から沢は場も少し狭くなるが、水量も2分され、歩きやすくなる。上部に亀甲模様の滑床が続き、素晴らしい景観を見せる。二俣上部、右俣は滝が続くようになり、大きな滝も懸るが、傾斜が鈍く、難しいところはない。登山道が沢に平行するようになったところから上手くルートをとると藪こぎもなく登山道に上がれる。左俣は滑床の続く非常にきれいな沢だが、詰め上げた稜線上に登山道はなく、虎毛山までのヤブ漕ぎがつらい。この沢は春川西ノ又沢からの下降に使える沢だ。 中級 中級 ★★★
赤湯又沢 難しいところはなく、滝もほとんど登れる滝だ。二俣手前に噴気があり、温泉が沸いている。最近に知られるようになり、連休時は、この温泉の沸いているところに数パーティがひしめき合い、うんざりさせられる。右俣は水が少し暖かく、右俣右沢上部に噴気がある。左俣は下降に使える沢だ。 中級 中級 ★★
春川西ノ又沢 非常にきれいな沢で亀の甲模様の滑床とナメ滝が連続する。西ノ又沢に入っても滝が続くが、下流部ほどナメやナメ滝はない。詰め上げたところに道はないので、そのまま虎毛沢の左俣を下降する。 中級 中級 ★★★★
役内川 湯ノ又沢右俣 虎毛沢赤湯又沢のアプローチに使われる沢で、流程は短いが、きれいなナメ滝が多く懸り、登山道が沢沿いに続いているので、他の沢が増水して遡行できないときの代替の沢としても十分楽しめる沢だ。 初級 初級 ★★
ツブレ沢ワルイ沢 虎毛沢赤湯又沢のアプローチに使われることの多い沢だが、単独で遡行しても楽しい。ナメ滝や釜が多く、特に中流部以降は両岸スラブの壁が続き、沢幅も狭まって、その中にトイ状の小滝と釜が連続し、なかなか楽しめる沢だ。 初級 初級 ★★
江合川 杉ノ森沢 地形図では予想できないほど滝が随所に懸り、そのほとんどが登れるのでなかなか楽しい沢だ。水量も入口からは想像できないほど多く、水にドップリと浸かりながらの水線遡行と滝登りが楽しめる。二俣手前の5m程の滝の左側に坑道の跡があり、昔はかなり人が入っていたことが伺える。2.5万図上の破線道は現在全く廃道となって使えないが、二俣手前の左岸に踏み跡がある。 初級 初級 ★★
保呂内沢西ノ股沢 下流部は樹林帯の中をゆったりと流れる平凡な沢だが、中上流部は滝場が続き、いずれも登れる滝が多いのでなかなか楽しい沢だ。ただ両岸ともスラブ壁が続き、増水すると身動きが取れなくなる。また山猫森の稜線上に道がなく、下山をどこに取るかも問題になる。山猫森から流下する右俣は沢自体は問題ないが、詰め上げるところが難しい。我々は雨の中、稜線を塞ぐ雪の壁に騙され反対側の春川の枝沢に入り込む。 中級 中級 ★★

神室山地

沢 名 特    徴 難易度 個人的
満足度
平水 増水
白川 西ノ又沢釜ノ沢 中・下流部は5m前後の滝が多く、登れない滝もあって、なかなか手強い沢だ。水流が少なくなった上流部は10〜20mの滝が次々と懸るが、傾斜のゆるい滝がほとんどで快適に登れる。最後はガレとなるので途中から枝尾根に上がり潅木のヤブを漕いで登山道に上がる。 中級 中級 ★★★
大横川 ただひたすら滝滝滝といった、滝の登攀がこれでもかこれでもかと続く沢。滝登りを好む人向きの非常に楽しめる、神室山塊を代表する沢だ。沢全体が花崗岩で形成され、比較的がっちりした岩肌なので登りやすい。ただ下流部は大きな滝がいくつもあり側壁もたって難しい滝の登攀を強いられる。上流部は大きな滝はないが、全てが滝といえるので、いい加減うんざりする。 上級 上級 ★★★
大横川 小荒沢 大きな滝はなく、ほとんどが登れる滝なので快適だ。上部は急傾斜となりナメやナメ滝が多くなる。源頭部は草原の中の小さな流れとなり、わずかなヤブ漕ぎで登山道に上がれる。 初級 初級 ★★★

船形連峰
沢 名 特    徴 難易度 個人的
満足度
平水 増水
大倉川 下流部は平凡な川だが、笹木沢出合のゴルジュ突破は難しい。赤倉沢出合上流部から両岸が延々とグリーンタフと呼ばれる緑色凝灰岩の岩壁に囲まれた明るいゴルジュが続く。グリーンタフの岩壁から多くの枝沢が滝となって本流のV字谷の中に流れ込む渓観は、素晴らしい渓谷美を作り出している。 中級 中級 ★★★
大倉川 笹木沢 非常にきれいな沢で、中流部までは多くの滝を懸け、特に、鎧滝は圧巻だ。上流部はブナの原生林の中を小川のような流れとなって仙台カゴ付近の登山道に上がれる。核心部は鎧滝前後の滝群で、深い円形の大釜を多く持つ、非常にきれいなところだ。 中級 中級 ★★★

出羽三山・葉山
沢 名 特    徴 難易度 個人的
満足度
平水 増水
立谷沢川 全体的に河原が多く、川歩きに終始する。登山道が川を渡るところの下にわずかに小滝が懸るだけの平凡な沢だが、本流筋だけあって水量は豊富だ。源流部で再度登山道が渡るところに清川小屋があり、ここから源流部は草原の中を小川が流れるといったところ。紅葉の時は素晴らしい溪観を見せる。 初級 初級 ★★
立谷沢川 赤沢川 本流に比べるとゴルジュ状のところがあり、楽しめる沢だ。最後は源頭部の登山道に上がれるのでヤブこぎもない。入渓したのは1972年。 初級 初級 ★★
銅山川 単調な河原歩きに終始する川。源流部サカサ沢もほとんど何もない。入渓したのは1970年代中ごろ。西川町側から源流部のみ。 初級 初級
銅山川 赤松川 なかなか手強い沢で、U字溝の中を川幅一杯に流れる渓相のところが続く。両岸の壁はつるつるに磨かれた泥砂壁や粘土質の壁で水の色もよくない。増水すると逃げ場がないので注意。沢登りでもっと登られても良い沢だが、今は源流部に林道が横切っているようなのは残念だ。 中級 中級 ★★★

二口山塊
沢 名 特    徴 難易度 個人的
満足度
平水 増水
名取川 大行沢 ヤマケイ2004年6月号で紹介した天国のナメと呼ばれる、それは美しいナメが延々と続く沢で、下流部のゴーロが天国の入口、ゴーロをひたすら我慢すると、突然大ナメ地帯が現れ、誰しもが感嘆の声を上げる沢だ。上流部のブナの森と延々と続くナメ。ここは新緑と紅葉の時期はたとえようもなく素晴らしい溪感が広がる。初級者には特選の沢だ。 初級 初級 ★★★
二口沢小松倉沢 林道が沢から離れるところから入渓すると沢床一杯にきれいなナメの続く沢だが、中流部以降は幅広の滝が連続するなかなか楽しい沢だ。1箇所大滝があるが、簡単に高巻くことができる。大滝上部はブナの林の中を小川のような流れとなり、仙台神室岳直下の登山道に上がれる。ただこの沢はブヨが多く、ブヨ対策が必要だ。 初級 初級 ★★★
宍戸沢 林道終点から入渓するが、平凡な小渓流といったところ。滝もほとんどなく、源頭部は大東岳の登山道が沢伝いに続いている何もない沢。ブヨの非常に多い沢だ。 初級 初級

栗子山塊
  
ここは学生時代に入渓していた山域で、今はかなり変貌が顕著。
吾妻連峰
沢 名 特    徴 難易度 個人的
満足度
平水 増水
前川 大滝沢 非常にきれいな沢で、日本百名瀑の1つである滑川大滝は圧巻だ。この大滝の巻き以外は、幅広のナメ滝と大きく深い釜を次々と懸け、滝と滝の間はアスファルト道路のような滑床が続く素晴らしい溪感が広がる沢だ。登山道が沢を横切る所の上にある潜滝は登れず、滝上部は難しいゴルジュ帯となり、高巻きを余儀なくされ、源頭部のヤブはきついので、登山道で上がる。 中級 上級 ★★★

安達太良山

沢 名 特    徴 難易度 個人的
満足度
平水 増水
杉田川 入渓は遠藤ケ滝上部からで、ナメと小滝の続く沢だが、10m前後のきれいな滝や大きな釜も多く、水量もあるのでなかなか楽しめる沢だ。2.5万図上の破線道は見つけにくい。赤テープが巻いてあるので、見逃さなければ仙女平へは20分ほど。 初級 中級 ★★
石筵川 大きい滝は二段20mの滝だけで、あとは小滝とナメ滝の続く沢だが、水量もあって非常にきれいな沢だ。車で入山した場合は、下山路が長い。 初級 初級
湯川 塩沢温泉に架かる橋から入渓するが、下流部はほとんど河原歩きに終始する。三階滝から霧降滝上の大滝までの核心部が面白いが、大きな滝が多いので、スリップには注意。登山道が沢近くにあるので、エスケープには困らない。 初級 初級

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                                東北の沢
  
 豊富なブナの原生林と広葉樹の森、その森からあふれ出る水の1滴1滴を集め悠々と流れる川。まさに東北の沢は「沢」と表現するよりも「溪」と書くほうがぴったりする。沢から沢へ、沢から頂へと沢登りの本来の楽しみである沢旅を実践できる溪が数多くある。
 
 ※ここに取り上げた沢は、私が遡行した沢をその当時の記憶を元に記したものですので、当時と今では状況が異なっているところがあります。

 ※難易度は溪友塾の沢登り教室で使っているもので。ガイドブックのものとは異なります。
 ※個人的満足度  - ・・・・・・なし         ・・・・・・・・・・物足りない        ★★ ・・・・・まあまあ満足
           ★★★ ・・・満足       ★★★★ ・・・・おおいに満足