阿武隈川水系
沢 名 特    徴 難易度 個人的
満足度
平水 増水
阿武隈川本谷 甲子温泉上からの源流部が遡行の対象となるが、雌滝、雄滝をはじめとする滝群は登れる滝が少なく、滝登りの楽しさはない。 中級 中級 ★★
阿武隈川 一里滝沢 阿武隈川源流の沢の中では難しい沢で、出合の滝を越えると平凡な沢となるが、奥の二俣を過ぎるとこの沢の核心部で、滝が連続し、難しい滝が懸る。特に8m滝は難しく、続く30mの大滝は左岸のガレから大きく高巻かされる。25mのナメ滝は快適に登れ、いくつかの滝を登ると水も枯れ、藪のトンネルを抜けると登山道に出る。 中級 中級 ★★★
南沢 10m前後の滝が多く懸り、そのほとんどの滝が快適に登れるので、阿武隈川源流の沢の中では、非常に楽しい沢だ。奥の二俣では左沢は平凡なさわとなり、上部の笹のヤブをこぐと登山道に出る。右沢は傾斜の強い滑床となり、岩も剥がれやすく以外に手強い。源頭はガレの急斜面となり、右側の樹林帯に入って少し登るとヤブ漕ぎなしに登山道に上がれる。 初級 初級 ★★★
白水沢・左俣左沢 白水沢は多くのきれいな滝を懸け、その多くが快適に登れるので非常に楽しい沢だ。二俣からの左俣に入ると奥の二俣まで小川のような流れとなるが、奥の二俣に懸る両門の滝からは一変し、また滝が続くようになる。左沢は出合に懸る15mほどの滝は岩が脆いが快適に登れる。その上の10m程の滝が非常に悪く、岩がボロボロで滑っているので取り付かないほうが良い。滝上からしばらく沢が開け、平凡な沢となるが、三又に懸る滝以降は、急激に高度を上げ、最後は笹のヤブを少しこぐと登山道に出る。 初級 初級 ★★
白水沢左俣右沢 右沢出合に懸る4段30mの滝は下段がホールド細かく、滑っているので非常に悪い。上三段は簡単に登れる。その上の三段30mは水流を登るが上部が悪く、高度感もあるので難しい登攀を強いられる。詰めはほとんどヤブ漕ぎなしに登山道に出れる。 中級 中級 ★★★
白水沢右俣 非常に平凡な沢で、取り立てて何もない。下降に使う沢だ。 - - -
白水沢大白森沢 小滝の連続する沢で、楽しく登れる沢だ。 初級 初級

那珂川水系
特    徴 平水 増水 個人的
満足度
苦土川 井戸沢 出合からしばらくは水のないゴーロの河原が続くが、ゴーロが切れると滝場が続き、非常にきれいな沢だ。最初に現れる15mほどの滝の直登は難しいが左岸に巻き道がある。この滝からナメ状のきれいな滝の連瀑帯となり、特に二俣付近はナメとナメ滝の連続で、晴れた時は素晴らしい景観を見せる。右俣は傾斜を増して、最後はわずかの笹のヤブをこぐと登山道に出る。左俣は非常に明るい沢で、しばらく滝場が続き、最後は明るく開けた急斜面を上がると全くヤブ漕ぎ無に登山道に上がれる。 初級 初級 ★★★
御沢 朝日岳から茶臼岳の主稜線を水源とする沢で、特に右俣は温泉が湧き出ている沢で、左俣との出合に懸かる大滝は温泉滝となっている。二俣近くで大きな滝を2本懸けるが、下流部は平凡な沢で滝はない。右俣は出合の温泉滝を越えると山道が渡るが、上部に以前、温泉を引き込んでいた跡があり、沢全体が温泉となっている。源泉の湧き出ているところを過ぎるとわずかで水流がなくなり、枯れた沢を登るとわずかで登山道に出る。沢としては平凡な沢だ。 初級 初級 ★★
大沢 林道終点の堰堤上から沢に入ると、しばらくは荒れたガレガレの河原が続くが、河原が切れると一転してスラブ状の滝の連続となる。沢床はツルツルの一枚岩で非常に滑りやすい。右俣には入ってもスラブ状の滝の連続だ。チムニー状の滝を越え、8m程の滝右壁から登ると滝場は終わり、ボサが沢筋を被うようになると源頭は近い。最後は膝下くらいの笹をこぐと登山道に上がれる。左俣は出合に見上げるような滝が懸り、一見登れそうに見えないが、高度感はあるが意外とホールド多くそれほどの苦労もなく登れる。大滝上部も小滝が連続し、なかなか楽しい沢だ。最後は窪状となり大倉山付近の登山道に上がれる。 中級 中級 ★★★

箒川水系
特    徴 平水 増水 個人的
満足度
箒川 善知鳥沢 小滝の続く沢で難しいところはない。詰めは延々と灌木のヤブ漕ぎが続く。遡行したときはサンショウウオを捕獲するための仕掛けがいたるところにあった。 初級 初級
大蛇尾川 西俣 非常に水のきれいな沢で、大小の滝とナメが連続し楽しい遡行が味わえる。ただ大滝の直登は難しい。詰めは大したヤブ漕ぎもなく塩那スカイライン(一般者通行止め)に出る。遡行したときはひょうたん峠付近から野岩鉄道・男鹿高原駅まで山道を歩いて下山したが、今はこの道も廃道となっているようなので、下山方法を考えなければならない。 中級 中級 ★★★

大川水系
特    徴 平水 増水 個人的
満足度
加藤谷川 三倉沢右俣 大沢五葉の泉から流れ石山方面に進んだ小沢から下降して、三倉沢の本谷へ入ったが、この沢は山椒魚をとる仕掛けがやたらに多い。小沢の出合からしばらくでV字上のゴルジュとなり、滝場が続くが、いずれも快適に登れる。二俣手前に二段の20mほどの滝があり登れず右岸から高巻いて二俣へ。右俣は出合に大滝が懸る。左俣茂奥の二俣まで8mの滝が次々に懸るがいずれも快適に越えられる。遡行したときはゴルジュの中に多くの雪渓が懸っていたため時間がかかった。奥二俣右沢は出合に雪渓が懸り高巻きに手こずる。以降は水量も少なくなり、最後は泥壁とわずかなヤブ漕ぎで稜線へ。左沢は登れる子滝が続き、詰はここも草付きの泥壁と少しのヤブ漕ぎで稜線に上がる。全体的に谷川的な渓相で明るく、快適な遡行のできる沢だ。 中級 中級 ★★★

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                            那須・男鹿山塊の沢  
 
 那須の谷といえば甲子温泉を要とした阿武隈川源流の本谷、白水沢、南沢、一里滝沢と那珂川源流の本支流があげられ、車を利用すればほとんど日帰り可能な沢が多い。
 阿武隈川源流の谷は滝が多く、そのほとんどが登れる滝なので初級者から中級者まで楽しめる。那珂川は源流部を湯川(苦土川)と名を変える。沢登りの対象となる井戸沢の流程は短いが、滝が連続して滝登りが楽しめる大沢の右俣、左俣がある。
 福島県側は大倉山を水源とする加藤谷川があるがアプローチが長いく、ほとんど遡行者を見ない。。
 男鹿山塊では、大佐飛山を水源とする大蛇尾川が唯一登られる程度だ。

 ※ここに取り上げた沢は、私が遡行した沢をその当時の記憶を元に記したものですので、当時と今では状況が異なっているところがあります。
 ※難易度は溪友塾の沢登り教室で使っているもので。ガイドブックのものとは異なります。
 ※個人的満足度  - ・・・・・・なし         ・・・・・・・・・・物足りない        ★★ ・・・・・まあまあ満足
           ★★★ ・・・満足       ★★★★ ・・・・おおいに満足