大菩薩の沢                         
  大菩薩連嶺は、丸川峠を中心に、北西の柳沢峠、東の松姫峠、南の笹子峠に延びる三本の主脈で構成され、この主脈からさらに数本の支脈をつくり、東西16q、南北25qに囲まれた山域である。これを取り囲む水系は多摩川水系、相模川水系、笛吹川水系の三本である。 
 
 ※ここに取り上げた沢は、私が遡行した沢をその当時の記憶を元に記したものですので、当時と今では状況が異なっているところがあります。
 ※難易度は溪友塾の沢登り教室で使っているもので。ガイドブックのものとは異なります。
 ※個人的満足度  - ・・・・・・なし         ・・・・・・・・・・物足りない        ★★ ・・・・・まあまあ満足
           ★★★ ・・・満足       ★★★★ ・・・・おおいに満足 
 
多摩川水系
沢 名 特    徴 難易度 個人的
満足度
平水 増水
小菅川 ゴルジュが2箇所あるのみで、全体に穏やかで単調な沢。2箇所のゴルジュに懸かる滝もほとんど直登できるが、遡行したときは倒木が多く、倒木に悩まされた 初級 初級
丹波川 泉水谷 水量が多く、水にドップリ浸かった水線遡行が楽しめる沢だが、釣り人の入渓が多く、なかなか入渓しづらい。 初級 初級 ★★
泉水谷 小室川谷 水量が多く、昔から険悪さをうたわれた大菩薩を代表する美溪。下流部から延々とゴルジュが続きS字峡、小室ノ渕のゴルジュの通過は、沢登りの遡行術を駆使して水線沿いを突破できれば充実した遡行となることだろう。雨乞いの滝上の4段の美瀑は誰しもが感嘆の声を上げるほどのきれいな連瀑帯だ。蛇抜沢間では滝が続き気の抜けない遡行だが、蛇抜沢を過ぎると穏やかな渓相となり、ヤブ漕ぎなしに大菩薩連嶺の登山道に上がれる。 中級 中級 ★★★
大黒茂谷 難しい滝はなく、山道が沢知覚に降りてくる1230m付近まではなかなか楽しめる沢だが、上部は単調な河原歩きに終始し、二俣左の本谷上部に懸る10mを超える大滝から滝場が続き、その全てが登れる快適な沢だ。詰めは膝した位の笹原わずかで登山道に出る。 初級 初級 ★★
水ノミバ沢 全く何もない平凡な沢で、上部は堰堤で終わる。 初級 初級 -

相模川水系
沢 名 特    徴 難易度 個人的
満足度
平水 増水
葛野川 大菩薩沢 大菩薩の沢の中では、小室川谷に並び美溪、悪溪といわれ、出合から続くゴルジュ帯の遡行は楽しいものがあったが、現在は出合い付近で発電所の工事が行われており、小金沢林道も一般者の通行が禁止されているので入渓できない。マミエ入沢出合からはナメ滝が連続し、非常にきれいな沢だったが、今はどうか。
大菩薩峠、石丸峠を越え長峰の道からゴルジュ出口に下り、そこから遡行したが、牛ノ寝通りと長峰の分岐には立派な道標がある。ただ長峰は笹に覆われた不明瞭な道なので迷いやすい。途中から明確な道となり、所々大菩薩沢の方向に山道が通じている。4段の大滝、2段の滝は今も健在だが、絵画を見ているようだといわれたナメ滝帯はガスの中を遡行したこともあるがとてもきれいとはいえない。源頭の笹薮の詰めは見た目ほどのことはない。
前夜、ロッジ長兵衛前の市営無料駐車場に泊ったのだが、駐車場に夜中に着いたこともあり、駐車場でテントを張って泊ったところ、早朝、ロッジ長兵衛の方に駐車場にテントを張ってはいけないと注意され、テントを撤収、テント場使用料を取られた。確かに、駐車場の片隅にテント場は駐車場の上にあるとの看板があるが、夜中に来た時は、全く分からないので、市営無料駐車場にテントを張ったことで使用料を取られたことは納得がいかない。看板をもっと分かりやすい位置に立ててもらいたいものだ。夜中に行く場合は注意が必要だ。(2006.6)
中級 中級 ★★★
笹子川 滝子沢 水量が少なく、沢登りとしての楽しみは少ないが、上部は滝を連続して懸け、涸れ滝の登攀を楽しむつもりでなら、それなりに楽しめる。 初級 初級
大鹿沢平ツ沢 地形図にはズミ沢となっている大鹿沢の本流で、水量も多く、適度に滝が懸り、なかなか楽しめる沢だ。林道から滝子山登山道に入り、大鹿沢を渡るところから入渓すると、下流部はゴルジュ状のところがイラ沢との出合まで続く。イラ沢を過ぎる登山道が沢沿いに続くようになるが、登れる滝が適度にかかり楽しい。中ほどに突然大滝が現れるが、この大滝は上部が滑っているので注意が必要だ。大滝上部の滑床の続くところまでが遡行の対象となり、上流部はボサの被った平川となる。 初級 初級 ★★

笛吹川水系
沢 名 特    徴 難易度 個人的
満足度
平水 増水
日川 曲沢 ナメ滝がいくつかあった記憶が残るだけの沢 初級 初級

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