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フリーペーパー「献血劇場」評あれこれ #06

*記載内容は掲載時のままとなっていますので、情報などについては現在とは異なる場合があります。


*  亜柚奈(あずな)
「13才のブックシェルフ」
(review japan)より

comment ■review japan

【永遠の少年少女へ】

えっと。「献血劇場」(季刊・無料)はあたしの一番好きなフリーペーパーです。見つけたのは2年位前。あたしの住む町の、お気に入りの喫茶店に置かれていました。タイトルだけ見れば、怪奇ホラーか、怪しげな闇医者を連想しますが、全く違います。「本当にステキなものへの好奇心でいっぱいで感受性豊かな万年少年少女のための、少女抒情画とおしゃれ、詩と文芸、旅と観光、ポップ・ミュージックなどの読み物」で構成された、いつまでもとって置きたい宝物のようなFPです。これは稲村光男さんの少女叙情画によるところが大きい。大正時代のレトロを思わせる本当に可愛らしい絵で、一部のマニアに高い評価を受けるような絵ではなく、本当に「大人から子供まで」愛される絵。一服の清涼剤となる請合いです。あたしは点滴堂さんの回し者(笑)でも何でもないのですが、興味を持たれた方はHPにアクセスしてみてください。百聞は一見にしかず。

ところであたしはアマチュアの「フリーペーパー」「ミニコミ」が昔から好きです。中には体裁ばかり凝って、中身が面白くないものがあります。訂正。ほとんどです。でも、そんなものを吹き飛ばしてしまうほどの、作り手の「情熱」「表現の自由」「損得がからまないピュアな精神」が得られる。内容よりここの部分に惹かれるんです。これらのスピリッツはメジャー媒体では容易には得られません。「マイナーからメジャーになった作家が以前ほど好きではなくなった」あるいは「初期の作品の方が好きだった」なんて思った経験ありませんか?

今ではインターネットの普及で手軽で自己表現が可能になりました。でも「継続は力なり」という諺があるように、続けっていくのって難しい。現に情熱的なPRに惹かれてメールマガジンをいくつか購読申込みしたのですが、いつの間にか中断されてしまったものが半分以上。あたしは創作する才能も根気もないので、こんな事言えた義理ではないけど残念です。続きを読みたかった。献血劇場は37号です。永遠に続けていって欲しいフリーペーパーです。

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