フリーペーパー文化誌「献血劇場」

「献血劇場」 * web-archives *


free paper * presented by tentekido / 1992-2001 printed in japan.

* 雨の日の女 *

絵と文・稲村 光男

… but I would not feel so all alone, everybody must get stoned.雨の日の女

RAINYDAY WOMEN #12&35

books & records review
with lyrical illustrations
by mitsuo inamura
19920220 - 20010119
点滴堂より発行のフリーペーパー「献血劇場」VOL.1〜VOL.38に連載。

『雨の日の女』は、「この堂々めぐりの世の中からのがれることはできないものか」ということを本やレコードといった物件をとおして探究するページです。

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雨の日の女 その38
◆ ローラ・ニーロ「抱擁」〜犬の散歩はお願いね、そして明かりはつけておいて
初出誌●フリーペーパー「献血劇場」VOL.38 / 20010119

今回の物件はローラ・ニーロの1993年のアルバム「抱擁〜犬の散歩はお願いね、そして明かりはつけておいて」吉本隆明「言語にとって美とはなにか」をひもといてステキな「言葉」の起源を探り、泉鏡花谷崎潤一郎寺山修司から神代のスサノヲノミコトまでさかのぼる母恋の歌の系譜をたどり、さらにはジョン・レノンアレン・ギンズバーグについても言及するとともに、いつのまにか忘れかけていたステキな「お母さんの歌」ともいうべき歌心にみちたかけがえのない作品を讃えます。

Walk the Dog & Light the Light (Run the Dog Darling Light Delight)Walk the Dog & Light the Light (Run the Dog Darling Light Delight)

「番外編」では「音楽にとって美とはなにか」として、トッド・ラングレン「サムシング/エニシング?」キャロル・キング「カーネギー・ホール・コンサート」、そしてローラ・ニーロ「ゴナ・テイク・ア・ミラクル」といった作品で感じることのできる不思議な感覚についてのノートを。

雨の日の女#38
◆ ローラ・ニーロ「抱擁」〜犬の散歩はお願いね、そして明かりはつけておいて

雨の日の女#38番外編
◆ ローラ・ニーロとキャロル・キング

◆ 稲村光男の本とレコード評 【雨の日の女】 稲村光男の本とレコード評 【雨の日の女】

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雨の日の女 その37
◆ 中上健次「千年の愉楽」
初出誌●フリーペーパー「献血劇場」VOL.37 / 20000729

今回の物件は中上健次の1987年の短篇連作「千年の愉楽」ジョニ・ミッチェル「ブルー」の音楽世界と谷崎潤一郎「刺青」の文学世界を照らし合わせ、ほんとうにステキな言葉をめぐる声と文字のことを考察しながら、被差別の「路地」を舞台に語り部・オリュウノオバによってとりあげられた特異な「声の文学」の魅力に迫るとともに、「百年の孤独」「千年の愉楽」も越えた「万年の少年少女の抒情」を提唱します。

千年の愉楽 千年の愉楽

「番外編」では「ぼくの大好きな物語」〜「うしわかまる」と「やまとたける」と題して、源氏の御曹司・九郎判官義経景行天皇の皇子・小碓命の英雄伝説の軌跡を例に、人々の共同幻想を秘めた口承文芸としての物語の定型のおそるべき呪縛力を説き明かします。

雨の日の女#37
◆ 中上健次「千年の愉楽」

雨の日の女#37番外編
◆ 「牛若丸」と「日本武尊」

◆ 稲村光男の本とレコード評 【雨の日の女】 稲村光男の本とレコード評 【雨の日の女】

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雨の日の女 その36
◆ サニーデイ・サービス「東京」
初出誌●フリーペーパー「献血劇場」VOL.36 / 20000516

今回の物件は1990年代の物件としてははじめて登場するレコード、サニーデイ・サービスのセカンド・アルバム「東京」杉浦日向子の漫画「合葬」が描いた歴史などを思いつつ上野からお茶の水へ。ヘーゲルコジェーヴの唱えた「歴史の終わり」などにも言及しながら、神保町の街へたどりつき、時代をこえていついつまでも変わることのない抒情性を持った歌を見つけにいきます。

東京 東京

「番外編」では、1990年代に発表されて印象深かった音楽作品から、ロビー・ロバートスン「ネイティヴ・アメリカンズ」ニール・ヤング「スリープス・ウィズ・エンジェルズ」サニーデイ・サービス「サニーデイ・サービス」、そして「ゲルハルト・フックス氏のある休日の午後」についてのコメントを。

雨の日の女#36
◆ サニーデイ・サービス「東京」

◆ 稲村光男の本とレコード評 【雨の日の女】 稲村光男の本とレコード評 【雨の日の女】

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雨の日の女 その35
◆ 澁澤龍彦「少女コレクション序説」
初出誌●フリーペーパー「献血劇場」VOL.35/ 20000120

今回の物件は澁澤龍彦「少女コレクション序説」。スウィンギン・ロンドンの寵児マリー・クワントが考案した「ミニ・ルック」がやがて記号として消費されていく時代のうつろいをかえりみながら昭和の御代に思いを馳せ、博学多識の万年少年皇帝の異端の肖像に迫り、そのドラコニア・ワールドのなかの「少女」というキーワードとぼくらの時代のコンテクストを考えます。

少女コレクション序説 少女コレクション序説

「番外編」では、「ぼくの少女コレクション」と題して、これまで"Ripple"誌に描いてきた自作解題もかねて、いくつかの物語のヒロインについてコメント。取り上げているのは「古事記」に出てくる日本の詩的美少女のルーツ「衣通姫」レナード・コーエンに歌われた「ジャンヌ・ダルク」ジェファーソン・エアプレイン「ホワイト・ラビット」でイメージした「アリス」キンクス「アフタヌーン・ティー」に登場する少女「ドナ」の各嬢。

雨の日の女#35
◆ 澁澤龍彦「少女コレクション序説」

◆ 稲村光男の本とレコード評 【雨の日の女】 稲村光男の本とレコード評 【雨の日の女】

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雨の日の女 その34
◆ ザ・ビーチ・ボーイズ「ペット・サウンズ」
初出誌●フリーペーパー「献血劇場」VOL.34 / 19991008

今回の物件はビーチ・ボーイズの名盤「ペット・サウンズ」山岸凉子の漫画「パニュキス」に描かれた大人になることを拒むこころと現実の相克を考察しながら、天才万年少年ブライアン・ウィルソンの無惨な人生とステキな音楽のひみつに迫り、最後におさめられた特別の楽曲「キャロライン・ノー」の悲痛な美しさへの思いを語ります。

Pet Sounds Pet Sounds

「番外編」では、「ぼくの好きなクリスマス・アルバム」と題して、フィル・スペクター・プロデュース「ア・クリスマス・ギフト・フォー・ユー」を取り上げ、プルースト「失われた時を求めて」を引き合いにその魅力を礼讃。

雨の日の女#34
◆ ザ・ビーチ・ボーイズ「ペット・サウンズ」

雨の日の女#34番外編
◆ フィル・スペクターのクリスマス・アルバム

◆ 稲村光男の本とレコード評 【雨の日の女】 稲村光男の本とレコード評 【雨の日の女】

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雨の日の女 その33
◆ 村上龍「69 sixty-nine」
初出誌●フリーペーパー「献血劇場」VOL.33 / 19990709

今回の物件は村上龍の小説「69-sixty nine-」。ステキな抒情画で知られる中原淳一がほんとうにこころざしたものを思い、ローリング・ストーンズミック・ジャガーも参加したパリ五月革命から採られたというスローガン「想像力が権力を奪う」をステキに引用した少年小説の大傑作について語ります。ブライアン・ジョーンズのチェンバロの音のように生きていくこと、そのための戦いとは?

69(シクスティナイン) 69(シクスティナイン)

「番外編」では「ぼくの好きな抒情画家」として、竹久夢二蕗谷虹児林静一の3人の先達についてコメント。

雨の日の女#33
◆ 村上龍「69 sixty-nine」

◆ 稲村光男の本とレコード評 【雨の日の女】 稲村光男の本とレコード評 【雨の日の女】

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雨の日の女 その32
◆ カーティス・メイフィールド「ゼアズ・ノー・プレイス・ライク・アメリカ・トゥデイ」
初出誌●フリーペーパー「献血劇場」VOL.32/ 19990429

今回の物件はカーティス・メイフィールドのアルバム「ゼアズ・ノー・プレイス・ライク・アメリカ・トゥデイ」マーティン・ルーサー・キングJrの夢に触発されたインプレッションズの名曲「ピープル・ゲット・レディ」で歌われる彼岸としてのヨルダン行きの列車に宮沢賢治「銀河鉄道の夜」をイメージし、さらには今日のぼくらにとっての失われてしまった彼岸を、絶望の色に満ちたスピリチュアルな音世界の中に探ります。

ゼアズ・ノー・プレイス・ライク・アメリカ・トゥデイ ゼアズ・ノー・プレイス・ライク・アメリカ・トゥデイ・カーティス・メイフィールド

「番外編」では「ブラック・カルチャーの本3冊」、マーティン・ルーサー・キング「黒人の進む道」エルドリッジ・クリーバー「氷の上の魂」吉田ルイ子「ハーレムの熱い日々」をご紹介。

雨の日の女#32
◆ カーティス・メイフィールド「ゼアズ・ノー・プレイス・ライク・アメリカ・トゥデイ」

◆ 稲村光男の本とレコード評 【雨の日の女】 稲村光男の本とレコード評 【雨の日の女】

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雨の日の女 その31
◆ ジャン・コクトー「恐るべき子供たち」
初出誌●フリーペーパー「献血劇場」VOL.31 / 19990118

今回の物件はジャン・コクトーの名作「恐るべき子供たち」ボブ・ディランの歌にキリストがユダに言ったという言葉を思い浮かべ、白昼夢のように甘美で夢遊病のように無軌道なアンファン・テリブルたちの小宇宙の中に、運命のひとひねりがみちびきだす完璧な悲劇へのあこがれを語ります。

恐るべき子供たち 恐るべき子供たち

「番外編」は「ぼくの好きなフランスの詩人」。取り上げているのはアルチュール・ランボオ「飾画」レーモン・ラディゲ「ドルジェル伯の舞踏会」ジャン・ジュネ「泥棒日記」「ジャック・プレベール詩集」の4冊。

雨の日の女#31
◆ ジャン・コクトー「恐るべき子供たち」

◆ 稲村光男の本とレコード評 【雨の日の女】 稲村光男の本とレコード評 【雨の日の女】

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雨の日の女 その30
◆ ヴェルヴェット・アンダーグラウンド「ローデッド」
初出誌●フリーペーパー「献血劇場」VOL.30 / 19981014

今回の物件はヴェルヴェット・アンダーグラウンド1970年のアルバム「ローデッド」。不世出の漫画家岡田史子の作品「赤い蔓草」をひもといて人間の生について問い、「ロックンロール」へのめざめの衝撃などを語りながら、ルー・リードが歌う「スウィート・ジェーン」の詩の永遠の価値について解き明かします。

Loaded Loaded

「番外編」では、「ぼくの好きなニューヨークの吟遊詩人」として、ルー・リード「ベルリン」をはじめ、パティ・スミスのファースト・アルバム「牝馬」ローラ・ニーロ「ニューヨーク・テンダベリー」の3枚のレコードと、ジム・キャロルの本「マンハッタン少年日記」について。

雨の日の女#30
◆ ヴェルヴェット・アンダーグラウンド「ローデッド」

◆ 稲村光男の本とレコード評 【雨の日の女】 稲村光男の本とレコード評 【雨の日の女】

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雨の日の女 その29
◆ 柳田國男「遠野物語」
初出誌●フリーペーパー「献血劇場」VOL.29 / 19980805

今回の物件は柳田國男「遠野物語」。ここでは民俗学の古典としての価値はひとまず置いて、メルヘンチックでサイケデリックな現代の吟遊詩人ドノヴァンのアルバム「HMSドノヴァン」の歌の中に息づく妖精の世界にキリスト教とヨーロッパの近代が駆逐してしまったケルトの先住民の姿を思い、それを糸口に、この国にも明治の末年まで息づいていたトラッドやフェアリー・テイルを抒情詩人・松岡國男がステキな文学作品に結晶させた作品としての側面からそのロマンティシズムの魅力を語ります。

遠野物語・山の人生 遠野物語・山の人生

「番外編」は「ぼくの好きな怪異譚」。ぼくらを魅了してやまないこの世ならぬ世界を描いた日本のフェアリー・テイルの本のなかから、上田秋成の古典「雨月物語」泉鏡花の珠玉の掌編「龍潭譚」、それに杉浦日向子が江戸の怪異を描いた漫画「百物語」の三つを取り上げます。

雨の日の女#29
◆ 柳田國男「遠野物語」

◆ 稲村光男の本とレコード評 【雨の日の女】 稲村光男の本とレコード評 【雨の日の女】

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雨の日の女 その28
◆ ザ・バーズ「ミスター・タンブリン・マン」
初出誌●フリーペーパー「献血劇場」VOL.28 / 19980429

今回の物件はザ・バーズのデビュー・アルバム「ミスター・タンブリン・マン」。もしもタイムマシンがあったなら?そんな思いから谷崎潤一郎の珠玉作「吉野葛」を礼讃しつつ、「ほんの一瞬でも時間の流れを止めてしまい、この世の堂々めぐりに反逆してしまう」そんな詩的な世界を求めて、「昨日より若く」というパラドックスに挑んだ愛すべきフォーク・ロック・バンドの最初のシングルの奇跡の2分18秒の魅力に迫ります。

Mr. Tambourine Man Mr. Tambourine Man

「番外編」は「ぼくの好きなヒット・シングル」。できることならオリジナル45回転7インチの円盤を手に入れて、胸をときめかせながら針を落としたいいくつかのレコード。ロネッツ「ビー・マイ・ベイビー」スモーキー・ロビンソン&ミラクルズ「涙のクラウン」、そしてローリング・ストーンズ「サティスファクション」についてコメント。

雨の日の女#28
◆ ザ・バーズ「ミスター・タンブリン・マン」

◆ 稲村光男の本とレコード評 【雨の日の女】 稲村光男の本とレコード評 【雨の日の女】

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雨の日の女 その27
◆ 友部正人「おっとせいは中央線に乗って」
初出誌●フリーペーパー「献血劇場」VOL.27 / 19980121

今回の物件は友部正人の初期詩集「おっとせいは中央線に乗って」。詩文学としての抒情画、詩文学としてのブルースといったことを探り、ラングストン・ヒューズの詩なども引きながら、肉声を持った吟遊詩人によるすぐれた現代詩作品のひとつ「ある日ぼくらはおいしそうなお菓子を見つけた」という詩がころがっていく軌跡をたどっていきます。

おっとせいは中央線に乗って おっとせいは中央線に乗って

「番外編」では「放浪礼讃」として、「ころがること」をそそのかしてくれる本を4冊ピックアップ。ジャック・ケルアック「路上」ラングストン・ヒューズ「ラングストン・ヒューズ詩集」寺山修司「書を捨てよ街へ出よう」吉田秋生「カリフォルニア物語」

◆ 稲村光男の本とレコード評 【雨の日の女】 稲村光男の本とレコード評 【雨の日の女】

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雨の日の女 その26
◆ マリアンヌ・フェイスフル「ストレンジ・ウェザー」
初出誌●フリーペーパー「献血劇場」VOL.26 / 19971010

今回の物件はマリアンヌ・フェイスフルの1987年のアルバム「ストレンジ・ウェザー」ルイ・フェルディナン・セリーヌの小説「夜の果ての旅」の一節なども引きながら、おそろしく憂鬱なキーワード"strange"にみちあふれた奇跡的傑作のすばらしさを語ります。

Strange Weather Strange Weather

「番外編」では「歌姫礼讃」と題して、ただ聴き流してしまうだけの愛玩物にはとどまらない、心に残るほんとうにステキなフィメール・ヴォーカルのレコードを三枚ご紹介。マリアンヌ・フェイスフル「妖精の歌〜マリアンヌ・フェイスフル、フォークソングを歌う」サンディ・デニー在籍時のフェアポート・コンヴェンションのアルバム「ホワット・ウィ・ディド・オン・アワ・ホリデイズ」、。ヴェルヴェット・アンダーグラウンドのファーストでおなじみニコのソロ・デビュー作「チェルシー・ガールズ」

◆ 稲村光男の本とレコード評 【雨の日の女】 稲村光男の本とレコード評 【雨の日の女】

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雨の日の女 その25
◆ 山岸凉子「日出る処の天子」
初出誌●フリーペーパー「献血劇場」VOL.25 / 19970615

今回の物件は山岸凉子「日出る処の天子」。この年惜しくも亡くなってしまったシンガー・ソングライター、ローラ・ニーロの死を悼み、そのファースト・アルバムで歌われていた死生観とも対比しながら、古代日本最大の偉人でありながら子孫を残すことも欲せず世間を虚仮にして逝ってしまったという王子様を思い、その世界を衝撃的なまでに描いた傑作漫画について語ります。

日出処の天子 (第1巻) 日出処の天子 (第1巻)

「番外編」では、戦後の教育・言論空間のなかでしいたげられてきた日本の神話の復権を提唱、「日本書紀」に描かれた三輪山神話についてご紹介。

日本の神話礼讃
関連ページ >> 「薬箱戦争 ● 第二夜 / 倭迹迹日百襲姫

◆ 稲村光男の本とレコード評 【雨の日の女】 稲村光男の本とレコード評 【雨の日の女】

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雨の日の女 その24
◆ レナード・コーエン「哀しみのダンス」
初出誌●フリーペーパー「献血劇場」VOL.24 / 19970312

今回の物件にはレナード・コーエン1983年のアルバム「哀しみのダンス」。前回を承けてあがた森魚の初期作品のことをとりあげて、そこに大きな影響を与えたフェアポート・コンヴェンションという楽団のことなども検証しつつ、シンガー・ソングライターにして詩人、小説家でもあるレナード・コーエンの魅力に迫り、名曲「ハレルヤ」などの世界観についてます。

Various Positions Various Positions

「番外編」では、吟遊詩人(シンガーソングライター)礼讃と題して、じっくりと心動かされるような「歌」が聴きたいときにおすすめのレコードについて。取り上げている作品はローラ・ニーロ「イーライと13番目の懺悔」ニール・ヤング「今宵その夜」ボブ・ディラン「血の轍」ジョニ・ミッチェル「ブルー」の4枚。

◆ 稲村光男の本とレコード評 【雨の日の女】 稲村光男の本とレコード評 【雨の日の女】

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雨の日の女 その23
◆ 林静一「赤色エレジー」
初出誌●フリーペーパー「献血劇場」VOL.23 / 19961205

「今回の物件」で取り上げているのは林静一「赤色エレジー」はっぴいえんど「春よ来い」で引用している永島慎二の作品「漫画家残酷物語」サニーデイ・サービスの楽曲「若者たち」についても触れながら、あがた森魚のヒット曲でも歌われた「幸子と一郎」が棲む時間を「魔」として描き出す不世出の抒情漫画家の筆致の魅力を語ります。

赤色エレジー 赤色エレジー

「番外編」では、「短篇漫画礼讃」と題して、林静一「赤とんぼ」をはじめ、岡田史子「ガラス玉」つげ義春「沼」鈴木翁二「マッチ一本の話」の4作品についてコメント。

◆ 稲村光男の本とレコード評 【雨の日の女】 稲村光男の本とレコード評 【雨の日の女】

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雨の日の女 その22
◆ 細野晴臣「HOSONO HOUSE」
初出誌●フリーペーパー「献血劇場」VOL.22 / 19961205

「今回の物件」には細野晴臣が1973年に発表した最初のソロ・アルバム、「HOSONO HOUSE」をとりあげて、この作品に収録の名曲「恋は桃色」島崎藤村作詞の文部省唱歌「椰子の実」を歌った矢野顕子のカヴァー・アルバム「Piano Nightly」も手がかりに、柳田國男晩年の著書「海上の道」のイメージをたどっていきます。

HOSONO HOUSE HOSONO HOUSE

「番外編」では当時アナログ再発されたはっぴいえんど「はっぴいえんど」「風街ろまん」吉田美奈子「扉の冬」などを礼讃。あわせて「HOSONO HOUSE」をはじめ、あがた森魚「僕は天使ぢゃないよ」はちみつぱい「センチメンタル通り」といった作品のLP復刻への希望が語られていますが、ほどなくそれぞれめでたく実際に発売になったという後日談もありました。

◆ 稲村光男の本とレコード評 【雨の日の女】 稲村光男の本とレコード評 【雨の日の女】

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