フリーペーパー文化誌「献血劇場」

「献血劇場」 * web-archives *


free paper * presented by tentekido / 1992-2001 printed in japan.

VOL.29

フリーペーパー「献血劇場」VOL.29


SUMMER / 1998 ◆ ¥0 ◆ 19980715 / 初版発行、19980805 / 2版発行
発行 / 点滴堂 ◆ 編集 / 稲村光男絵画工房内 献血劇場編集室


葉子のおしゃれ専科 【万年少女館 chap.8

いつまでもういういしい椿の香りの髪の万年少女でいるために
洗髪には鹿児島県サツマ特産「白ツバキ洗粉」。髪のお手入れには「つげの櫛」。 万年少女音楽館のおすすめレコードはフランス・ギャル「夢みるシャンソン人形」が入ったベスト盤。
万年少女文学館のおすすめの本は与謝野晶子の歌集「みだれ髪」

猫眼延行の観光ガイド 【危険な観光地】 PART.4

旅の愉しみは乗り物、やはりその代表は日本の湖にはたいていある観光遊覧船。箱根・芦ノ湖松島のゴージャスなものから、小型ながら高性能な伊豆「胴ヶ島マリン」、さらには巨大シャチホコのハリボテが船を飲み込んだ形がまるでボッシュの絵画を思わせる名古屋「ニュー金鯱」まで、遊覧船のあれこれをご紹介。

稲村光男本とレコ−ド評 【雨の日の女】 その29

今回の物件は柳田國男「遠野物語」。ここでは民俗学の学術的な価値はひとまず置いて、メルヘンチックでサイケデリックな現代の吟遊詩人ドノヴァンのアルバム「HMSドノヴァン」の歌の中に息づく妖精の世界にキリスト教とヨーロッパの近代が駆逐してしまったケルトの先住民の姿を思い、それを糸口に、この国にも明治の末年まで息づいていたトラッドやフェアリー・テイルを抒情詩人・松岡國男がステキな文学作品に結晶させた作品としての側面からそのロマンティシズムの魅力を語ります。
archives * html version ↓こちらで全文ご覧いただけますます。
雨の日の女#29 / 柳田國男「遠野物語」

「番外編」は「ぼくの好きな怪異譚」。ぼくらを魅了してやまないこの世ならぬ世界を描いた日本のフェアリー・テイルの本のなかから、上田秋成の古典「雨月物語」泉鏡花の珠玉の掌編「龍潭譚」、それに杉浦日向子が江戸の怪異を描いた漫画「百物語」の三つを取り上げます。


速瀬れいの王朝小品 【紅葉の】

「大和物語」第百三十五段より、身分違いの深窓の姫君をさらって逃げた男の独白で語られる、降りしきる紅葉のなかに散っていく悲劇の物語。


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