2006年12月、追悼集会を行う

 今回で13回目となるイギユン氏とペサンド氏の追悼集会が2006年12月2日、熊野市のお二人の追悼碑前にて行なわれた。

1988年に 「三重県木本で虐殺された朝鮮人労働者(イギユン、ペサンド)の追悼碑を建立する会」準備会が発足してから、1993年の追悼碑の建立を経て、20年近くにわたり、この会の活動が続いている。1988年の準備会の発足があり(もちろんそれ以前に色々なことがあって準備会に至ったわけだが)、追悼碑の建立があり、これまでの12回の追悼式があって、13回目の追悼式を行なうことができた。これまでの多くの人との出会いの結果、思いがあってこれまで続いてきたと思うが、改めて今回は続けること、継続することの大切を感じた。20年近く私たちはこの活動を続けている訳だが、日本の状況、熊野市の状況は年々悪くなっている。日本全体が悪くなっているから熊野市の態度も悪化しているのか、日本各地の状況を反映して日本全体も悪化しているのか。いずれにしてもこのような状況において私たちが熊野市で毎年追悼式や写真パネル展を毎年継続させることが今は、一番重要だと思う。