幻のデビューアルバム。　何枚発売されたのか判らないが、彼女のファンでこのアルバムを持っている人も少ないようだ。まさしく、幻の一品である。残念ながら、私もこのCDは持っていない。ただし、このうちの半数の曲は、次作「心痛」に含まれている。

このアルバムで台湾デビューを果たし、空前の大ヒットを放った記念すべきアルバム。幼さを感じさせつつ、彼女の歌唱力に引き込まれること請合いのお勧め作品である。　

前作と打って変わって、攻撃的な曲の多い意欲的な作品。日本人には馴染みの少ない曲風が、聞き込むうちに心地よさに変化していくはず。これがシンガポールの歌謡曲なのかと思わせる異国情緒豊かな曲が印象に残る。潔儀自身の作詞による「The Lonesome Dreamer」がある。

日本人には、とっつき易いバラード調の曲で構成された美しいという言葉が似合うアルバムに仕上がっている作品。特に売れたという話は聞かないが、潔儀の歌声の美しさを再認識できる貴重な１枚。

昭和５０年代を彷彿とさせる歌謡曲指向の強い作品。ずっと潔儀のプロデューサとして潔儀の作品を手懸けてきた許環良が新しい潔儀を模索していたように感じられて仕方がない。けれど、潔儀のお気に入りの一枚とか。潔儀自身の作詞曲による「Mr.Turner」がある。

1年掛けて手に入れた私にとって貴重なVCD。　オリエントムーンさんには感謝の意を表わしたい。　今でも、なつメロで流される、「心痛」、「傷了和氣」、「拔河」、「擔心」などが収められていて、ファンにとっては魅力の1枚だと信じている。

初の広東語版。アルバムタイトルの曲は、彼女のデビュー曲（？）「傷了和気」を広東語に変えてリメイクしたもの。　その間３年間の彼女の変化がはっきりと現れていて興味深い。 シンガポール初版には、アカペラの曲の入ったCDがおまけで付いていたらしい。

広東語版の2ndアルバム。発売当初のヴァージョンは判らないが、シンガポールのテレビ番組の挿入歌が２曲プラグインしている。　

初のシングル版。 1998年のシンガポール独立記念祭でテーマソングに選ばれ（一説によるとそのために作られた曲らしい）、地元では絶大な支持を得たとのこと。

とにかく完成度の高い作品。全作シングルカットしても良かったのではといいたい。　しかしそのため、アルバムのトータルバランスが保てなかった感も拭えないが、とりあえず彼女のCDをと考えているなら、お勧めの１枚。 初版には、潔儀の詩集がおまけで付いていた。

許環良のもとを離れて、新たな発声法で臨んだ最新作。前作までの若若しさから、大人の女性を感じることができる成長作。おまけのVCDには、「�R耀」と「我真的愛錯」が収められている。

初のベストアルバム。　他に新曲２曲が収録されている。右のジャケットは発売当初のもので、潔儀の写真集がおまけで付いていた。しかし翌月には、ＶＣＤとの組合せでリニューアルして再発売した。　ジャケットの部分にマウスを当てるとリニューアル版のジャケットが表示される

広東語版のベストアルバム。　ただし、選曲は「那天那夜」と全く異なるが、数曲の新曲と北京語曲の広東語リメイクで構成されている。

許環良が帰ってきた。しかし今回は、作品というよりも商品といった色彩が強いものとなっている。傾向としてはブリティシュ系あり、ラテン系あり、ブッディスティック系ありのテンコ盛り状態だ。今までのアルバムで批判の多かった単調なアルバムからはかなり脱却できていると思う。潔儀自身の作詞曲による「終於忘記了ｲ尓的生日」がある。おまけCDは、発売するレコード店の系列により内容が異なる。

特にこれといった目新しさは無い。「坦心」や「喜歓ｲ尓」が入っているのは、中国の内地で受け容れられているからだろうか。　どうせなら、あるものすべて収めてくれれば良かったのにと思ってしまうのは欲張りだろうか。