感謝の気持ち
小学校5、6年生のころのはなし。 よくある話で、学年末に文集を作ることになった。 そして誰が言い出したか知らないが 「いままでの感謝の気持ちをこめて、 お父さん、お母さんに作文を書こう。」 ってことになった。 まあそれも悪くないという事で みんな作文を書き始めたのだが・・・ クラスのほとんど全員が同じ文章の始め方だった。 「お父さん、お母さん、いままで僕(私)を育ててくれて 本当にありがとうございました。」 ・・・・・・・・・・ なんか不吉な文章の始め方。 しかも文の途中にも、 「思い出をありがとう。」 とか、 「苦労をかけてごめんなさい。」 とか、そんな言葉ばっかり。 屋上に靴と一緒に添えられそうな文章になってました。
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