企業秘密
世の中には企業秘密というものがあって、 これは各企業などの生命線でもある。 つまり、この秘密の部分がだだもれになってしまうと その企業の存在意義が希薄になってしまうのである。 もっとも企業秘密というのはもっと小さな規模でも存在する。 しかもそれらは、我々の身近にあって、しかも かなり重要な秘密であることが多い。 例えば ラーメン屋のチャーハン 経験者はわかると思うが、自分でチャーハンをつくっても あのラーメン屋のようなパリッとしたチャーハンをつくることはほぼ不可能。 否、作ろうとした時点でそれはチャーハンではなく 湿っぽい中華風チキンライス になるのが関の山。 おそらくこれは全国のラーメン屋が結託して このパリッとしたチャーハンを家庭で真似されては 商売あがったりだ。 ということで、かなり強力な情報規制をしいていると思われる。 よってわれわれはあのパリッとした魅惑のチャーハンを食べるべく 出費を覚悟でラーメン屋へ赴くことになるのだ。 他にも 寿司屋の醤油 もちろんこれは回転寿司なども含む。 スーパー等で売っている醤油は、はっきりいってしょっぱい、もしくは辛い。 しかし寿司屋の醤油はあまり辛くもなく、しょっぱくもなく ほのかに甘い。 以前、『お寿司屋さんの醤油』などという名前の醤油があったので 買ってみたが、騙された。 たんなる家庭用の醤油となんら変わらなかった。 やはりこれも、 家庭で味わいのある醤油を使われては商売あがったりだ、 ということで、寿司屋組合があの醤油の家庭への普及を止めているのだろう。 そして うどん・そば屋のめんつゆ これも家庭用のめんつゆとうどん屋などのめんつゆは味が違う。 天と地とほどの差がある。 家庭用のめんつゆは、ソーメン等を食べ終わった後残す場合が多いが、 外で食べる場合のうどん等のつゆ(特にざるうどんや、ざるそば)は おいしいので、ついつい残さず飲んでしまう。 あのめんつゆの味は家庭では真似できない。 これも恐らくうどん・そば屋連盟が陰で「おいしいめんつゆ」を 家庭に普及しないように(以下略) とにかく、言いたいことは一つ。 家にいながらあの味を味わいたい。 それが今、これから暑い季節になってソーメンや冷麦に依存する ことになるのを予測したうえでの俺の願いです。
昔の駄文・1のメニューへもどる 駄文のメニューへもどる 総合メニューへもどる