タワシ
人間ってのは生きているんです。
・・・いきなり何の脈絡も無しになに当たり前の事言っているかとお思いでしょうが、
まあこれは結構重要なことでありまして。
生きているってのは、いわば老化していくことなんです、物理的に。
人間だけじゃないんです。
果物だって生きてる以上腐ります。
ただし、最初のうちは「腐っていく」という表現ではなく「熟していく」と表現しますが。
ようするに果物は「よく熟れていて食べごろ」を過ぎると「腐っている」ことになるんです。
人間の表現だと「成長する」と「年をとる」は全く同じですが、
明らかに使い分けてますよね。
もっとも、人間は寿命が長いです。
平均だと約80前後ってとこでしょうか。
果物の寿命なんてのは木に実がなってから数えてもせいぜい半年でしょうか。
ただし、木の寿命なんてのはそれこそ100年単位ですが。
縄文杉なんてものが実在しますからね。
あと人間もただ腐っていくわけではありません。
内側からドンドン新しい生命を作り出してます。
いわゆる「新陳代謝」ってやつです。
具体的にいうと、人間の皮膚の一番外側。
これは既に秘孔を突かれて死んでます。
死んだたんぱく質の膜が肉を覆っているわけです。
当然一度死んだものは男塾は例外ですが生き返りません。
足にマメができたとき中に水がたまると、その水を抜いても
水が溜まっていた部分の皮膚は二度と肉とくっ付きません。
早い話、人間は「新陳代謝」という能力で「老化」と戦っているんです。
その戦いの跡がいわゆる「垢」とか「フケ」なんです。
もちろん死んだものは腐ります。
腐ったものは匂います。
当然人間も匂います。
人間は自分の匂いを常に嗅いでいます。
当然その分匂いに慣れます。
自分の匂いはあまり気にならないものです、
逆に自分の匂いが気になったら、周りの人間には相当の匂いでしょう。
結果人間は匂いと戦います。
普通は水などで垢や匂いを洗い流そうとします。
中世ヨーロッパではあまり水まわりが良くなかったので、香水なんかでごまかしてたんですね。
外国で香水の技術が発達しているのは、「必要に迫られていた」からです。
当然俺も匂いをできるだけ消すべく戦ってます。
で、ここまでは実は前置きで、ここからが本題なんですが、
「亀の子タワシ」で体洗ってる人っていますか?
俺はそうなんですが。
「亀の子タワシ」はいわゆる普通の茶色のヤツです。
小学校のときとかタイル磨きとかで使ったやつです。
体洗い用ブラシではないです。
大抵「用途以外には使用しないで下さい」なんて書いてあったり。
とりあえず自分の友人達に尋ねたところ、なんと該当者0人。
で、尋ねると帰ってくる質問は決まってます。
「痛くない?」
これがそれほど痛くないんです。
ヒリヒリはしますが。
でもそれが気持ちいいんです、俺は。
毛穴の奥まで洗われる感じがして。
もちろん買い替えたばかりの初物は手強いです。
まだ毛がピンピンしてますから。
下手すると皮膚が滲んで流血します。
初物はちがうね、血が出ちゃったよ。
なんてエロ小説のような表現はおいといて、とにかく結構病みつきになりまして。
俺ってマゾ?なんて考えもチラホラ。
興味があれば試してみるのもいいかも。
ただし、皮膚が弱い、汗疹(あせも)で痒い、日焼けすると真っ赤になる体質、
なんて人は絶対にやらないように、マジで。
下手すると病院行きです。
それで、「亀の子タワシで体を洗った」って言ったら多分医者は怒ります。
医者は怒って原因である俺のサイトの掲示板を荒らしに・・・来ませんね(爆)
冗談はおいといて、
とにかく自己責任においてならやってもいいかも。
やるなら人の所為にはしないでね。
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