通学路




今日帰りがけに、学校帰りの小学生を見てふと「通学路」なんてものを思い出しました。 通学路、いわゆる小学生達が登下校する際に通る指定された道です。 名目上は、「車等の交通量が比較的少なく安全な道」が選ばれているはずです。 あと「あまりにも小学生にふさわしくない店」がある通りは通学路からできるだけ外されます。 まあ実際はどうかわかりませんけど。 そのため通学路は必ずしも「最短の道のり」ではありません。 概して、かなり遠回りな道が指定されている場合が多いです。 それゆえに子供達は「近道」をします。 近道をしたほうが早く家に、そして学校に着くので当たり前といえば当たり前かと。 もっともそこには「学校で決められた規則を破る」という微妙なスリルを 味わうという冒険心も少なからずあると思います。 少なくとも、昔私はそうでしたので。 しかし、通学路が意味するものはそれだけでは無かったりします。 もし学校の登下校中に子供が事故にあったとき、 「通学路をちゃんと通っていたか、もしくは近道をしていたか」 という点は「保険金」というものの前ではかなり重要視されます。 事故にあったときに、近道をしていた場合必ずそれが問題になります。 状況によっては、保険金の支給額が通常よりも少なくなる事もあるでしょう。 なんか嫌な話しですが、資本主義の世界ではそれが現実なんです。 もっとも親が「通学路を守りなさい」と子供に言う理由に保険金なんてものは関係無いと思います。 親っていうのは本当に子供の安全を祈ってるんですから。 小学生の人達はできれば通学路を守りましょう。 自分の為だけではなく、親の為にも。
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