久しぶりの味



2001年11月、狂牛病に対して安全宣言が出されたものの、 いまだ一般の間では牛肉離れが続いている、そんな世の中ですが、つい先日 久しぶりに牛肉というものを食べてきました。 当然、知らず知らずのうちに口に入っているものは別として、 はっきりと「牛肉を食べた」というのは実に二ヶ月ぶりでした。 きっかけは腹減っている所にスパイス系のいいにおいに誘われ、 なんとなくステーキハウスに入った、ていうのが理由です。 単純な感想をいうと、 久しぶりということもあってすげー美味かった 以上です。 あと、そのレストランの従業員の方々の接客態度は私が今まで見てきた中でもかなり立派でした。 これでもかってぐらい丁寧で親切でした。 それをみると、よっぽど狂牛病の影響で客足が減ってるんだなぁとか思ったりしましたが。 まあこれを聞いて、牛肉が本当に安全だと思っているのか、とか、 狂牛病の恐ろしさを知らないマヌケ野郎だ、とか言われるかもしれません。 とりあえず私自身も現時点で牛肉が100%安全だとはこれっぽっちも思ってません。 狂牛病の恐ろしさを知らないのかと言われると、 正直なところ「全然知らない」といったところが本音でしょうか。 狂牛病の知識はメディアで流されている以上のことは全く知らないですし、 自分の身近には狂牛病の発症者はいませんので。 潜伏期間が20年前後とか言われてもはっきり言ってピンときません。 まあ「そんな安易な考えのヤツが真っ先に狂牛病にかかるんだよ」と言われれば、それが正解でしょう。 ですが、私の単純な考えのなかでは、それほど神経質にならなくてもいいのでは、というのがあります。 本当に牛肉の安全が100%証明されるなんてことは、これからの時代は恐らく無いでしょう。 もしくは狂牛病の騒ぎが風化してしまい、今までどおり牛肉が扱われるようになる、のどちらかだと思います。 これからの時代、絶対に安全という食べ物が供給されることは無いといっても過言ではないかと。 その中で、何を選んで、何を食べるかは個人の自由なんですから。 私の結論としては、たとえ牛肉が安全で無いとわかっていても、 そして一生出されることのない100%確実な安全宣言を待って、全く牛肉を口にしないよりは 二、三ヶ月に一回くらいは、腹くくって牛肉を食べるのもいいかなと、そう思います。 最後に毒舌を一発。 「牛肉は危険だから俺は絶対に牛肉を食べない」、とか大声で自信げに言っている連中が、 どんな劣悪な環境で作られているかを知らないで、コンビニ弁当とか コンビニのおにぎりを平気で食ってるかと思うと笑っちゃいますけどね。
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