現実と空想と
世の中にある漫画、小説、そしてドラマ等、 これらは基本的に実際にはありえない事物を題材にしてあることが多いです。 そして、それらの作品には大抵、 この物語は完全なフィクションであり、創作物です。 個人名、団体名、社名等に実在の物とは一切の関連性はありません。 なんて感じの注釈文が付いています。 はっきり言って、このような注釈文は世の中の99%以上の人には全く意味がありません。 意味が無いという表現よりも、必要が無い、と言ったほうがいいかもしれませんが。 普通の常識と倫理観を持った人なら、現実と空想に区別をつける事ができ、 フィクションはフィクションとして楽しむ一方、 空想上の出来事を現実の世界に持ち込むようなことはしないからです。 少し話がずれますが、うちのサイトの掲示板が今までに一度も荒らされたことがないのは、 来る人が少ないってのが一番の大きな理由ですが、それ以上に、今までにここに来てくれた方は 「ギャグはギャグとして楽しむ事ができ、現実との区別がつけることができる方」 がほとんどだからだと思います。 もしくは、あまりにも低レベルで下品な内容が多いので荒らす気も失せる、ということかもしれませんが。 話を元に戻しますが、上記のような注釈は、残りの1%未満の人のためにあるようなものです。 数少ない人達、それは現実と空想の区別がつかない人達。 いわゆるキ○ガイです。 もっとも、こういう人達には注釈をつけようがつけまいが関係ないような気がしますが。 注釈を理解できないからこそキチ○イたる所以なので。 最近はこのごく少数の人間を理由にして、青環法(←正式名称忘れた)なんていう 治安維持法まがいのふざけた法律が、どこぞの婿養子によって作られようとしてますし。 まあこのことについてはまた今度いろいろ言います、本当は今すぐにでも言いたいんですが。 で、真面目な話はこれぐらいにして、これまで述べたように、 現状では、世の中の空想上のことをもとにした小説、漫画、出版物、その他メディア等には、 この物語は完全なフィクションであり、創作物です。 個人名、団体名、社名等に実在の物とは一切の関連性はありません。 という注釈をつけるのがルールとなっています。 しかし、空想上の話であるにもかかわらず、 これらの注釈がついていない物も中には存在します。 それは、 進研○ミのダイレクトメールに付いてくる ラブラブサクセスストーリー漫画 恐らく、大抵の人は一度は読んだ事あるかと思います。 内容は基本的に、 受験を目の前にして勉強のことで悩んでいる少年に、美少女の幼馴染が 「私、去年から進○ゼミをやるようになってから成績が上がったの」 と街頭キャッチセールスも裸足で逃げ出すような勧誘をします。 少年、あっさりひっかかります。 そしてその少年はドンドン成績がアップします。 で、成績が上がる過程において、様々な教材等がわざとらしく説明されたりします。 そして受験本番、少年は幼馴染の娘と一緒に第一志望で合格し、 いつのまにか、少年とその娘はラブラブな状態になっている。 こんな感じの内容です。ちなみに主人公が女の子だった場合は、 仕掛人(笑)は近所のかっこいい美少年の先輩(主人公の女の子がなんとなく憧れていた存在)で、 「俺は○研ゼミのおかげで受験を乗り切った」といった勧誘をしてくる場合が多いです。 さあ、大変です。 普通の人ならこの漫画を読んでも別に気にも留めず添付資料もろともゴミ箱直行便ですが、 もしこれが現実と空想の区別のつかない人間の目に入って、本気になってしまったらどうなるでしょうか。 せめて「良い子は真似をしないでください」と注釈をいれるくらいがちょうどいいかと。 空想上の話を、フィクションであるという注釈をつけずに配布して、 それでいて国からも、そして青環法を支持する教育ママ連中からも全くの警告を受けずにいます。 恐るべき、ベ○ッセコーポレーション(笑) ・・・って、冗談ですからね。 法的手段なんかとらないでくださいね、ベネッ○の方。 そんな事言ってたら「リポ○タンD」のCMだって放送中止になっちゃいますから。 私だって見たくないですよ、 「ファイトォーーーーーー!!」 「いっぷぁーーーーーーつ!!」 キシィーーーーーーーーン!!(←指でキャップを開ける音) の後に、「この映像はフィクションです」とか「良い子は真似をしないでください」 なんて注釈が表示される「リポビ○ンD」のCMなんて。 あ〜・・・でも想像すると結構おもしろいかも。 まあ1gをわざわざ1000mgと表現するのもどうかとは思いますが。 ・・・でもタウリン1g配合だとなんかヘボそうですけど。 でも、そのうち 「リ○ビタンDを飲めば、崖から落ちそうになったり吊り橋が壊れたときでも 筋力で解決できると思って、CMの真似したら大怪我した。」 とか、事件とか起こ・・・りませんよね、多分。 まあ、この手のフィクションはいくらでもありますけどね。 「はらたいらさんの連続正解」 とか 「『ごきげんよう』の磯野キリコの話」 とか 「ガチンコファ○トクラブ」 とか 「深夜の通販の腹筋鍛錬マシーン」 とか 「昔ジャンプに載っていたブルーワーカーの漫画」 (↑「ま・っ・た・く・か・ん・た・ん・だ」とかいうやつ) とか「うちのサイトの駄文」とにかく、これらのフィクションを特に規制せずに、 ギャグはギャグとして楽しめる世の中ってのは重要だと思うんですよ。 表現の自由があるからこそ、文明ってのは成長するんです。 国家権力の元にがんじがらめになっている世界なんて先が知れてますから。 当然、個人のプライバシーの保護とかは最も大切です。 ですが、それらとは全く関係のない規制なんてするべきではないと思います。 規制というのは、倫理的な必要最低限の範囲で行われるべきです。 そして、その必要最低限の倫理を守りつつ、自由に行動できるのが人間の人間たる所以なんですよ。 私たちは、本能のままに行動するだけの動物では無いはずですから。 ちょっと真剣な余談 この文章で規制とか書いてて思い出したけど、 昔「みんなのたぁ坊」っていうマスコットキャラクターがありましたっけ。 個人的にあのキャラクター結構好きだったんですよね。 深い理由とか無しで、ただ単に見てて和むっていうか、今で言う「癒し系」って言うんでしょうかね。 鉛筆とか筆箱とか、いろいろな学用品とか身の回りの物にも「みんなのたぁ坊」の商品があったんですよ。 でもある時「知恵遅れの子や、痴呆症の人を馬鹿にしてる」という理由でこのキャラクターは姿を消しました。 誰だよ、こんなどうしようもない、ふざけたこじつけの理由言い出した奴。 そいつ、何か勘違いしてる。 このキャラクター考え出したイラストレータ―さんだって、そんな事微塵も考えてないって、絶対。 つーか、これからもこういう規制が行われたりしたら、マジで日本は退廃するって。 だれも新しい創作物作らなくなるから。 でもあれなんですよね、今の日本は法律とか規制とかを、 一部の権力者が自分だけで作ってるんですよね、大概。 鬱ですね、鬱。 ちょっとふざけた余談 今回の本文の、昔ジャンプに載っていたブルーワーカーの漫画の 「ま・っ・た・く・か・ん・た・ん・だ」 という表現を見て、 FF4のゴルベーザを倒した時の 「わ た し が ま け る と は」 をなんとなく思い出すのは私だけですか? さらにふざけた余談 リポビタンDの「D」の「デー」はドイツ語読みですか?
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