こだわり




人間だれしも、こだわりというものをもっているはずです。 これだけは譲れない、この事に関しては妥協しない、といった感じで ある種の主張を貫き通しているものです。 そして、そのこだわりは私にも存在します。 私の主張 『OLは昼休みに屋上でバレーボールをしなければならない』 そう、この世の中のOLは昼休みには昼食を早めに済ませ、 然る後に屋上に赴き、バレーボールに興じなければならないのです。 もちろんバレーボールといってもネット越しに打ち合う本格的なものではなくて、 4,5人で円をつくるような感じでレシーブを打ち合うようなヤツです。 「そ〜れ」という掛け声と共にバレーボールを打ち合い、 昼休みの食事の後という限られた瞬間のなか、屋上という聖域の中で まるで過ぎ去った学生時代を懐古するようにレシーブの応酬をする制服姿の女性達。 そう、これこそOLの真の姿、OLがOLたる所以、 OLをOLたらしめんとしている事象なのです。 そう、OLにとって通常業務など、バレーボールの前の前戯準備運動にすぎないのです。 昼休みの屋上でのバレーボールはOLの義務です。 いや、昼休みにバレーボールをしないOLはもはやOLではないです。 もはやそれは単なる「働く女性」です。 そしてこの文章を見ている女性の方、あなたが晴れてOLになった暁には、 昼休みには屋上でバレーボールをする正しいOLになってくださいね。 そのときにその近くで、ハァハァしているキモいオタがいたら、それは私ですので。 レシーブし損なってあらぬ方向に転がってしまったボールを拾ってあげて、 その事でフラグを立てようと待ち構えてます。 いやぁ〜、屋上ってイベントが発生しやすいんですよね。 あ、その前に好感度上げとかなきゃ。
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