慣れ




「三つ子の魂百まで」なんて言葉があります。 子供の頃の習慣、嗜好、考え方、慣れ、趣味、性格などは大人になってからもそう大して変わらない、 それどころか、大人になってから大きく影響を及ぼす、という意味です。 場合によっては、大人になってから性格等が変わる人もいますが、 基本的にはやはり子供の頃の「人間的性質」というのは、そうそう変わるものではないです。 以前この言葉の意味を激しく実感した事がありました。 私が中学生の頃の、私と母のやりとり。 テーブルの上に置いてあった私の漫画を、母が手にとってパラパラとめくりながら、 母「よく漫画なんて読むね、疲れない?」 私「いや、全然。それより小説とか読む方が疲れるじゃん、文字ばっかで」 母「小説は文字だけでしょ、だから文字だけをただ読んでいればそれで済むじゃない、でも漫画は 文字を読みつつ絵の方も見なきゃいけないでしょ、なんか目が疲れちゃって」 その時なんとなくですが、 歳とった人たちが漫画を読まない理由が解ったような気がしました。 いえ、気のせいかもしれませんが。
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