旧友




12月ということで、忘年会とかのシーズンです。 私の場合、今年もまた帰省して高校の時の友人と飲みにでも行こうかな、とか考えてます。 なんだかんだ言って、こういう昔からの友人と飲んだりするのは良いですね。 で、そんなことをチクチクと考えていたら、ふと、 もう連絡が途絶えて久しい、とある友人の事を思い出しました。 そいつは高校の部活で一緒だったやつなんですが、当時 「俺はエロゲー会社を設立する」 なんて言っていたヤツでして。 今頃はどうしてるかなぁ、とか少し気になったりしてます。 ですが、そいつが本当にエロゲーメーカーを設立orその業界に入っていたら それはそれで微妙に怖かったりするんですけど。 例えば、ある日電話がかかってきて、 プルルルルルルルル・・・・・、ガチャ、 「もしもし?」 「よう、○○」 「誰?」 「俺だよ、俺。高校の部活で一緒だった××」 「おー、久しぶり、元気? 今何してるん?」 「あー、俺さ、1年程前、遂に念願のエロゲーメーカー設立までこぎつけたんだよ」 「そう、よかったじゃん、夢だったもんな、お前の」 「ああ、この不況の中いろいろ大変だったけどな」 「で、なんてメーカー?」 「会社名は『○×△□』っていうんだけど」 「・・・へえ、あの会社、お前だったんだ」 「でさ、ちょっと確認したいことがあるんだけど?」 「何?」 「ウチの会社さ、この前、女教師もののエロゲー出したんだけどさ」 「うん・・・」 「お前、ウチの会社宛てにユーザー登録のハガキ出してただろ?」 イヤアァァァァァァァァァァァァァァァァ・・・・・・ そりゃね、私だって「おまけディスク」欲しさにエロゲーメーカーに葉書出す時ありますよ。 ですがその会社が、実は高校の友人の会社でした、なんて事になったら流石に嫌です。 願わくば、この話が実現などしないように・・・。
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