プチ旅行




ども、掲示板の方をこまめに見てくれている方は御存知かとは思いますが ほとんど思いつきでプチ旅行に行ってきました。 ちなみに出かける前に計画を練った時間はほぼ皆無。 とりあえずどこに行くかは出かけてから考えて、 たまには贅沢して美味いものでも食おうとか、そんな感じで出発しました。 んで、最初の目的地となったのは、日本海に浮かぶとある孤島。 北○鮮には日本で2番目か3番目に近いという、非常にデンジャーな所です。 多分その島の海岸線を一人でとぼとぼ歩いてたりしたら多分拉致られるかと思います。 まあ竹島よりかはましかと思いますが。 んで、バスを乗り継ぎ、フェリーに乗っていったんですが、 そのフェリーの内部の雰囲気が、なんというかちょっと収容船ぽいと思いました。 堅い絨毯のようなものの上でみんなしてマグロのごとくザコ寝状態。 もしかしたらこれは日本のフェリーではなくて北朝○の工作船で、 私はこれから強制収容所に連行されんじゃねえかと、ちと心配しました。 まあ冗談はさておき、その日は天気がイマイチでどんよりと曇っていて、 基本的にそういう時はフェリーのデッキ部分に行く酔狂な奴はいないんですが、 私は寒さに負けず、デッキで日本海の荒風に煽られながら海を見ていました。 いやー、久しぶりに見る海ってのはいいですね。 例えそれが冬の日本海だったとしても。 出航して1時間位経ったころには、前後左右どこを見まわしても陸地が見えず、とにかく、海、海、海。 もしここで思いっきり海に飛び込んだりしたら確実に死ねるとか考えてました。 でも真面目な話、そういう状況で水面をジーッと見つめてると、 なんか海に吸い込まれそうになってきますね。 今このフェリーが進んでいる水面の下にもいろいろな魚等の海洋生物がわんさかいるんだろうなぁ、とか そういうことをボケボケと妄想してると、それこそ『気付いたら海に飛び込んでました』とか 恐ろしいことになりそうでした。幸いなんとか思い留まりましたが。 んで、3時間ほどでフェリーは到着しました。 で港町っていったら、その近くに寿司屋とかそういうものがあるとか私は期待してたんです。 ですが、その期待はおもいっきりぶち壊されました。 その港についた時の私の第一印象。 『さびれた漁村』 な、なんスか、ここ? ここ、本当に日本ですか、いや、実はドッキリ番組の収録中で実はここは北○鮮でした、とか。 これでは私の当初の目的である「美味いモノを食べる」なんて到底かなわないじゃねーか。 いや、この寂れ具合では下手すると冗談抜きで拉致られる可能性あり。 そして下した結論。 『拉致される前に本州に帰ろう』 とりあえず私は港の近くにあったお好み焼き屋で少し腹ごしらえをして本州に戻りました。 もちろん帰りのフェリーでも日本海の寒風にさらされながら海を見ていました。 潮味の風がしょっぱかったです、もしかしたら泣いてたのかもしれません。 こうしてプチ旅行の前半は、往復のバス代とフェリー代など、1万円近い損失を出して終了しました。 しかし、これで家に帰っては漢が廃る。 ていうか、美味しい物全然食ってないし。 いや、お好み焼きは結構美味しかったんですけどね。 ですが、物足りない。 この心の満たされなさをどうしてくれようか。 そして、私がとった行動。 それは、温泉宿に行く事でした。 別に温泉宿といっても怪しい温泉ではなく、普通の健全な温泉です。 ですが、この温泉行きは当初予定してなかった事、当然予約してません。 平日とはいえ温泉街につく頃は夜の7時過ぎ、下手すると泊まれない可能性も出てくるわけです。 ですが意を決してバスで温泉街へ、着いたのは夜の7時半ぐらいでした。 で、少しでもリッチな気分をあじわいつつ温泉でマターリとしたかったので、 できるだけ和風で高そうな所を選びました。 フロントで「予約を入れてないが泊まれるかどうか」を聞いてみた後、 フロント係りのお姉さんが奥のほうでいろいろと内線電話とか カチャカチャやること数十秒、お姉さんが戻ってきました。 「部屋をお取り出来ます」 その時点でちょっと心の中でガッツポーズ&ホッと胸をなでおろしました。 で、いろいろと住所とか名前とかを書いたあと、食事の時間を 1時間後位にしてもらって、とりあえず温泉に行きました。 あいにく混浴ではありませんでしたが。 しかし平日ということもあり、他に入っている人はおらず、 広い温泉の中にいるのは私一人、貸しきり状態でした。 この時点で私の中の心は半分ほど満たされました。 ビバ、温泉。 で、30分ほどグダグダと泳いだりして、その後部屋の中でグターッとしていたら料理が運ばれてきました。 料理の内容を漢字一文字で表すとしたら、それは間違いなく 『蟹』 キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!! そう、これですよ、これ。 家を出発する時に私が求めていた物は。 もはや蟹の前に私の心の中のわだかまりなど吹飛んでいました。 我が生涯に一片の悔い無し。 で、飯食った後、貧乏性の私は元を取る為にまた温泉に入りに行きました。 ちなみに2回目の狙いは「脱衣所の外側にあったコーヒー牛乳(しかもビン)の販売機」。 そう、温泉に入った後、腰に手を当てつつビン入りのコーヒー牛乳を飲む事こそ男のロマン。 これをせずに温泉道を語ることができるだろうか、いや、できない。 しっかり長湯してグデングデンになったあと、 一気に冷えたコーヒー牛乳を飲み干した時の快感は忘れられません。 温泉後のコーヒー牛乳(・∀・)イイ!! 余談ですが、温泉から部屋に戻るときにラウンジの方から、 慰安旅行に来ていると思われるオバハンどものダミ声カラオケボイスが聞こえてきました。 その時は混浴でなくて良かったとつくづく思いました。 そして、翌朝7時ごろ起きて飯食った後、また温泉に入りに行きました。 ちなみにそれで温泉に入りに行ったのは3回目だったんですが、結局3回とも私の貸しきり状態でした。 まあ、空いてる分には全然かまわないんですけどね。 ・・・そして遂に、恐怖の時がやってきました。 そう、チェックアウト時の清算です。 あれだけ贅沢をしたのですから無傷では帰れません。 はたして、どれだけ請求されるのかチト怖かったです。 どうせならノーマネーでフィニッシュしたいんですけど。 で、恐る恐る清算に行くと 「1万7千円」 ・゚・(ノД`)・゚・アア、ヤッパリネ ここんところ節約生活をしていた苦労が水泡に帰しました。 最後にとりあえずまとめますが、今回のプチ旅行に悔いはありません、金はかかりましたけど。 普段節約に節約を重ねて、半年に一回ぐらい憂さ晴らしをするのもいいものです。 フェリーに乗ったのも、いろいろいい経験になりましたし。 まあ、これからしばらくはまた貧乏生活に戻ることになりますが。 そして一つだけ確実に言える事、 多分来年も温泉行くだろうなぁってことです。
昔の駄文・2のメニューへもどる 駄文のメニューへもどる 総合メニューへもどる