道を歩いている時に、車道の自動車が突然飛び込んできて、跳ねられて死んでしまうってことがありますよね。
もし僕が明日そうなったとすると、僕からのメールとか、会議室への書き込みとか、HPの更新とかが止るわけです。
そうなると、これを読んで下さってる皆さんは真実を知りませんから、「てなしものやつ、最近さぼってるなあ」とか「とんびさん、最近書き込みに来ませんねえ」とか「源は新作書く気無いのかな」とか思われるわけです。
それでも僕は現れませんから、次第に皆さんに忘れられて行くわけです。

自分が不慮の事故に遭ってしまうことを想像すると、そういう事が恐くなります。「死んだり病気になったりは突然やって来るから、いつも身を落ち着かせて、出家出来る時に出家してしまいましょう」と「徒然草」に書いてありますけれど、僕は欲が深いのかそんな事をする気にもなれません。
それで、このHPを作った理由の一つは、「死後も残るものを作っておきたい」ということだったのかな、と思うのです。
もともとは「こどものくに」の思想を世に知らしめたい、という目的のために始めたのですが、いざやってみると、とにかく自分の頭の中にあるものを一つでも多く皆さんに見てもらいたい、という欲求が湧いてきます。
もちろん、遺書なんかにするつもりは毛頭ありませんし、皆さんに楽しんでもらえるようにこれからもガンガン内容を膨らませていきます。
ただ、もし僕に何かがあった時でも、僕の銀行口座にプロバイダーに支払うお金が残っているうちは、このHPが僕の分身としてネットの世界に残り続けるわけです。
・・・・・・何だか話が「攻殻機動隊」みたいになってきました。

この話題は、「押井守の話」の中の「『攻殻機動隊』を読み解く」の方で、のちのち展開することにしましょう。
(もう少し内容が充実してきたら、共通の話題がある時には、異なるコーナー間をどんどんリンクで繋げて行く予定です。異なる話題を繋げて、そのシナジー効果によって面白味を増すのが狙いです。)



back