2010年8月号 第294号

kofuji-News-Header-img

お盆会のご案内

8月15日(日)

第一座 午前 7時
第二座 午前10時

■お盆の由来については梵語のウランバナの音写で、さかさに吊るされている倒懸(とうけん)の意味と伝えられていましたが、最近の研究によりますと梵語の一つとされる古代イラン語の「ウラバン」が語源であることがわかってきました。「ウラバン」とは「死者の霊魂」という意味です。

■日蓮聖人はいくつかのお手紙の中でこの盂蘭盆について記しておられますが、鎌倉のご信者である四条金吾さんに宛てられたお手紙を拝見しますと、餓鬼の世界に堕ちた霊魂だけでなく、寂光にいかれた精霊に対してもご回向させていただくことも勧められています。
手紙の一部を紹介しますと、
「聖霊(金吾の母)は法華経の行者也、日蓮が旦那也。いかでか餓鬼道におち給べきや。定て釈迦・多宝仏・十万の諸仏の御宝前にましまさん。是こそ四条金吾殿の母よ母よと同心に頭をなで悦びほめ給らめ。あはれいみじき(なんと素晴らしい)子を我はもちたりと、釈迦仏とかたらせん。(乃至)あらたのもしや、あらたのもしやと。信心をふかくとり給べし。信心をふかくとり給べし。南無妙法蓮華経、南無妙法蓮華経」

■ちょうどお盆の時期に四条金吾さんがお母のご回向を日蓮聖人にお願いしたことへのお返事です。

■寂光におられる霊魂に対してご回向させていただくと、その精霊は仏さまからお声をかけていただき、頭を撫でられるようです。本当に上行所伝の御題目でのご回向ほど頼もしいものはありません。

■当日は全信徒がお焼香させていただくようになっております。

■香風寺全信徒が心を込めてお参詣、ご回向させていただくことをお勧めします。


objectタグが対応していないブラウザです。

objectタグが対応していないブラウザです。