2011年7月号 第305号

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田中凉子姉 帰寂される

■須磨大歓組所属の田中凉子さんが6月19日午前2時55分に帰寂されました。

■田中さんは香風寺が正法寺須磨別院から寺号公称して独立して以来、須磨大歓組の組長として陰に陽にご奉公されました。

■その姿は寺内、組内のご信者の手本となり、多くのご奉公後継者を生み、現在も若手のご奉公者がその後を引き継いでおります。

■小生がこの香風寺に在籍して10年になりますが、その間だけでも、田中さんのご奉公ぶり、特に人目に触れないところでのご奉公ぶりには何度も随喜させていただきました。

■夏の御会式にはお参詣できませんでしたが、終了後、ご奉公者が報告の電話を入れると、さまざまな点をアドバイスしてくださり、入院される前にはご奉公の心得などを後継者に指導されるなど、お身内だけでなく、寺内、組内への配慮もすべてされてから寂光へ旅立たれました。

■仮通夜、本通夜、告別式には組内だけではなく、たくさんの方が参列し最後のお別れをさせていただきました。

■ここに御導師が葬儀で言上された「歎徳たんどく」を掲載させていただきます。


 田中凉子女 歎徳

 つらつら田中凉子女の本門仏立宗信徒としての信行ご奉公の足跡をかえりみるに、凉子女は昭和六十年香風寺が正法寺より分寺独立して以来香風寺須磨地区在住信徒のとりまとめ役として、また香風寺婦人会の中核として信行ご奉公に専念、永年にわたり香風寺の護持、発展に多大の寄与を果たして来られたり。

 今、香風寺住職福岡日雙、葬儀にのぞみ、田中凉子女の長年にわたるご奉公の足跡を偲び、小生、法宅家族との交誼を想うにつけ、うたた感慨を禁じ得ず。

 嗚呼無念なるかな凉子女の命葉突然散って今はその一途なるご奉公の姿に接する術なし。

 されば寂光より夫君 敏孝殿、長女 真理子夫妻の凉子女の後を継いでのご奉公を見守り給え。

 ここに福岡日雙は田中凉子女の凡名を転じ、同女の信行ご奉公の徳を称え、新たに法号を授与して
  宝聚院教勲香徳護念日凉大姉
と称す。
 妙法経力追福作善証大菩提


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