2011年8月号 第306号
編集後記
― 近くて遠い引越し ―
■これから夏期参詣という絶妙のタイミングで急遽、法宅(福岡家)と我が家(局家)の入れ替え(つまり「引越し」)をすることになりました。
■引越し業者にお願いしようと思っても、何しろ「隣どうし」です。
■業者も請合ってくれません。
■ということで、荷物をまとめる暇もなく、ただ目の前のモノを隣へ運び、隣の荷物をまた隣へ運び・・・。アリさんマークの引越し屋さんよりも、アリに近い状態の毎日を送っておりました。
■その合間に通信を作成して、毎月25日には皆様のお手許に届くようにしていた記録を守ろうとしていたのですが、そんなの無理!
■合間に御講や会議に行くので精一杯でした。(御法門を作成するのも小生にとっては苦労なのです)
■荷物をダンボールに入れる時間もありませんので、衣装箱に適当に突っ込みながら二階から一階へ、一階から三階へ、三階から二階へ、二階から一階へ・・・。
■御導師とすれ違う度に笑顔で「ありがとうございます」「おう」と声をかけあっていたのですが、しまいに口数も少なくなり・・・。最後にはただ黙々とすれ違うだけでした。
■麻樹さんがイタリアから帰ってきていましたので、自然と麻樹さんもアリ状態に・・・。
■ただ有難かったのは夏期参詣中でしたので、朝のご供養を頂けたことです。
■本当においしいご供養でした。この時だけはアリから人間に戻った時間でもありました。
■また、御宝前の移動では壮年会の方たちにもお世話になりました。
■これは引越し業者ではなく、佛立信者である壮年会の方にお願いして大正解でした。
■やはり御宝前関係は信心のある方にお願いできたので、余計な心配がいりませんでした。
■今は荷物の山を目の前に見ながら寝る日が続いておりますが、この夏期修行が終わる頃には一段落つくのではないかと思います。(家内は無理だと言っておりますが・・・)
■とにかく、このような引越しは生まれて初めてのことでした。
■あまりにも近いゆえ、あまりにも遠い引越しだったのです。
■ということで、通信の完成がギリギリとなり申し訳ありませんでした。
■「御講師、通信はまだですか?」という声を一言も出さずに、温かく見守ってくださり本当にありがとうございました。