2012年8月号 第318号
夏期参詣の報告
―― 要因分析 ――
■7月13日からの10日間、香風寺の夏期修行朝参詣を開催しました。
■昨年より多い参指数を目指しましたが、残念ながら下回ってしまいました。
■その要因を分析しますと「例年よりも早いスタート」と「就職により平日参詣が不可能」と「車で将引してくれた方の不在」の3つが大きな要因です。
■今年は先住の27回忌を奉修させていただくために、例年より早くスタートしましたが、その時期はまだ学校もありましたし、梅雨も明けておらず豪雨の日もあるなど、皆参の条件が難しいこともありました。
■また、本年の寒修行朝参詣を皆参した御利益で就職できた方々もいましたが、自宅からの距離上、平日の朝参詣はどうしても不可能ということもありました。
■唐櫃・鈴蘭方面からの朝参詣の場合は、電車・バスがまだ走っていませんので、どうしても車が必要になってまいります。参詣期間中、毎日車で各家を回ってくれた中原さんは7月初めに帰寂されました。中原さんの存在が大きかったことが、今回の夏期参詣の参詣数に如実に表れました。
■夏期参詣中、中原さんのご回向を香風寺として奉修させていただき、参詣者の皆さんにお焼香していただきました。中原さんも喜んでくださっていると思います。
■中原輝人さんの法号は
本原院法隨目輝居士
■翌日の夜明け前、彼のお骨を持って中原家の納骨室に眠る妻の栄子さんの横に置いたとき、彼のホッとする気持ちが小生の手に伝わってきました。
■実は小生が香風寺のご信者さんで初めて会った人は中原輝人さんでした。阪神大震災の時、東京から駆けつけた小生を道案内してくれたのが中原さんでした。
■奥さんが亡くなられた報せを聞いて駆けつけた時、あの静かな輝入さんが、小生の横で声を上げて泣いた姿が忘れられません。
■きっと今は奥さんに再会できて喜んでいると思います。そして香風寺ご信者の皆様に感謝されていると思います。
■中原さん、今までのご奉公、本当に有難うございました。謹んでご冥福をお折り申し上げます。
✿皆参 10日 44名
❀精勤 9日 5名
✾努力 8日 4名