2012年12月号 第322号

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お導師からのメッセージ

odousi-photo 年齢を重ねるほど気合を入れて為すべき事

 年齢を重ねてくると心や身体を使うのがだんだん億劫(おっくう)になってきます。本を読むのが億劫、手紙や葉書を書くのが億劫、炊事や掃除、衣装の整理も億劫、人に会って話をするのも気がすすまない。

 が、心や身体を使ってこそが〝生きる〟ということのはず。自分で使えるかぎりの心と身体は億劫がらずに気合を入れて使うようにしましょう。

 年を重ねてくると、気合を入れても重いものは持てなくなってきます。物は持てなきゃ無理して持たなくてもいいのですが、心の中に背負い続けてきた〝恨み辛み〟〝執着〟という重荷はできれば早い目に気合を入れて心の外へ放りだしておきたいものです。あの世に赴く前に心の重荷を整理しておかないと魂が重荷に耐えかねて浮かばれなくなってしまうのでしょうから。

 佛立信者たる者、信行ご奉公に使わせていただくべき心と身体を錆びつかせてしまわないように、〝恨み辛み〟〝執着〟といった重荷を背負いすぎて信行ご奉公に使わせていただくべき心と身体を身動きのできないものにしてしまわないよう、気合を入れてご法門聴聞に心がけましょう。


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