2012年12月号 第322号

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七五三無事養育成長御礼参詣の報告

■去る11月3日(祝)、七五三無事養育成長御礼参詣を開催しました。

■ご両親たちの声もあり、御会式とは別に一座を設けて開催することにしてから、少しずつですが、参詣者も増えてきたようです。

■今回は学校行事などと重なり、お参詣者が少ないと予想されましたが、新しいお顔が増え、賑やかな一座となりました。

■センス・オブ・ワンダーという言葉があります。

■神秘さや不思議さに目をみはる感性という意味ですが、子供たちの世界はいつも生き生きとしていて新鮮で美しく、驚きと感激にみちあふれているのですが、この感性が実は大人になってもずっと働き、生きる力となって、その人を支えてくれるのだそうです。

■作家でありエッセイスト、テレビ司会者として活躍されている阿川佐和子さんと、生物学者として活躍されている福岡伸一さんとの対談本で、興味深い一節がありました。

■それは阿川さんは子供の頃、児童文学者の石井桃子さんが開設された私設図書館に通っていた時、周りの子供たちは熱心に本を読んでいたのですが、阿川さんは外で遊びまわっていたそうです。

■大人になってから、もっと本を読んでおけばよかった・・・。と後悔していたのですが、 石井さんのお弟子で児童文学者の松岡享子さんが「大丈夫よ、佐和子ちゃんは沢山の本のオーラを浴びて育ったから、それがちゃんと残ってる」と励ましてくれた。という一節です。

■子供の頃、本を読んでいてもいなくても、本のある場所にいるだけで、それだけでもオーラを浴びることができる。センス・オブ・ワンダーとして、大人になってから小説を書いたり、いろいろな作家さんや活躍されている方と巡り会い、話を聞けたりして人生の支えとなってくれるのです。

■ということは、子供の頃に親に連れられてお寺参詣させていただく意味も大きいということです。極端なことを言えば、別に御題目を唱えなくても本堂にお参りするだけで、御法様からのオーラを浴びることができるのです。

■そうして、大人たちが唱える声、ご奉公に励む姿を見て育つことができたら、それが子供たちのセンス・オブ・ワンダーとして残って、きっと将来、人生の大きな支えとなってくれるでしょう。

■そんなお話をさせていただきました。子供たちは聞いてくれているのかいないのか?

■それもセンス・オブ・ワンダーとして、将来の「種」として残ってくれたらと思います。

■終了後は本堂後ろで須磨組の秋山さんに記念撮影を撮っていただき、多目的ホールで交流会をしました。

■交流会でも想像以上に盛り上がり、楽しいひと時を過ごすことができました。

■来年は11月3日が高祖会となりますので、11月17日(日)を予定しております。

■子供たちのこれからの成長を心より祈念申し上げます。


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