2013年11月号 第333号

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お導師からのメッセージ

odousi-photo  江戸初期の儒学者、貝原益軒は「養生訓」という書の中で、こう述べています。

 「養生の術は、安閑無事なることを尊しとせず、身をうごかすをよしとす。身を安閑にするは、かえって元気をとどこおり、ふさがりて病を生ず。」

 つまり、日々を健康で暮らす秘訣ひけつ無精ぶしょうにならず、積極的に身体を動かすことである。身体を動かさないでいると、かえって元気がなくなり、病を招くことになるものだ、というのです。

 益軒先生はさらにこう付け加えています。

 「我に相応する事をつとめて、手足をはたらかすべし。」

 自分でできる事は進んで手足を活用させるようにしなさい、というわけです。

 佛立信者である私たちは、ご法のため、お寺のため無精にならず、自分がさせていただけることには心や身体を進んで活用させたいものです。それがなによりの健康の秘訣なのですから。


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