2013年12月号 第334号

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高祖会の報告

「是の如く我れ聞けり、
 或は一国に生れ、或は一郡に住み、
 或は一県に処り、
 一樹の下に宿り、一河の流を汲み、
 一夜の同宿、一日の夫婦、
 一所の聴聞、暫時の同道、
 半時の戯笑、一言の会釈、
 一坐の飲酒、同杯同酒、
 一時の同車、同畳同坐、同牀一臥、
 軽重異るあるも、親疎別有るも、
 皆是れ先世の結縁なり」
        (『説法明言論』)
去る11月3日(日)、高祖会が奉修されました。

■奉修導師は北海道・旭川寺の遣田日植御導師。

■御法門では、このご信心に巡りあえた「ご縁」をご自身の体験からお話しくださいました。聴聞者一同、その不思議さ、有り難さに随喜感動させていただきました。

■冒頭の『説法明言論』は「ご縁」の不思議さを述べられたものです。遣田御導師がご信心を始められたこと、お教務になられたことはご幼少の頃から通われていた床屋さんが心の中で御題目を唱えられながら刈られていたこと、前に住まわれていた人が強信者であったこと・・・。その時、本人は何も気づきませんでしたが、確かに御題目の種は植えつけられていたことが振り返ってみるとわかるわけです。

■北海道から随伴された30名のご信者方、他寺からのご信者方、高祖会という「一座の縁(えにし)」は偶然ではなく、きっと何かの結縁なのでしょう。

■お参詣された方々の人生、どのような幸せが、言うにつくせぬ苦労があり、そしてどんな思いでこのたびの香風寺の高祖会にお参詣されたのかは知りません。

■ただ、お参詣されるご縁があり、そしてそのご縁が実を結ぶようにお祖師さまがあらん限りの力をもって引き寄せられたのだと思います。

■このご縁を大切に、さらに深められるように、精進させていただきましょう

■最期に『ある人へ』という詩を紹介します。

 光が射しているのに
 あなたはそれを浴びようとしない
 呼んでおられるのに
 あなたはそれを聞こうとしない
 手をさしのべておられるのに
 あなたはそれを握ろうとしない
 お経にもそんな人のことを
 書いてあります
 どうか素直な心になって
 二度とない人生を
 意義あるよう生きて下さい


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