2014年6月号 第340号
いいお寺を見分けるコツ
― 笑い声が聞こえるお寺 ―
■酒場詩人の吉田類さんってご存知でしょうか。
■酒場や旅をテーマにした詩や俳句、エッセイやイラストなど描き、お酒を飲めない私も「こんな居酒屋で一杯やりたいなあ」なんて思わせる、気負わない不思議な詩人です。
■そんな吉田さんが日本中の酒場を巡って、いい店の共通点をいくつか発見されたのですが、その中で「いい店かどうかを見分けるコツ」を述べられています。
■それは「外から眺めてみて、笑い声が漏れている明るい店なら間違いない」のだそうです。
■とにかく雰囲気が大事だそうです。
■笑い声が漏れている明るい店は、厨房にも活気があって、その雰囲気はおのずから店内だけでなく、窓の外にも伝わってくるのだそうです。当然、そこで出されるお酒も、つまみも安くて旨い。
■お寺も同じでしょう。参拝料をとって仏像を美術品の一つとしてまつったり、庭を観光の対象としているお寺とは違い、本門佛立宗のお寺は「仏教を学ぶお寺」です。つまり「元気が出るお寺」「幸せになるお寺」です。
■ならば「笑い声が漏れてくるお寺」こそ、本当のお寺でしょう。
■福岡日雙御導師が「真剣になることは大事だが、深刻になるな」と仰いますが、確かにそうです。私もそうなってしまう傾向がありますが・・・。
■笑い声が聞こえるお店は、酒も、つまみも旨いそうです。
■来月、香風寺は夏期参詣が始まります。
■ご供養が毎朝出ます。厨房も活気があって、おいしいご供養ができますように、各組、競い合って、楽しく功徳を積ませていただきましょう。