2014年8月号 第342号

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― 信は荘厳より生ず ―

■お寺の尊い御奉公のひとつに「掃除」があります。

■佛立宗には昔から掃除の御奉公で御利益を感得されたお話がたくさんあります。

■昔はもちろん冷暖房がありませんでした。病弱な身体で咳き込み汗を流しながら一生懸命にぞうきんで床を磨き、冬は凍ってバリバリになった雑巾で窓を磨かせていただいていたら、いつのまにか健康になり、子供や孫に囲まれながら幸せな一生を終えた先輩たちの体験談を数多く伺ったこともあります。

■最近は掃除機やモップなどもありますし、当番という制度もありますので、自ら進んでぞうきんを持ち、床を磨いたり、窓などを拭いたりすることも少なくなってきたような気がします。

■そもそも「掃除」が「御利益感得への近道」ということも忘れ去られてきたのかもしれません。

■お寺は「道場」であり、ご信者方は「菩薩」であり、その菩薩方が集う「道場」をお掃除させていただくことは、そのまま「荘厳」につながるのです。

■この数か月、お参詣された子供たちが「我先に!」と雑巾を持ち、一階ホールの床や階段を磨き、玄関窓などを拭いている姿を目にするようになりました。

■何枚ものぞうきんを真っ黒になるまで拭き掃除をして「ありがとうございました」と言って帰ります。娘の穂香も真似するようになりました。有難いことです。

■誰に頼まれるわけでもない、気がついたところを、自ら進んで荘厳させていただく・・・。これこそご信心の原点です。

■局長の浅田和良さんも、仕事の合間をぬって植木の手入れをしてくださっていました。それにしても作業着がよく似合います。ありがとうございました。


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