2015年4月号 第350号
― 結果目標と行動目標 ―
■目標には二つあることをご存知でしようか?
■結果目標と行動目標の二つのことです。
■結果目標とは、
「甲子園出場!」とか
「志望校に合格!」とか
「○○で優勝!」などをいいます。
■一方、行動目標とは、あまり聞き慣れないと思いますが、
「毎日30分は散歩をする!」とか、
「一日30分はお看経をする!」あるいは
「一日一回、誰かを褒める!」あるいは
「一週間に一日は禁酒する」というようなものです。
■結果目標を立てる人は多いと思いますが、そのための行動目標も立てることもお勧めします。
■理由は二つありまして、
一つは、結果目標というものは自分自身の努力だけでは、達成できるとは限りません。
■春の甲子園などを観ていますと、いくら個人の能力が際立っていても、チームとしては負ける結果もあるわけです。
■それはそれで、チームプレーの良いところなのですが、もしその結果だけで諦めてしまってはもったいない。
■行動目標を立てていれば、結果に関わらず、やったか、やらなかったか、ただそれだけ。
■言ってみれば、百パーセント達成可能な目標というわけです。
■二つ目の理由は、習慣にできること。
■習慣は第二の天性という言葉があります通り、本当にその大の「力」 「価値」になるからです。
■お釈迦さまが
「生まれを問うなかれ、行いを問え」
と仰せになりましたが「生まれてきた意味」や「生きている価値」というのは、勝ち負けという「結果」ではなく、その人が何を志し、本気で取り組んできたかどうかにあるわけです。
■いよいよ新年度です。結果目標に行動目標を加え、より充実した毎日をお送りされることをお勧めします。