2015年5月号 第351号

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門祖・開導会のお知らせ 

6月7日(日) 午前10時半開始
名古屋・建国寺 石川日翠上人
寺内参詣目標二百人

※香風寺創立30周年を記念する御会式です。全信徒、全家族、知人・友人をお誘いし、目標達成に向けて、将引の御奉公を展開してください。

※各組、昨年の高祖会の参詣数プラス3人を候補に挙げ、御住職に相談ください。

※マリスト駐車場が満車となる可能性があるため、ご奉公者の駐車場は別の場所を考えておりますので、係りの誘導に随ってください。

 ― 初夏の風を香風に変えよう ―

■三浦宏之君という現在、千葉・歓照寺所属のご信者さんがいます。

■上海や香港、マレーシアやシンガポールなど東南アジアと日本を舞台に、食料品の輸出入やレストランを経営されている方で、青年会時代に東京・乗泉寺時代でご縁があったということもあり、関西に来られた時などは香風寺へお参詣いただいたりしておりました。

■メールなどでもやりとりしていたのですが、私のメールアドレスを変えた頃から連絡がとれなくなっておりました。というか、私が彼に新しいアドレスを伝えておりませんでした。

■あれから一年以上経った先月のことです。

■四国の松山にある松風寺へ修学塾の講義のため、早朝にバスに乗り込み松山へ向かいました。

■バスの窓から見える淡路や四国の山々は新緑で輝いておりました。ふと「三浦君、元気かなあ」と彼の顔が浮かんできました。

■二日間にわたる講義も無事に終わり、帰る前に本堂へご挨拶に上がらせていただきましたら、本堂にぽつんと一人、お看経している男性がいます。その男性がこちらへ振り向くと、何と三浦君ではありませんか。

■お互い目を大きくして「あっ」と驚きました。

■三浦君も僕のことを思っていてくれたようです。しかし、まさか松山のお寺の本堂で会えるとは・・・。

■本当に不思議です。

■みなさんも、電車に乗っている時や車を運転している時、あるいは美しい景色などを見た時に「あの人どうしているかな?元気にやっているかな?」と、しばらく会っていない友人や知人のことを思い出すことがあると思います。

■ふとした瞬間に頭に浮かぶそれは、私たちの日常生活の中に吹いてきた、一瞬の「初夏の風」みたいなものです。

■しかしほとんどの場合、その風をすっとやり過ごしてしまいます。

■「どうしているのかな?」と思いつつも、次の瞬間には日常の中に埋没させてしまうのです。

■「即聞即行」という言葉があります。

■御法門で聴聞させていただいたことを、聞いたままにしないで即実行させていただくことが御利益への近道だということですが、御法門だけのことではありません。

■心の中に聴こえた「声」を無視せずに、よい事なら行動に移してみましょう。

■来る6月7日の御会式に将引させていただくにあたり、ご縁の遠くなった方を思い出してみてはいかがでしょうか。

■そして「あなたのことを思い出しました。お元気ですか?」という言葉に添えて、香風寺30周年を記念する御会式にお誘いください。

■枯れかけたご縁がきっと瑞々しく輝くものとなるでしょう。

■初夏の風を「御題目の香風」に変えるチャンスです。


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