2015年11月号 第357号

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お導師からのメッセージ 

 話し上手、聞き上手、書き上手になる努力工夫を odousi-photo

 話し上手というのは立て板に水の如く流暢にしやべるという意味やないです。緑ある人、つまり家族や知人、友人に話をきちんと伝え上手になるということです。

 聞き上手というのは相手の話にきちんと耳を傾けるということです。口は一つ、耳は二つなんですからね。

 書き上手というのは達筆でなくてもいい、携帯電話の時代だからこそ、ハガキでいい「一筆啓上」、ちょっと自筆で便りを送る、これがどれだけ人とのご縁を深めるかわかりません。 

 それとね、人と話をするときは話題や言葉を選ぶようにしたいものですね。みんなが暗い、嫌な気分になるような話題はださないこと。それと「近頃、どうしておられますか」と聞かれたら、「アイム、ファイン、サンキュー」、「お陰で元気にさせてもらっています」と応えるのよ。「あきまへんわ」「さっぱりダメですわ」「おもしろいことなんにはありません」なんて否定的な返答したらあきまへんわ。(笑)

 私がある方に「この頃、身体の具合はどうですか」つて尋ねる横から「わてな、先週までずっと便秘でしてん。それが薬飲みすぎたんか、昨日から下痢してまんねん」なんて割り込んでくる人がありますやろ。(笑)話題を自分のことに引き寄せようと虎視耽々とねらって横から話に割り込むのは感心しませんな。

 人さんの前でなにかを語る機会を得たときは、周りの人がほのぼのした気分になるようにと心がけるもんです。
   (香風寺住職の法話より)


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