2017年2月号 第372号

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埼玉新聞1月6日号に掲載された記事のコピーをいただき随喜させていただきましたので、ここに全文をご紹介させていただきます。

■鴻巣署は4日、県道に散乱していた古紙を一人で回収した行田市在住、県立鴻巣高校1年の湯本里咲さん(16)に感謝状を贈った。

■見て見ぬふりをして通り過ぎる自分を受け入れられず、後先のことを考えずに一心不乱に集めた行動は、周囲の心を揺り動かした。

■自転車で通学している湯本さんは昨年12月21日夕方、鴻巣市屈巣の県道を通りがかった際、新聞紙や折り込みチラシが半径約3メートルにかけて大量に散乱しているのを目の当たりにした。

■一度はそのまま通り過ぎたものの、「何もしていない自分に辛くなった」と戻って来た。

■当初は古紙を自転車の前かごに積んで自宅に持ち帰ろうとしたが、収まり切れない。

■約500メートル離れたコンビニエンスストアヘ行き、ごみ袋を買って戻り、再び拾い集めた。

■現場は交通量の激しい通り。湯本さんは青信号になるたびにひたすら拾い続けた。

■午後5時20分ごろ、同署に「女子高生が落とした荷物を一人で拾っている。かわいそうだから助けてほしい」と連絡が入った。

■署員が駆け付けると、すでにごみ袋3袋分、計10キロの古紙が回収されていた。

■持ち帰り方法を考えていた矢先に署員が到着。

■安心した湯本さんの目からは涙が流れた。

■高校ではバスケ部に所属している湯本さん。

■学校周辺のごみ拾いなど美化活動をしてから朝の練習に取り組んでおり、「学校でもやっているので当たり前と思って拾いました」と振り返った。

■市村知孝署長から感謝状を贈られ、湯本さんは「周りの事をもっと見られる一年にしたいです」とぼほ笑んだ。

■以上です。とてもさわやかな新聞記事でした。

■学校の部活動などでの掃除の習慣が「見て見ぬふりが辛い」 「当たり前」と思う心を養っていかれた校風に随喜させていただきました。

■私たちも本門仏立宗の宗風、香風寺の寺風「香風」があります。それは普段の御法門で聴聞させていただくことの実践ですが、この実践に心がけることが佛立開花運動であり、御弘通と豊かな風土を形作ることにつながるのです。 

■とくに大きなことをする必要はありません。誰に認められようとすることでもありません。あの湯本さんが学校で普段から心がけていたことが自然と行動に出たように、私たちも普段から御法門聴聞に心がけていれば、いつか自分白身のものとなって姿形に顕れるようになります。

■平成29年はそういう年になりますように、一層のお参詣御法門聴聞に心がけましょう。



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