1、試験方法（どうやって光熱費の比較をしたのか）　
　　　筆者の世帯と弊社社長の世帯において給湯、炊事、暖房にかかる光熱費の合計を比較した。
　　（給湯だけでの比較は困難のため上記３つの合計で比較する事とした）

2、試験期間（記念すべき2000年からの2年間です）
　　　平成12年1月1日〜13年12月31日

3 、試験区設定（石油給湯器を使用している社長の家族―試験区、ガス給湯器
　　を使用している筆者の家族―対照区と呼ぶことにします。）(表1)

　　　試験区（石油給湯器）
　〔弊社社長世帯。2世帯住宅〕

　　　対照区（ガス給湯器）
　　　〔筆者(次男)世帯〕

家族構成

６人
社長(67才)、妻(66才)、長男(38才)
妻(33才)、長女(7才)、次女(5才)

４人＋1人(H13.6.29誕生)＝5人
筆者(36才)、妻(37才)、長男(6才)
長女(5才)、次女(0才)

使用状況　 　給湯
　　　　　　 炊事
　　　　　　 暖房

石油給湯器(27号　40,000kcal)
ガス(LPG)
石油ファンヒーター×２台
石油ストーブ×１台

ガス給湯器(16号　24,000kcal LPG)
ガス(LPG)
石油ファンヒーター×１台
電気コタツ×１台

入浴回数
　　　　　　　　　

　毎日
　　　　　　　　　　　　　　　　

　毎日
　　　　　　　　　　　　　　　　

＊弊社は社長(父)、筆者(次男)、三男の３人で営業している小さな会社です。長男(38才)は会社員。
＊対照区の家族数は　平成12年1月1日〜平成13年6月30日・・・4人
　　　　　　　　　　平成13年7月1日〜　　　　　　　 ・・・5人　　で算出しています。

試験区（石油給湯器・家族６人）

対照区（ガス給湯器・家族4→5人）

数量／2年間

2,448L

558L

金額／2年間

104,310円

23,760円

　(2)2年間の光熱費の比較（灯油代とガス代の合計を光熱費とします。月別の
　　 基礎データは ココ ）
　　　(a)人数補正なしの単純比較〔試験区6人・対照区4→5人のままでの比較〕（表3）

試験区
(石油給湯器・家族6人)

対照区
(ガス給湯器・家族4→5人)

どちらがお得か

灯油代／2年間

104,310円
(17,385)

23,760円
(5,590　注1)　

ガス代／2年間

111,780円
(18,630)

270,721円
(63,699　注1)

光熱費
(灯油＋ガス代)

216,090円

294,481円

石油給湯器が2年間で
78,391円お得

1人当たりの
光熱費／2年間

216,090÷6人＝
　　 (36,015円)

294,481÷4.25人＝
　　 (69,289円　注1)

石油給湯器が2年間で
33,274円お得

　　　(b)人数補正後の比較　　
　　　　〔試験区 6人、対照区 4→5人で家族の人数が違うため正確な比較は不可能。この
　　　　ため、表3の1人当たりの灯油代・ガス代・光熱費／2年間を用いて人数の補正を
　　　　行い正確な比較を試みた〕　　

　　　　対照区の家族の人数を試験区と同様の6人であると仮定した場合　（表4）

試験区
(石油給湯器・家族6人)

対照区
(ガス給湯器・家族6人と仮定)

どちらがお得か

灯油代／2年間

104,310円
　　　　　

5,590×6人＝ 33,540円
　　　　　　　

ガス代／2年間

111,780円
　　　　　

63,699×6人＝382,194円
　　　　　　　

光熱費／2年間
(灯油＋ガス代)

216,090円
　　　　　

69,289×6人＝415,734円
　　　　　　　

石油給湯器が2年間で
199,644円お得

5、考　察（筆者の思いをつづってみました）
　・人数を補正していないそのままのデータ(試験区 6人・対照区 4→5人のまま)の単純比較でも
　　試験区(石油給湯器)が2年間で78,391円お得であった　(表3)。　　　　　・・・なになに、そうか

　 ・家族の人数が違うためその違いを補正する必要がある。6人家族と仮定した場合は試験区(石油
　　給湯器)が2年間で199,644円お得になると推定される　(表4)。     　　　 ・・・えー、そんなにちがうの

　・1人あたりの2年間の光熱費は、試験区(石油給湯器　36,015円/2年)が対照区(ガス給湯器
　　69,289円/2年)の約半分であった　(表3)。                        　　　　　　 ・・・半分とは知らなんだ！　

　・試験区(石油給湯器)は大人と子供の比率が大人4人：子供2人なので2：1となる。同様に対照区
　　は1：1→2：3となり試験区の方が家族数に占める大人の割合が多い　(表1)。入浴時に使用する
　　湯量は一般的に子供より大人の方が多いと思われる。対照区の比率を試験区と同じ(大人2：子供1)
　　と仮定した場合は光熱費がもう少しかかるものと推測される。         　　・・・ふむふむ　

　 ・試験区(石油給湯器)は対照区(ガス給湯器)より石油ストーブと石油ファンヒーターが1台づつ
　　多い(表1)。対照区も同様と仮定した場合は光熱費がもう少しかかるものと推測される。
　　ただし、　　対照区は試験区と比較して日当たりが悪いため石油ファンヒーターの使用時間が
　　長い感はある。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・・・ふむふむ　

　 ・試験結果については諸条件(1人当たりの湯の使用量、使用している給湯器や石油ファンヒーター
　　の種類、ガス種等) により当然変わってくるものと思われる。ただし、大作戦については試験の精
　　度を上げるため 今後も試験は続ける予定です。　　　　　　　　　　　　　・・・そりゃそうだ

　　　　　　　　　　　　
2000年1月より「光熱費を削って旅行に行けるかもしれない大作戦」と題して
石油給湯器とガス給湯器の光熱費の比較を実施しました。
結論から言うと実際に旅行に行けそうです。
そこで上記の結果を踏まえ、恒例となっています節約したお金でどこに何人旅行
に行けるかを検討してみました。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

家族人数

2年間での
節約金額

人数別の旅行可能な行き先

1人で行けば

2人で行けば

3人で行けば

4人で行けば

5人で行けば

6人で行けば

１人

69,289-36,015＝33,274円

沖縄
４大リゾートの旅
2日間

＿

＿

＿

＿

＿

２人

33,274×2
＝66,548円

北海道
道南でゆったり
3日間

沖縄
４大リゾートの旅
2日間

＿

＿

＿

＿

３人

33,274×3
＝99,822円

シンガポール
２度目のアジア
4日間

北海道
やっぱり札幌
2日間

沖縄
４大リゾートの旅
2日間

＿

＿

＿

４人

33,274×4
＝133,096円

グアム
とっておきグアム
5日間

北海道
道南でゆったり
3日間

京都
ふらり京都
2日間

沖縄
４大リゾートの旅
2日間

＿

＿

５人

33,274×5
＝166,370円

ハワイ
おもいきりハワイ
5日間

タイ
わくわくバンコク
4日間

北海道
やっぱり札幌
2日間

京都
ふらり京都
2日間

沖縄
４大リゾートの旅
2日間

＿

６人

33,274×6
＝199,644円

オーストラリア
ゴールドコースト
6日間

シンガポール
２度目のアジア
4日間

北海道
道南でゆったり
3日間

北海道
やっぱり札幌
2日間

京都
ふらり京都
2日間

沖縄
４大リゾートの旅
2日間