不発のマグナム
原曲:HOTEL PACIFIC 作詞・作曲:桑田佳祐 編曲:サザンオールスターズ 管編曲:山本拓夫

ギラギラ輝く太陽が 枠の片隅へ堕ちてゆく
錆びれたランドのプールには
現在(いま)もセピアの幻影(かげ)が揺れてる

やしけんの濡れた前髪が
Tシャツの奥まで沁みた時
ディフェンスに掛かる浮き球で
ゴールの予感が浮かんで消えた

サイドを割ってくミスパスみたい
森とミカの偶像(アイドル)

響く主審の笛に
耳がJin−Jinと響く
副審の 旗が また上がる To me
哀・・・ラインは今日も
寄せては返すでしょうか?
芝の上で口づけした
不発の マグナム ヒロ〜

ゴールを決めたい情熱が
紅(くれな)い夕陽(ゆうひ)に染まる頃
等々力あたりのスタンドにゃ
試合の終わりが涙で暮れた

森に出したパスのように
勝ちはいつも蜃気楼

負けた鹿島の選手に
胸がJin−Jinと疼く
だのに石塚はパス出さない To me
何故・・・砂漠のように
心が渇くでしょうか?
臙脂(エンジ)のユニ 見つめながら
夜霧にむせぶヒロ〜

ああ今の・・・
空いた前線のスペースに
俺は一人駆け込む
副審の 旗が また上がる To me
何故・・・俺の前には
誰もいないじゃないか
芝の上に座り込んだ
不発の マグナム ヒロ〜
いつでも オフサイド〜
涙のオフサイド大王〜




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