『夢空間北斗星ニセコ号』乗車記


上野駅の行先掲示板

日暮里駅で10時打ちで取ったチケット

『プロローグ』

 私が『夢空間北斗星ニセコ号』に乗車するきっかけになったのは【時刻表検定】だった。
時刻表検定の勉強をしているとJRニュースの項に『夢空間北斗星ニセコ号』が走るとの記事があった。
夢空間車輛の事はネットで見た程度だったのでどのようなものか殆ど知らなかった。
また、調べれば調べるほど「乗りたい」という想いが募り、しかしチケットの争奪戦も想像を絶するものであろうと思った。
それだったら…「夢空間のチケット争奪戦はいわばお祭りみたいなもの、取ろうとしないで諦めるよりもやるだけやって
諦めよう」などと勝手な解釈をしてチケット争奪戦に参加したのだった。
 万が一チケットが取れた時のことを考えて、デラックススリーパーは辞めて、B寝台1人用個室【ソロ】に狙いを定めた。
(当初はばぶっち1人で乗車する予定だった)
旅行会社10社に全運転日の発券手配を依頼し、また自分では10時打ちを5駅で行うという万全の体制で挑んだ。
結果は初日に限れば、旅行会社は全滅・10時打ちは3駅でチケットが取れた…のだが、
妻には「私1人」ということでどうにか許しを貰ったのだが2枚取れれば夫婦で行きたくなるのが人情というもの、
妻を説得して夫婦で渡道することになりました。
かくして夫婦2人の『夢空間北斗星ニセコ号の旅』は始まるのだった。


『夢空間北斗星ニセコ号〜上野駅の賑わい』

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夢空間車輛・オロネ25−901 1
     方向幕は普通の北斗星と同一

 
    

  9月14日、上野駅から『夢空間北斗星ニセコ号』が発車します。
 なかなかお目にかかれない車輌だけにギャラリーの方も多数いらっしゃいます。
 先発の北斗星1号のお見送りをしてから13番線内のコンビニでお茶を買い、
 夢空間の到着を待つ。やがて業務連絡の構内放送が流れます。
 「業務連絡、13番(とぉさんばん)、8005列車接近、お待たせいたしました、13番線には
  17時18分発夢空間北斗星ニセコ号札幌行きが入線します、黄色い線の内側でお待ち下さい。」
 いよいよ夢空間の入線です。
 尾久方から推進入線で入線してきます。
 皆、記念撮影に余念がない。ダイニングカーをバックに記念撮影をする人・ラウンジカーをバックに写真をとる人、さまざまである。
 私は個室に荷物を置いて、発車前からラウンジカーに行き、車掌さんとお話をさせて頂いた。
 とても勉強になりました。
そうこうしている間に発車時刻となり、夢空間は一路札幌を目指して上野駅を後にしました。


『発車〜個室〜ディナーまで』
B1個室『ソロ』・上段 B1個室『ソロ』・下段


  私達の部屋は『北斗星』にも連結されている1人用個室『ソロ』です。
 『ソロ』は1人用B寝台個室で室内には読書灯・音響装置等があり、開放型B寝台と同料金のため
 人気は高い(本当はロイヤルに乗りたかったのだが…)
 別の駅で取ったにも関わらず、偶然にも部屋が隣同士だった。離れていると妻的にも心細いので、
 隣同士でよかったと思う。
 話し合いの結果、妻が上段、私が下段を利用することになりました。
 やがてJR東日本青森運輸区の車掌が検札に訪れたのだが、やはりというかなんというか乗車券を見て唸っています。
 というのも私達は夢空間下車後『スーパー北斗』で登別を経由して洞爺へ向かうので乗車券の経路は
 
東京都区内→洞爺 (経由:東北・津軽・海峡・江差・函館線・千歳線・室蘭線)
 となっているためパッと見、山線経由の夢空間ではおかしいと思われたようだ。車掌に行程を説明すると
 納得してルームキーを渡してくれました。
 なお余談ではあるが、この夢空間の車掌の他にも、『スーパー北斗』の車掌・登別駅の駅員にも【?】という顔をされました



往路の乗車券

『ダイニングカー』

ダイニングカー・車内全景     懐石御膳


 『夢空間車輛』の目玉は何といっても【ダイニングカー】であろう。
 私たちも当初は夕食を駅弁で済ます筈だったのだが「夢空間に乗る以上、
 ダイニングカーのディナーは欠かせない」などと勝手な解釈をして、妻に内緒でディナー券を手配したのでした(爆)
 一番奥の特等席で食事をしたかったので30分以上前から並びNREのアテンダントに無理を言って
 場所を変更して頂いて無事に最高の展望と美味しい料理を食べることが出来ました。
 なお、この日の18時からのディナー利用者は私たちを含め15人くらいでした。(懐石御膳は私達2人だけ)


『ラウンジカー』

ラウンジカー全景 自動演奏のピアノ 形式の銘板

夢空間車輛には2号車に【ラウンジカー】が連結されています。
バーラウンジと自動演奏のピアノ・テーブル・ソファがあり、誰でも利用できるフリースペースです。
ただ、私達が乗車した時には物販のスペースになっており、バーの営業はしていませんでした。


『デラックススリーパー』
   

夢空間車輌・デラックススリーパー外観 車内通路
憧れのエクセレントスイートのルームプレート スーペリアツインの室内


【夢空間車輛】の客室は【デラックススリーパー】と呼ばれる
【エクセレントスイート】とよばれる特別室1部屋・【スーペリアツイン】とよばれるツインルームが2部屋
1車輛の定員が6人という非常に贅沢な車輛です。
当然ながら今回はデラックススリーパーに乗車出来なかったのだが後日、『夢空間紅葉号』に乗車の方の
御好意によりスーペリアツインの中を見ることが出来ました。



『就寝〜青函トンネル進入〜札幌』


塩谷駅での『SLニセコ号』との交換 ソロのルームキー

青函トンネル進入を見るため携帯のアラームを進入20分前にセットし、盛岡あたりで就寝しました。
蟹田あたりで目が覚めたのだが…進行方向が変わっていない!
ということは…『JR北海道のドリームサイン』が見られないではないか!非常に残念です…
青函トンネルから進出しもう1回寝る。目が覚めればいよいよ北海道だ!
(もう北海道にいるだろ…核爆)
長万部の手前で目が覚め、洗顔・朝食を済ませ、残り僅かとなった『夢空間』の旅を楽しみます。
函館車掌所オリジナルのオレンジカードを購入し、倶知安で6分停車、記念撮影にいそしむ。

JR北海道・函館車掌所オリジナルオレンジカード

 夢空間はその後小樽に停車。ここで重連のDD51の1両を後ろに付け替えるため20分の停車。
ホームにでてしばしの一服。小樽を発車し、終点の札幌に向かう。車掌がルームキーを回収しに来ました。
いよいよ『夢空間の旅』も終わりを告げようとしている…
「時間よもっとゆっくり流れろ!この素晴らしい時間が過ぎ去ってしまわないように…」
私は心の中で叫んでいた。
そんな心の叫びも空しく、車内放送が流れ、間もなく札幌到着を告げる。
10時39分札幌駅5番線ホームに到着しました。

その後私達は11時発函館行の『スーパー北斗』で登別に向かいました。
「いつの日かデラックススリーパーに乗ってやる!」そんな想いを胸に秘め…


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