西堤の駐車スペースは車でいっぱいだった。それもそのはず今日は日曜日なのだ。なんと2週続けての週末フィッシングだ。しかし今年にはいってから平日はいつも天候にめぐまれず、それこそ週末の方がいいくらい。しかし今回は天候最優先。僅かな時間に賭けて釣行した。
西堤を歩いていると同じウキ工房のチーム員を見かけた。「やっと一枚上がったよ」というのがな、な、なんと48p。「鈴木さんは今から?」との問いに「寝坊しちゃって」
「先端ですか?」「きょうは○○会ですよ」どうも僕が雑誌に紹介して以来先端のポイントは倶楽部単位で釣行に来るようになって入れることが少なくなったらしい。しかし西堤はポイントだらけ、魚だらけなのだ。僕は新規開拓とばかりにポイントを探した。
風はテトラに対して右正面から吹いていた。うねりもあり状況は良さそうだった。さっそくコマセを作って撒いてみる。基本的には風とは逆に左から右に向けて潮は流れていた。そして沖に払い出している場所を見つけその潮目をポイントとした。
仕掛けは「くまごろう浮き」を使った漂い釣り(なんだそりゃ)。実は最近能登通いで開発した釣りで浮きをシモらせると言うよりも沈めた感じで、水中で漂っている浮きを見てアタリを取るというものです。復元力を抑えた「くまごろう浮き」ならではの喰い渋り対策釣法です。
微妙に沈み始めた浮きがその方向とスピードを変えた。「やった〜」しかしいきなりテトラに突っ込んできた。今日はハリスが1.5号なので無理は出来ない。僕はやりとりのしやすい位置に場所を変え、久々にレバーを使ってやりとりをした。間違いなくクロダイの引きだった。
タモに納まったのは40pジャスト、満足できるサイズだった。しかしその後は続かなかった。やはりこの時期は居着きがメインなので散発なのはしょうがない。マズメに向けて場所を変えてみるが乗れるテトラと良い潮が一致しない。そして納竿。
ものすごく久々の持ち帰りとなった。腹にはカラス貝ばかり入っていた。刺身美味かった〜。