3月22日外房鴨川港弁天島


目が覚めると外は真っ暗。
しかも遠くに夜景が見えるではないか!
「どこだここは!」
もしかして「うみほたる?」
隣を見るとなんとみのるが寝ているではないか「オイ!みのる(怒)」
「もう、ねむくって〜〜〜」
「バカヤロ〜、黒鯛行脚さんは!」
「おいてかれちゃいました〜」

なんてこった、折角誘っていただいたというのに・・・。
いろんな話を聞いた上に明日のアドバイスを頂ければもうばっちり、と思っていたのに。
こんな素晴らしい釣り人に誘われるなんてまず無いことだというのに・・・。

一度釣れないとやる気をなくすみのるは「え〜内房の沖磯〜」
「じゃあ南房は、去年デカイのいっぱい上がってジャン」
「漁港ですか〜」
「じゃあどこなら良いんだよ(怒)」
「大六堤防とか岩井袋とか、ナンだったら小湊とか鴨川行きましょう」
「なんだよそれ自分で行ったところばっかりじゃんか。もういいよどこでも好きなところにしろ
「じゃ鴨川にしましょう、一応磯だし去年デカイのに切られましたよ」
「結局釣れたとか、そう言うのがないと嫌なのかよ」

さて釣りの方はと言うとものすごい強風。
これで晴れていなかったら帰ってしまうところです。
しかもいきなり釣り場への移動中にチーム帽子が飛ばされてしまった(既に嫌な予感が・・・)。
強風のため風裏のあったもんじゃなく風は回ってくる。

みのるは「去年切られた」と言うところに入った。
僕はとりあえずハナレに飛んで左右のサラシの弛みを攻めることにした。
と言うより風が強すぎてうねりが凄くサラシもきつすぎて話にならない状態。
しょうがなく磯際を釣る、といった感じ。

しばらくすると狙い通りにアタリ!
しかし一発で潜られて「ブチン」
くそ〜、と思いながら再び磯際を攻める(と言うかここしか攻められない)。
す、すると再び浮きにモゾモゾが!

今度こそはと思い磯際まで出ていき思いっきり沖向きにアワセ!
「やったー!」エサを持って帰ろうと思ったグレがいきなり引っ張られて沖に反転。
一気に糸が走る!
「え、え〜」
とても止められないしかしなんと沖に顔を出している根に向かって・・・
「あああああああ〜」
「ブチン」
初めてでした、何もすることもなく切られたのは。
まさかこんな大型(とても40pそこそこではない!)が掛かるとは。
さすがに見ていたみのるも「かっこよかったですよ〜」(何か違っている気もするけど)

気を取り直して(というかまたしても仕方なく)磯際を攻める。
するとまたして・・・・
よ〜し今度こそは!!!!!
「グ〜ン!」アワセと同時に凄い引き込み!
「やった〜、みのる〜タモ〜」
とにかくものすごい重さ、しかし引きがグレとは違う。
もしや自己記録を軽く超えるクロダイか?
引き具合はまさしく!
しかし?
何故か「お休み」がある。
こっちもあまりの重さに何度も「休憩」を取る。
しかし油断するとものすごい引き込み「うお〜、う、腕が痛い〜」
今度こそはと潜られないように高台にポジションを取ってやりとりをする。
????どうもクロダイと引きが違うな〜。
でもデカイのは確かだ!

「ハハハ、クマさん(僕のあだ名)鮫だ、でけ〜〜〜」
「なに〜〜〜〜」
「ほら、でかいですよ〜〜」
「そんな事言ったって見えないよ」
しかしみのるが余りにも笑うので回り込んで海面を見ると「ウネウネウネ〜〜〜」
ほ、本当に鮫だ〜!
くそ〜〜〜

以上です。
とても取り込めないのでやりとり止めたら糸を鮫が切ってくれました。
後はやる気をなくして納竿です。