リーチ一発の巻


5月のある日、 ぽかぽか陽気の府中競馬場にブーさんと2人のそのそと出勤
それにしても当たりませんなー
4歳未勝利戦ばっかりだから力も入らないけど
ブーさんが突然(この人の場合、 いつも突然わけの判らないことを言い出すので要注意なのだが)
『このレースはリーチ一発だ』と言い出した
リーチ一発なんて馬は出ていないのに何のことだ 新聞を見直すとどうも「ヤマタケロン」のことらしい
父親の名前の「リーチ」とヤマタケロンの「ロン」から発想したんだ
まったくくだらなくて言葉もない
成績欄を見るとよくて入着程度、調教もコメントも強く推せるようなものはないので 適当に無視していると、
何と堂々1着でゴールするではないか
真剣に検討しても当たらないのにダジャレだけで当てるとは恐ろしい
(追記)
それからしばらくたったある日の中山競馬場
この日はブーさん、たごさん、浜ちゃんと出勤
午後の下級条件戦
荒れそうな予感はすれども、どれが穴になるか判らず適当に買っていると
ブーさんは真剣にオッズ表示を見ながら売れ行きを確認し、 人気馬の200円の短小(単勝のこと、ブーさんがよく使う表現)で大勝負の気配
わたしゃこんなレース怖くて勝負できませんての
結局レースは大荒れ、穴を空けたのは何とあのヤマタケロンだった
ブーさんいわく「何でこんな馬がくるの」だって
ここで1句
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