10万馬券の巻
今日は暮れの中山開催
普段は男同士の勝負に明け暮れている私も、この日は姫と2人で出勤です
観戦場所も普段と違ってロイヤルボックス(悪太郎のプレゼント)
初心者の姫に大穴を当てていいところを見せようと張り切ってはみるものの、
思うようにはいかないレースが続きます
隣では私のアドバイスの効果か
姫が淡々と人気サイドの馬券を当てておりまして
このままでは男のメンツはまるつぶれです
よーし、気分も一新、午後のレースの再開だと隣に姫がいるのも忘れて新聞を一心不乱に見直すと
8枠に穴っぽいのが2頭いるではないか
うーむ、どちらを軸にしようか、なかなか決心がつかないな
締切時間が迫って例のアナウンスが流れても決心がつかない、どーしよー
こうなったら穴馬が2頭いる8枠から枠連で勝負だ
相手は1番人気から3番人気の3点で固そうだし枠連でも20倍はつくだろう
わくわくしながらレースを見ていると
8枠の1頭がマイペースの逃げに出た(いいぞ、これなら2着までには入りそう)、
更に、もう一頭もインの3番手をキープしているではないか
(これなら、逃げ馬がつぶれても大丈夫)
最後の直線、逃げ馬の足が鈍ってきた
そこを3番手から外に持ち出した8枠のもう一頭が交わしにかかる、間には2番人気が割って入った
(よーし、これなら30倍か)
と思った瞬間、逃げ馬が外によれて2番人気馬の進路が狭くなり失速
そのままゴールイン(8−8は万馬券だ、買ってないよ・・・)
でも審議の青ランプが点灯しているではないか(よーし、降着なら当たりだぞ)
ところが『第6レースについては、審議をいたしましたが降着及び失格馬はございません』
と無情のアナウンス
あーあ、どっちを軸にするか迷ってんならゾロ目も買うだろ普通は
万馬券をゲットしていいところを見せられたのに、ぐすん
万馬券逃しのショックからやっと気を取り直してきた第10レース
ダート1,800のハンデ戦、しかもフルゲート、荒れそうな匂いがぷんぷんします
隣の姫は万券を逃した私を気遣ってがんばってと応援してくれるけど
それが心にヅキヅキと突き刺さるようで、このままではいたたまれない
ここは大穴を当てて一気にプライド(今井美樹ではありません)を取り戻さなくては
ふむふむ、穴っぽいのが1頭いるな、前走は10着と大敗しているが着差は3馬身と大して負けていないぞ
しかも、ハンデは57→53`と軽くなるし、コメントを読むと前走は道中挟まれる不利もあったようだ
よーし、こいつで大勝負だ
ところが、ここまで負けが込んで財布は底をつきそう
しょうがない上位10番人気までの馬連10点買いで小勝負だ
いよいよ発走です
私の穴馬は、うまいこと好位のインで手応えよく追走している
(むふふ、これなら2着はあるかな、最低でも50倍はあったし)
4コーナーを回るとインからするすると抜け出してくるではないか
直線半ばで後続を2馬身ちぎっているぞ(よーし、やったー、そのままーと思わず声援)
先頭キープのままゴールイン、2着争いは団子状態だ
何々、2着は写真判定か、うーむ外の馬は買っているなこれなら万馬券だ
でも、ちょっと内が出ているような、影になっていて馬番が見えないなー
電光掲示板を食い入るように見ていると2着には16の表示が
何だよー、その馬連は買ってないよー
そいつは11番人気だったんだよ、うぇーん
もう1点で馬連10万馬券をゲットしていいところをみせられたのになー
ここで1句
穴馬を 買ったら相手は 絞らない
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