ワイドの巻


馬連が導入されてから久しくなりますが、例の3着病が我々の仲間内で蔓延してきました
JRAもその辺を配慮したらしく、ワイドが昨年暮から発売されました
小錦が「3着までいいでしょ」なんていってPRしてますな
これで3着病から開放されると喜んだ同志諸君も多かったはず
ところがどっこい、3着病は根が深い
人間の心の奥底のどろどろとした欲望にしっかりと根を張っているのです

3着になるのが怖かったらワイドを買えばいいじゃないか
多少配当は下がってもリスクは軽減されるし、負けなくなるんじゃないかと
理性では解るんですね、この理屈は

ところが、実際に窓口で馬券を買う段になると欲という厄介なものが頭をもたげてくるんです
配当の多い馬券と少ない馬券があれば、人はやっぱり本能的に多いほうをとるんです
で、結局いつまでたっても3着病は直らないんです
「あーあ、ワイドで買っておけば当たってるよー」などとあいも変わらずいってます。

ところで、ワイド馬券の配当について一考察
理論的にはワイドは馬連の1/3程度の配当になるはずなのに
実際には1/2から1/4と大きく異なっています
時には、1/7なんてこともあります
これを馬連の配当の高低との関係で見ると
馬連配当が低い場合には1/2程度(場合によっては1/2超もある)
高い場合には1/4程度になります
これは、実際にワイドを買う人の多くが穴狙いで買っているということなのでしょう
これを逆手にとって、本命党がワイドで勝負するのが一番効率的かなと思います
後は、どうしても狙った馬が3着にしか来ない日は、ワイドしかないものと思って買うことでしょう
ただし、最近のワイドの売れ方は、パット等での発売がされていないこともあり
枠連よりちょっと多いくらいになってますから、
4月以降の売れ方で再検討が必要かも

ここで1句
3着病 怖けりゃワイドで 大勝負

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