ぐちゃぐちゃの日の巻
今日は、若いブルータス、ミッチー、ろーへーと秋の府中に参戦
ブルは朝から例の語尾上げを連発してる
府中は中山と違って指定席に余裕がなくて隣同士くっついているんだよなー
なんか具合が悪くなりそう
ミッチーは、どうせ新聞見ても当たらないとばかりにさっさと馬券購入
覗いてみると支離滅裂、頭の中が腐ったような馬券を買ってるよ
どうしてかなと、持っている新聞を見ると、なんと昨日の新聞だ
「いやー、昨日の朝買ってしっかり事前検討しといたのに」
あまりののー天気さにげんなり
そうかと思うとろーへーはかん高い声で人の解説を笑い飛ばすし
こんな奴等とじゃやってられないよ、とほほ
おじさんギャンブラーはやっぱり孤独が似合うな
と唯我独尊、我が道をいく、ゴーイングマイウェイ
検討に没頭しようとすると頬に突き刺さるようなやな視線
隣を見ると「今度は何が来るんですかー」とブルが問いかける
一遍に頭の中が真っ白「来る馬が来るよ」と訳の分からないことをいって
煙に巻くのが精一杯
ちょっかいだすんじゃねー
おっとっと、どうも若い奴等と一緒だと言葉づかいが悪くなっていけねぇな
やっぱり、上品にしなくっちゃな、品性を疑われるよ
午前中、ブルは細かく当たってはいるもののプラスにはならず
ろーへーはといえば、無謀な単勝馬券に突っ込んで自爆しているし
ミッチーは時々わけのわかんない複勝馬券で当たったと喜んでる
今時の若者らしいなーと観察しつつ
徐々にいつもの勝負師のペースを取り戻し競馬に没頭していると
あれ、さっきからろーへーがいねーな
「おーい、ろーへーは帰ったのか」と聞くと
「あいつは何考えてるんだかわかんねー」だと
おめーらだって同じだろ
次のレースが終わった頃にひょっこりろーへーが現れた
「当たらないんで、競馬博物館を見てきた」
まったく何を考えてんだか
最終レースもブル、ミッチー、ろーへーと枕をならべて討死に
「勝てると思ったのになぁ」「そうだよなぁ」
(考えが浅いよ、競馬で儲けようなんて10年早い)
結局、勝っても負けても夕飯を奢る羽目になるのはいつものこと
ミッチーとブルはこの後パチスロに出動するらしい
若いっていいなぁ
ここで1句
ギャンブルは やればやるほど 負けるもの
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