加治木動物病院
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院長日誌


毎日の出来事や起こった事件などを書きとめています。

2001年12月31日(月) PM10:55
 本年もあと1時間ほどになってしまいました、あっという間でした、
8月から日記を書き始め4ヶ月以上がたちました、なんだか大変だった様にも思えるんですが、
だんだん日課になったというか楽しくなったというか・・・・、自分自身が飽きるまでもう少し続けてみます、
トップページのカウンターも4300番台になりました。

 さて、私のつたない乱文の日記を応援してくださった皆様に感謝申し上げます、
ご投稿下さった方、来院時に話題にして下さった方、本当にたくさんの方に応援いただきました、
励ましのメール等たくさんいただきました、遠くは青森からも頂戴しました有難うございました。
 このホームページがきっかけでメール交換をさせていただいたり、
リンクを貼らせていただいたりと、輪が広がったようにも感じました、
リンク集への掲載を快くご了承いただきましたこと感謝いたします。

 次いで、当院の里親募集にご協力いただきました方々に心より御礼申し上げます、
幸い仔猫はすべて里親が見つかり、2匹ももらってくださったご家族もいらっしゃいます、
その後すくすくと育っていますようで、先日も混合ワクチンの接種に仔猫の来院がありました、
もうしっかりと飼い主さんに頼りきっている仔猫を見て嬉しくなりました、
あと半年もするとずいぶんと大きくなっていることでしょう、仔猫の頃の面影ももうわからなくなるくらいに・・・。

 最後に、当院にご来院いただきました飼い主さんにやはり感謝をと・・・、
でも、ここは動物病院、ここに来るってことはその時はペットが病気でたいへんなわけで、
そうするとしょっちゅう来ていただいてる分だけしょっちゅう病気してるわけで、
普通の商店のように「お得意様」ってわけにはいかないし、「毎度ごひいきに。」でもないし、
トリーミング外来ならそれもありでしょうが・・・・、むずかしいなー、
やっぱりシンプルが一番、皆様一年間有難うございました。

 それと、当院勤務獣医師の川野先生、非常勤獣医師のK先生、
スタッフの財部さん、新町さん、丸山さん、山元さんに感謝します、でーーー、来年もよろしく!
 
 あっ、それから当院ホームページを作るにあたってたいへんな協力をしてもらった○○君に感謝します、
二重丸あげちゃおっかなー、「◎◎君有難うございました。」また来年も付きまといますんでどうぞ宜しく!

 それでは皆様どうぞ良いお年を・・・・。



2001年12月30日(日) PM7:30
 今年も残すところあと一日、今日は午前中に予約外来が数件あって診て、
午後から実家に鏡餅取りに帰ってあちこち挨拶回りしてきて、午後の予約診療診て、
入院ペットの治療して、やっとひと段落・・・・。
 今日は昨日の骨折猫がそれはそれは凶暴で、朝からひかっかれる始末、
無理もありません昨夜手術したばかりで痛いんでしょうから、がしかし注射もさせてくれないのである、
痛み止め、抗生物質も栄養点滴もなーんにも出来ません、
またフードに混ぜてはみましたがさて食べてくれるでしょうか?

 ただ今ホテル滞在でカナリヤを一匹預かってまして、今朝元気に鳴いてました、綺麗な声でした、
「ヘぇー、カナリアってけっこうかわいいじゃん。」と思って見てますと、あちらもじーっと見つめてくれます、
私が入院室に入る度にぴぃーぴょー・・・・?と鳴いてくれます。
 今日の一枚はカナリヤのピー介君にします、鳥かご越しですが何とか撮れました、

    鮮やかな黄色がいいですねー。
ピー介君の右足にご注目、ちょっと見えずらいですが金属で出来た輪が付いているでしょう、
たとえて言うと普通のストローくらいの直径で幅が2mmほどの小さワッカ、指輪ならぬ足輪です、
これはピー介君がピー介君である大切な証なのです、
いくつかの番号が縦や横に並んで書いてあります、シリアルナンバーってとこでしょうか。


 カナリヤは幸い絶滅危惧種(ぜつめつきぐしゅ)ではありませんが、
やはり輸入に関しては相当のチェックがあたっようです、
最近の小鳥、ハムスター等はそのほとんどが東南アジア産のようです、
飛行機に乗ってはるばるやってくるわけで、それでも需要に追いつかないこともあるとか、
ペット大国日本、これからもますます輸入も増えてゆくんでしょうね。



2001年12月29日(土) PM8:10
 今日で仕事納めでした、といっても私は明日も明後日もずーっと仕事、予約もすでに数件、
たいへん忙しい一日でした、本当にバタバタしてました、
先ほど猫の骨折の手術を終わらせたばかり、今から来客がありますんでそれまでの間に書いてます、
手術した猫もどうやら麻酔からも覚めてきました、骨折はあとは時間が治してくれますんでそのままです、
私と一緒に病院で年越しです、2週間もすれば帰れるはず、それまで仲良くしてましょう。

 さて、まず今日の一枚から早めに掲載しておきます、ローリー君です、
昼間に手術したんです、目の上のたんこぶならぬイボを一つ取ってしまいました、
手術直前の所をイボごと撮って見ました、ご覧あれ!

    さーてイボは何処でしょ・・・。
イボの場所が場所だけに取るのにちょこっと苦労しました、けど何とかなるもので結果良し、
夕方には元気に帰っていきました、「このイボ、おみやげにどうですか?」と・・・・、丁重にご辞退されました。

 さてと、8時が過ぎましたので、そろそろでしょうから・・・・。


 年末年始の休診日は明日から来年1月3日までです、ご理解のほど宜しくお願いします。


2001年12月28日(金) PM10:50
 夕方5時から今の今まで手術してました、そうです野戦病院さながらのてんやわんやで、
なんと猪突猛進され怪我をした猟犬が3匹やって来ました、どれも重症の重症、
2匹が胸まで到達したケガでもう一匹が肛門横をグサリと切られてました、
さーてどれからやろうかなー、なんてもうどうにでもなれって感じで奮闘してました、
1匹目に2時間、外来診ながらの一人二役、2匹目にこれまた2時間、
3匹目が終了したのは10時回ってました、合計6時間強の手術、
3匹で合計13箇所を縫合、数なんてもう数えてられません、
相当数縫合したことは間違いなし、とうとう右親指の縫合カンシ(手術器具)の当りタコが痛くなりましたから、
おまけに当院の手術スタイルが座ってやるとはいえ6時間はさすがにきつかった、
やっと良くなってきた腰がもう痛み出してます、明日が怖い・・・・。

 で、なんだかまだテンションだけ高くて日本茶一杯飲んでこうやって日記書いてます、
これで少しは落ち着くでしょう・・・・、10過ぎての日記のアップは久々のような気がします。

 そんなことでバタバタしてたら今日の一枚撮るのすっかり忘れてました、
手術した猟犬でも最後に撮っておけばよかったのですが、まだ麻酔が効いてましたし、どうかと思いまして、
といって私の疲れ果てた姿の写真じゃ代わりにならないし、てことで休今一します。


 そうそう2匹目の手術の途中だったかなー、交通事故が原因ですでに死亡してるシェルティーが運ばれてきました、
ある大学の学生さんで飛行機に乗るため空港へ向かって10号線を走っていたとか、
自分が事故を起したわけではなかったにもかかわらず、飼い主さんを探してほしいとの事での来院、
残念ながら即死に近かったと思われました、種類、性別、わかる範囲での過去の手術跡等、特徴を確認、
最後にデジカメで顔を撮影しておきました、かわいそうに安らかに眠ってほしいものです、
 連れてきてくれた彼、たまたま通りかかっただけだとか、あれこれで結局飛行機にも乗れずじまい、
かかわりたくない避けて通りたいといった風潮のご時世、たいへん奇特な青年でした、
何とか飼い主さんの手がかりがあるといいのですが・・・・。



2001年12月27日(木) PM7:15
 今日はこれから所用がありましてちょっと時間がありません、
とりあえず定時に終了、今日も結構忙しくしてました、
午後から麻酔をかけて耳治療する予定があったのですが、
症状がすこぶるよくなってまして、今日は痛がりもせず治療させてくれて良かったよかったでした、
これで昼間の予定がなくなって私はちょこっと外出、挨拶回りを数件してきました、
本当に一年あっというまに終わってしまいます、残すところあと4日です。

 さて今日の一枚はとても優等生の猫のスズちゃんです、

    スズちゃんは目の色が左右で違うんです。
スズちゃんはシャンプーしにやってきたのですが、麻酔もせずにトリーミングさせてくれます、
シャンプーの時はもちろん大型ドライヤーで乾かす時もじーっとしてくれてます、
ちょっと嫌がってる顔はしてるそうですが、爪を立てるでもなく、じーっとしてくれてるそうです、
ここまで協力的な猫さんは当院では他にはいません、やっぱり温和な性格からくるのでしょうか、それとも?
猫のトリーミングといったらかえってたいへんな方が多いくらいなんです。

 すみませんがこの辺で、乱文にて失礼します・・・・。



2001年12月26日(水) PM8:05
 どうも今日は一日中腰が痛くて大変でした、ちょっとした拍子に「ずきっ。」と痛みが走ります、
昔傷めた所ではあると思いますが、寒くなってきたからでしょうか、昨日から始まってました、
今日は暖かい風呂にゆっくり入って早く寝よう、とりあえず重症入院ペットもいませんので。

 またもや忙しい一日でした、手術はなかったのですが昼間の時間帯にも外来があって、
ちょこっと外での用事を済ませてきて午後の診療に突入、
6時が過ぎたらぱったりと外来なくなって、30分間ほどスタッフみんなで3時のお茶?をし、
そのあと終わり間際に2件ほどの外来診て少しだけ残業して終了でした、
今日もトリーミングは大忙しで、ゴールデン・レトリーバーのシャンプーに結構時間とってしまって・・・、
大型犬や長毛犬は手間と時間がかかってしまう分、予約を少なめに入れて調整しています、
やっぱり手をかければかけただけのことはあります、ほんとに綺麗になって帰っていきました、
そういうことで綺麗になったシェルティーのベル君をデジカメで撮影、今日の一枚にします。

    お正月まで綺麗でいましょう。

 話変わって、昨日登場のミーちゃんがお母さんに連れられて通院してきました、
元気になってました、昨日帰ったとたん食事をし、それから家中をうろうろしていたそうです、
あっちの部屋、こっちの部屋をあちこちと・・・、「先生どうしてですか?」と飼い主さんからのご質問、
「入院で四日間も留守してたんで見回りしてたんでしょうきっと。」と回答、
ミーちゃんは自分の家を自分の縄張りだと思ってるんでしょうから、偵察に行ったわけです、
自分のいない間に新しい猫が入り込んでいないかどうか確かめにいったんですよきっと、
私は「飼い主さん家族にもまとわりついてたでしょう。」と言うと、「どうしてわかるんですか?」と飼い主さん、
「それはヒ・ミ・ツ。」って答え、ミーちゃんの治療をしました、注射したら怒られちゃいましたフゥーシャーと、
そうかー今考えると飼い主さんに「ミーちゃんが今教えてくれたから。」と答えておけばビビットだったかな?と思ってます、
いや待てよ冗談を真に受けられて「変わった先生!」と思われてしまったかもしれないなー。



2001年12月25日(火) PM7:30
 冷たい雨が一日中降ってました、夕方に横川町から来られた飼い主さん「雪が舞ってました。」とのこと、
ひょっとすると場所によってはホワイトクリスマスになるところもあるんじゃないでしょうか?
この鹿児島で運良くクリスマスに雪を見れるなんてそうはめったにないことでしょう。
 で、病院の方は大変忙しくしてました、トリーミングは目いっぱい夕方まで、手術は2件で、
外来がちょっと混み合った時間がありましたがとりあえず残業はしなくてすみました、
でもとうとうトリーミングの問い合わせに対応できずじまいでした、
年内の予約はもういっぱいで何処にも入れられませんでした、大変申し訳なかったのですが・・・。
 打って変わってホテルの予約が多くなってきまして、まだ何とか元旦は出入りがないんですが、
31日と2日はすでに数件の出入りの予約が、まあ私はずーっと仕事ですからもうどうにでもしてって感じでございます。
ある所に初日の出を見に行かないかと誘われてもいるんですがどうなりますか?
「日の出なら何処からでも見えるわい!」とあいまいな返事をしておきました。

 さて、二日ぶりにほんとの今日の一枚です、登場するのはミーちゃん、今日退院していきました。

    腰痛はこの時期辛いよねー。

 良いクリスマスを・・・・。


2001年12月24日(月) PM8:05
 休日でしたがあれこれと仕事、昨日の続きで実家まで往診をしてきました、
猟犬はすこぶる元気にしていまして食事もぺろりと食べてしまったとか、ほんとにストロングなボディーでした。

 今日はクリスマスイブ、当院のクリスマスツリーにも一晩中明かりを・・・。

    なんか暗いなー。

 当院のツリーやっぱり迫力に欠けます、いまいちですね、来年は電飾2倍にして豪華にしますか。
と、こんなこともあろうかと先月からずーっと出かけた先でツリー見つけてはデジカメで撮って置いたのが十数枚、
私の一存で選んで見ました、スペースの関係もありますんで3枚だけにしておきます、

     
 とある所でとある街で・・・、いろんなところにクリスマスツリーを見ることが出来ました、
それぞれに個性的でした、オーソドックスなものからアバンギャルドなものまでどれを見ても素晴らしかった。
この数ヶ月デジカメ持って出かけるようになって、クリスマスツリーに限らず、
いろんな被写体撮って見て結構面白かったです、日記にと毎日病院で動物撮ってるのも面白いんですが、
それとはまたちがった感じの楽しみがあります、そんなにカメラには興味なかったほうでしたが、
とうとうはまってしまったんでしょうか?そのうちデジカメオタクになってしまうかも・・・。


 クリスマスが過ぎるとお正月ももうすぐですよ、
 We wish a merry X'mas and a happy new year.


2001年12月23日(日) PM6:25
 午前中の外来を診て個人的所用で外出したのが12時過ぎ、
やっと駐車場に車を入れたとたんに携帯が・・・・、そのまま病院にユーターンでした、
でもって3時から5時までこつこつと手術してました・・・・、
またもや猟犬でした、これで今年は第三弾ってことになってしまいました、
今回のはかなりの重症で、睾丸横の傷が10cmほどしかも睾丸が飛び出してきてました、
ついで左脇下に7cmほど、左胸横に5cmほどの傷がそれぞれ、
触診検査の結果胸の傷は肋骨まで達してて肋骨一本骨折、胸まで穴が開いてました、
呼吸をするたびに傷からヒューヒューと空気が漏れてました。
 とりあえず胸の傷を仮縫合して、まず飛び出した睾丸のほうから先に手術でした、
幸い睾丸自体には損傷がなく元の位置に戻せそうでしたのでそのために皮膚を5cmほど余計に開け、
で睾丸を元に戻してから縫合開始、T字に開いた傷を筋肉層・皮下組織・皮膚とそれぞれに縫合して約40分、
次に脇下の傷の縫合に30分、最後に骨折箇所の傷の処置、
5cmの傷を10cmくらいまで大きく切開し肋骨の下の穴のあいている所を縫合、やっと空気が出てこなくなりました、
それから骨折した肋骨の固定、骨膜と肋間筋を使って縫合しずれないようにしておきました、
所要時間占めて2時間でした、あいにく今日は休診日スタッフはいないし、汚れた傷を消毒洗浄するのにたいへんでした、
でも手遅れにならないうちに処置が出来ました、何とかなりました命には差し支えないと思います、
さすが猟犬でした、ほんとに強かった、飼い主さんももう慣れたもので結構私の助手をしてくれました、
というか誰もスタッフがいないのでやってもらわないともっと時間がかかったことでしょう、遠慮なくこき使っちゃいました・・・、
「こんな大変な犬をましてや休診日に連れてくるなんて。」と脅しながら手伝ってもらいました、
そのうえ手術の間じゅうずーっと新聞にまで載った先日仕留めた大物イノシシの自慢話を聞かされ、
あげくの果てには「息子が獣医で動物病院やってくれててよかった。」と・・・・、有り難いお言葉を、
そうでーす、今回の飼い主さんこともあろうに私の親父殿でした、ハイ、オ・シ・マ・イ。

 今日は幸薄い日でした、目の前まで行って用事も済ますことが出来ず、めいっぱい仕事をし、
その上こともあろうことか・・・、応援してた馬がなんと5着、帳尻どころじゃありませんでした。


 意気消沈してまーす、今日は今日の一枚は休ませてください・・・・。

 明日こそいい休日が・・・・私にもやって来てほしい。


2001年12月22日(土) PM7:40
 昨晩というか未明というかそんな時間に帰宅、やっぱり午前中が眠かった、
12時すぎから30分ほど暴睡?出来たので午後の手術は結構バッチリでした、
眠いまま手術してたらペットの口から漏れてくる吸入麻酔薬で私までこっくりやってたかも、オー怖い!
で昨晩に懲りずまたもや今夜も・・・、昨夜は仕事?勉強?お手伝い?だったのですが、
今晩はまったくのフリー、仕事絡みではありません、夜遊びです、
でも明日も予約診療が数件あるんでやっぱり早めの帰宅をと気持のどこかで仕事のことを考えてしまいます。
 今日は午前午後ともたいへん忙しくしてました、土曜日は午後の診療時間が1時間短い為、
ほんとにバタバタでした、トリーミングや手術のお迎えなどなど、受付には行列が・・・・、
行列とはまたずいぶんとおおげさなことを、「ぎょうれ・・。」くらいの感じでした、ほんの30分ほど。

 さて今日の一枚はこの時期「またお正月が迎えられそうですねー。」がお決り文句の・・・、
すでに何回言ったことでしょうか、たいへんがんばり屋のヘイタ君です。

    寒いのイヤだよねー。
ヘイタ君は人間の歳にたとえると3桁のお年、まだまだ元気にがんばっています、
でもヘイタ君寒い冬は朝起きてから体のエンジンがかかるまで相当の時間がかかるそうです、
お昼前にやっとこさ立ち上がり動けるようになるそうで、それからが一日の始まり、食事などいろいろ・・・、
でも最近は一日の終わりも早いらしく寝ている時間の方がだんだん多くなってきたとのこと、
今日は心臓の具合の診察でした、まだまだ大丈夫、この調子だと「またお正月が・・・・。」
と、来年の12月に声を掛けてあげられそうです(目標)、がんばれがーんばれヘイタ君・・・。


 明日から連休です、良い休日を・・・。


2001年12月21日(金) PM8:00
 すみませんが今日は今の今まで急患の処置してまして、
これからまた出かけなくてはいけません、だから日記が書けません、
約束の時間もとうに過ぎてはいるんですが、がんばって行って来ます、
本当に待ってくれていますので、では失礼。

 今日の一枚は昼間に手術したリュウノスケちゃんです、
名前からすると去勢かなと錯覚しますがれっきとしたレディーですので避妊手術しました。

    まだ眠たいのに無理して座んなくても・・

 投稿一件有難うございました、もらわれて行った猫ちゃんもほんとにしあわせでしょう


2001年12月20日(木) PM7:40
 今日はまずご報告から、里親募集中の仔猫、最後の一匹が今日もらわれていきました、
本当に良かった、これですべてもらっていただきました、有難うございました。
安易に捨てる人がいる反面、心優しい方々がいらっしゃるので怒りもなんとか表に出ずにすみました、
もらい手がなければ病院で飼えばいいかなーなんて思ってますと急にもらわれていって・・・、
最後の一匹も小夏ちゃんなんて仮の名前まで付けてスタッフがかわいがってくれてました、
今日は嬉しいやら悲しいやらで複雑です、狭いケージで暮らすよりはずーっといいと思うし、、
私も一安心、今の居候の子達でケージ5個も占領されてますんで・・・・、本当に感謝します。
 今年はトータル8匹仔猫の里親探しをしました、幸せなことにみーんなもらっていただきました、
春にもらっていただいた猫ちゃんなんかすごーく大きくなってました、
先日ちょっとした怪我で診察に来たんですが本当に大きくなっててかわいがってももらっているようでした、
来年は避妊手術してあげないといけませんしまだまだ責任があります。

 いい事があると仕事もはかどります、昼間の手術2件も何のその、
外来もちょっとバタバタしましたが気持ちよくスムーズに診療できました、
やっぱり何事にも気持の持ちようです、このままで明日の手術もかんばるぞー、4件の予約を・・・・。

 さて今日の一枚は5時間もの時間を費やしてゴージャスになったシーズーのくう君です。

    目と口はいったい何処だー。

 4000番ゲットを心よりお祝い申し上げます、ちょっと畏まり過ぎました・・・・。
なんかいい物見つけときますんで、運は使い切らずに宝くじに使って頂だいと。



2001年12月19日(水) PM8:25
 トリーミングに一年半ぶりにやって来たコッカスパニエルのカール君、それはそれはすごかった、
もともと黒い毛だったため汚れは目立ちませんでした、がしかし匂いがすごかったほんとに臭かった、
で伸び放題の毛はあちこちで毛玉だらけ、その毛玉も大きいのは卵の大きさくらいでそれが十数個点在、
もう丸刈りしかありませんでした、麻酔をかけいざバリカンで・・・、なんとバリカンの刃が立ちません、
毛玉の下には皮脂がいーっぱい、一番短いバリカンでやっとこさ刈ることが出来、
シャンプー数回でやっと綺麗にいや匂いがなくなりました、
ほとんど外飼いでシャンプーもカットもずーっとやってなかったとか、「よくぞご無事で・・・。」ござったカール君。
 さて病院の方はさほど混む事もなくいい感じでした、手術は避妊と臍ヘルニアでした、
臍ヘルニアは専門用語、出べそのことです、正確にいうとちょっと違いますがおおまかにかな、
でも今日の出べそは結構大きかった私の小指がすっぽり入ってしまいました、
直径1.5cmの穴がへそのところに開いててそこからおなかの中の脂肪が出たり入ったりしてました、
普通に立ってるとぽっこっと出て来て、仰向けにするとぷるんとひっこむ、遊ぶのにはもってこいの代物、
すみません非常識でした、だけど面白いんですよこれがまた、でも今日しっかり治しておきました。

 さて今日は仔犬らしい仔犬がやって来ました、柴犬の仔犬です、
最近は犬種も様々、毛質だって様々、今日の柴犬は私が小さい頃の思い出に残ってるような感じの仔犬でした、
ほかの仔犬が仔犬らしくないのではないんですが、スタンダードというか昔からのというか昔懐かしいというか、
昔は捨てられてる仔犬といったら柴系雑種でしたものです、シーズーやプードルが捨ててあったかな?でも今はあったりして。

    カメラに興味深々ですな。

 そういえば今日どなたかが4000番ゲットされたようです、お心当たりの方はご一報を・・・・。


2001年12月18日(火) PM7:45
 終わってから手術を一件、猫の去勢手術でして、あともう少しで麻酔から覚めそう、
でもって今日は昼間にも手術でした、、膀胱結石の手術をした猫君の方はもう普通にしています、
やっぱり手術は昼間に済ませたほうが気を使わなくて済むし、残業もしなくて済みます。
 今日の膀胱結石は結構大きかった、大きさも形もアーモンドとそっくりでした、
いつもながら「何でこんなの出来るかな?」と思いました、ほんとに硬い石でした、生体の神秘・・・。
飼い主さんに説明する為に手術中に縫合した膀胱を撮影、そして結石もついでに撮影しときました、
今度面会いに来られた時にでも現物は差し上げようと思っています、「記念にどうぞ。」とね。
 そういうわけで今日の一枚はその結石です、なーんて言いたいんですがちょっとですねー、
でやっぱり結石の持ち主トン君に登場してもらいました。

    すっきりしましたか?

 ペットも飽食の時代になったのでしょう、結石症は膀胱に限らずたいへん増えています、
食べ物が豊富にあっていつでも食べられておまけに運動不足で肥満気味・・・・、
うーんちょこっと猫ごとペットごとじゃないようでそのうち自分にも振りかかってきそうです、
ペットの生活変化による病気の増加は人間の現代社会の写しみたいですよね、
「明日は我が身か。」と思って自己管理をしたいものです、
 そうかー、最近やけにいつでも眠いんでもしかして糖尿病予備軍だったりして・・・・、検査が怖い!

 ご投稿一件いただきました感謝します。


2001年12月17日(月) PM7:30
 冷たい雨が降ってました、ほんとに寒い一日でした、猫カゼの外来が数件ありました、
急に寒くなってしまったからでしょうか、これから流行しないといいのですが。
 昼間に歯石除去1件、手術2件を済ませちょっと時間があったのでお歳暮の手配をしようとカタログをぱらぱら・・・、
先週から宅配便が多くなってきまして、頂き物がどんどんと増えてきました、
スタッフにおすそわけしたり、休憩時間に病院で食したりとたいへんしあわせな時を過ごしています、
でも、先週いただいたミカン・小ミカン・ポンカンを傷まないうちにと思って食べてはいたのですが、とうとう・・・、
病気とおんなじ様に伝染しないようにぜーんぶチェックして小分けしときました、
これからは食べるのが先か傷むのが先か競争です、がんばるぞ!

 さて、今日の一枚は本日去勢手術をしたトム君です。

    もう少しで立てるから・・・。
迎にこられたトム君の飼い主さん、ご主人も一緒でした、手術後の管理の説明をさせてもらって、
手術跡を一緒に見ながら「毎日覗いて出血があったり腫れてきたりしたら来院してくださいね。」とお願いしときました、
するとご主人「歩っがなっどかいや、かだびかせんどかい?」と・・・・、うーん?あえて通訳しませんのであしからず。



2001年12月16日(日) PM7:50
 夕方6時ホテルアウト予定の方が遅くなられるそうで、現在待機中。
今日は寒かった一日でした、天気も曇りがちで冬の空でした・・・、
スタッフに午前中の当番をお願いして私は出かけてました、
クリスマスプレゼントの調達に行ってました、今年は特別スタッフにと思ってです・・・・・。
 今年の4月に勤めの女性獣医師の先生が妊娠の為休職されてからとても大変でした、
昼間に手術の予約がこなせないとどうしても診療が終わってからまた手術になってしまいます、
勤めの先生がいてくれてたときには診療と平行して手術もできてたんですが、
獣医師は私一人、一人二役は出来ませんでした、
ふだんでさえ7時終了だというのに遅いときは9時を過ぎてしまってるときもありました、
それでもみんな良くがんばってくれてます、あと半月もきっと忙しいことでしょう、
ということで人材に恵まれて仕事が出来てることに少しばかり感謝を込めて・・・。
 で、今日某有名ブランドのお店まで出向いて買って来ました、クリスマス商戦真っ只中店内は実に混雑してました、
プレゼント用に特別に箱づめしてもらったりといろいろ1時間もの時間を要しました。

 ちょうど今ホテルのアウトがありました、やっと終了です、
12月も今日で半分終わり、今年もあと15日だけになってしまいました、私ももう少しがんばります。

 さて今日の一枚は12月2日に続きまたもやクリスマスプレゼント特別包装編です、女性に大人気のブランド・・・・。

    俺もほしいなー・・・。


2001年12月15日(土) PM6:55
 なんだか耳掃除に追われた一日でした、麻酔までかけて徹底的に洗浄したのが2件、
外来でいつもの定期的耳掃除が数件、爪切りに来たウサギさんまで「先生、耳の中も見てください。」と・・・。
 たかが耳掃除とお思いでしょうけど何せ私の相手は動物、いっこうに上手くいきません、
麻酔をかけてまで耳掃除したワンちゃんはゴールデン・レトリーバーでした、
昨日の日記ごとじゃないにしても飼い主さんがまったく押さえられません、
ぜんぜん言う事きいてくれませんでした、終いには「うーぅ」と威嚇を・・・、残念ですがだめでした、
麻酔がかかってしまえばもう大丈夫、飼い主さんと一緒になって耳の中を検査器具で覗いてみました、
それはそれはすごかった、耳の奥はグチャグチャで化膿してました、最悪でした、
飼い主さん「だから臭かったんだー。」と納得でした、やっと掃除ができて何とか薬も入れられました。
 で、迎に来られた時に治りづらい外耳炎であることや通院して耳掃除が必要なことなど説明させもらって、
最後に「大型犬ですから体力も経済力も要りますよ。」とよーくお願いしておきました。
 そしてこれから先が運命の別れ道に・・・・、えっ?
つまり診断は出来ても治療が思うように出来ないと治るものも治らないことになるわけで、
その思うように出来ないケースには二つあります、今日のように動物が嫌がる場合と治療通院がない場合、
どちらにせよいますぐ命にかかわらない病気疾病の分、診る側の私もそして飼い主さんも少々疎かに、
毎回麻酔をかけて耳掃除治療してあげたいんですけどねー・・・・・。

 さて今日の一枚はヨークシャー・テリアのルイちゃんです、
トリーミングに来てまして、ちょっと耳が汚いということでまたまた私が耳掃除を・・・。

    ゴメン仕上げ前だったそうで・・・。


2001年12月14日(金) PM7:50
 穏やかな日和、病院の方もさほど忙しくもなく、ただペットホテルでゲージがいっぱいになってしまいました、
昨日からのシーズー軍団がたいへんにぎやかでそれにつられてワンちゃんみーんなで大合唱、
散歩もそれぞれ一匹ずつ、スタッフ一人が1時間かかってやっとでした。
 今日はおまけに秋田犬のシャンプーが入ってまして、スタッフ2人がかりで3時間の奮闘でした、
私は昼間に手術を一件かたづけてから、みんな手がいっぱいだったんで受付を見張ってました。
さすが終わってみるとやはり綺麗です、無駄な下毛がなくなってさらさらヘアーに、
大型ドライヤーで根元からしっかり乾かしてあるんでなんだか一回り大きく見えます、
とりあえず散歩に出てお迎え待ち・・・、で今日の一枚にと撮影しました、
 秋田犬のテツ君です、体重30kgでも性格はいたって穏やか、そういえば吠えたことないかも!

    お疲れですなー・・・・。
テツ君はちょっとテンカン様の発作をたまーに忘れたころに起します、
それが家でだったらまだいいのですが、以前散歩中になってしまったことがありました、
飼い主さんは到底30kgなんて体重のワンちゃん抱っこなんて出来ないし、
通りがかりの人たちに手伝ってもらって近くの知り合いの家まで何とか運んだそうです、
で私に電話連絡をされました、私は対処法をいくつか伝えとりあえず現場に向かいました、
15分で到着したときにはすでにテツ君歩けるまでになってまして大事には至りませんでした、
聴診しても特に異常なし、呼吸もそうは悪くありませんでした、で私は帰路に・・・、
 次の日テツ君あらためて診察に来院、でいくつか検査しましたが特にこれといって異常は発見できずでした、
でそれから飼い主さんとテツ君の大きさのことについて少しばかり話をさせてもらいました、
「大型犬は小型犬と違ってすぐには抱っこはできません、人一人じゃ動かすのだって一苦労なんですよ。」と。


 私はいつも「では体重を量ります、この診察台に乗せてください。」と外来の飼い主さんにお願いします、
どんなペットが来てもいつもそうです、それは本当に体重を計る目的が一つ、
そしてもう一つは飼い主さんに自分の飼っている動物の大きさを再認識してもらう為です、
私はいくら大きな犬が来たとしても「がんばって乗せてください。」と最初は手伝いません、
スタッフにも前もっていってあります「私が指示するまで手助けしないこと。」とね、
 そうすると大型犬種を飼っていらしゃる飼い主さん一人で診察台に乗せるには男性でもたいへん、
女性だったら到底無理です、それでもいっとき手伝いません、決して意地悪をしているんじゃないんです、
ふだん自分の飼っているペットの体重を実感してもらう為なのです、
「先生、私には無理です、重たくて持ち上げられません。」とほとんどの女性の飼い主さんはギブアップ、
それからやっと手助けをして乗っけることに、やっぱり大きなワンちゃんなのです、
「ほらね、あなたの飼っているワンちゃんがどれだけ大きいんだって事わかりましたか?」と・・・。

 テツ君の例のようなことはめったに起こる事はないと思います、起こったらかえってたいへんです、
動物にも救急システムがあればいいんでしょうが、とうぶん実現しそうにもないし・・・。

 大型犬ブームの裏側にはなってみてはじめてわかる現実がいっぱい隠れてるようです。

 ご投稿感謝します、アッシュ君は抱っこ出来るしへっちゃらダーーー。


2001年12月13日(木) PM7:15
 冷たい雨が降ってましたがどうやら上がってくれたようです、
病院の方はホテルでシーズー5匹がイン、入院室がにぎやかになってしまいました、
突然5匹ものホテル預かりでケージ割がたいへんでした、何とか納まったって感じで、
入院室に入る度にまーるい大きなたくさんの目で見つめられてしまいます、
シーズー5匹の飼い主さん、急にご家族にご不幸があったそうでそれで・・・・、
まず「犬をどうしよう。」と思われたそうです、無理もありません5匹もいるんですから。
 こちらのお宅も例にもれず、お産をさせて手放せなくなって5匹になってしまったパターン、
複数匹飼っていらっしゃるところはそういった経緯がほとんど、大変さよりも楽しさが勝ってるんでしょうきっと。

 さて今日の一枚はトリーミング外来のリリーちゃん、クリスマス用のリボンがつきました。

    目線は何処へ。

 今日はこれから所用がありまして・・・、また明日。


2001年12月12日(水) PM7:45
 ぞろ目日でした、今年もあと20日を切ってしまいました、早かったなー、
突然ですが今年はあまり成績が良くありませんでした・・・・、病院の方じゃなくて競馬の方、
今度と次の日曜日にでも大穴狙いでもして帳尻を・・、と思ってますが!とそんな一年を振り返り・・・。
 さて「目は口ほどに・・・。」と申しますが、今日は「傷跡は口ほどにものを言い。」の新ことわざを創作、
飛び込みで猫の避妊手術が一件ありまして、その猫ちゃん2ヶ月前に入り猫してきたそうです、
今の飼い主さんはその猫のそれ以前の生活を知る由もなく、メスだから妊娠したら困ると思って・・・で来院、
「ハイわかりました、手術しておきます。」といって預かり、手術の準備も整えて、
午後の一番でさあ手術を・・・と、麻酔をかけ仰向けにしてバリカンで毛を刈っていきました、
手術はそこで「ハイオシマイ。」でした、くっきり手術した後がありました・・・・、やはりそうでした、
以前にもすでに手術済みだったことが何度もありました、入り猫だけは見当がつきません。
 飼い主さんにはたぶん避妊手術の後だろう傷があったことを説明しとりあえず経過観察に、
私はその傷跡に興味が湧いて観察してました、傷の大きさ、縫合の跡などなど・・・、
その傷口は私が手術したものではありませんでした、きっと手術された先生ご本人が見たら「あっ、俺だ!」と。

 手術前に猫に「前にどこかで避妊手術しましたか?」と聞いたって野暮だし・・・、
事実は傷跡が幸い私に話し掛けてくれました、「傷跡が猫の代わりにものを言い。」でした。

 今日の一枚は本日のヒロインお腹の毛がなくなったプーちゃんです、
夕方にはお迎えがあってノミ駆除剤と共に帰っていきました、飼い主さんは「ちょっと得した気分。」とにっこりでした。
    おなか冷やさないようにネ。


2001年12月11日(火) PM7:50
 
朝一で手術、猫の膀胱破裂の手術でして、外来診ながらの一人二役けっこうハードでした、
猛スピードでがんばってみましたが、飼い主さんを数人だいぶ待たせしてしまいました、
でもとりあえずは麻酔からも覚めどうやら一命は取り留めそうかも?
 そんなことで午前中はあっという間に終了、でも午後からは打って変わって超ヒマになりまして、
事務方の仕事や流行のインターネットバンキングで振込み2件やってみて「便利だなー!」と思ってみたり、
コンピュータの前で2時間ほどがんばってました。
 そしたら最後の最後にまた手術、犬どうしでケンカしたらしく右目上まぶたに裂け傷、
幸い眼球自体は大丈夫でした、つまり運良く?まぶただけ噛まれたんでしょう、裏と表に5mmの貫通裂け傷、
さっそく縫合、髪の毛くらいの糸で内側を縫い、外側含めて8針の縫合でした、
腫れあがったまぶたが痛々しそう・・・・、なんだかまぶたのケガは痛そうですよね、
だってまぶた勝手に動いちゃうんですから、犬に眼帯は難しいしなー・・・・。

 話し変わって、猟犬と飼い主さんの外来が・・・、(嫌な予感!)
傷ついた犬は痛々しそうで右わき腹が握りこぶしくらいに大きく腫れてました、
触診してすぐにわかりました、腹膜に穴があいていてそこから腸が出ている状態いわゆる脱腸でした、
すぐに手術を勧めたのですが、「猟犬はペットじゃないからそんなにお金はかけられない、薬で何とかならないか?」とのこと、
私は正直言って困ってしまいました、レントゲン検査もさせて貰えずでどうやって脱腸の程度を判断していいものか?
腸が閉塞してたらアウト、運良くばこのまま癒着して出っ張ったまま治るか?まったく皆無、
あれこれ説得はしてみましたが結局手術はせずじまい、「様子を見てみます。」とのこと・・・。
 「猟犬はペットじゃない・・・・。」といったたぐいの言葉あんまり聞きたくはないです、
ほんといつも狩猟期(11/15〜2/15)になるといやーな思いをすることが多いなー、
飼い主さんと私に挟まれ診察台に乗っかってる猟犬見てると不憫ですよ。

 さて気分を変えて、今日の一枚を・・・・、
ポメラニアンの花子ちゃんは平成1年生まれ、昨日から下痢になって今日は吐いちゃったそうで来院、そのまま入院。
日曜日にお客さんがあったらしく、その時何か美味しいものもらったんじゃないかなー?とのこと。

    
何をもらったのかなー?

 投稿一件いただきました、有難うございます。


2001年12月10日(月) PM7:40
 休み明け、ちょこっとばたばたしましたがおおむねいいペースでした、
昼間に一件猫の去勢手術を・・・、で今日の一枚は手術して日帰りしていったチロ君です。

    ハンサムに撮れてます。
チロ君は飼い猫?だと思う(推定)。以前(11/14)にこの日記でも書いたと思うんですが、
野良猫がこれ以上増えないようにがんばって下さっているメンバーの方が飼っていらしゃるネコ君です。
 去勢手術は成長し終わらないと出来ません、成長するのに必要な性ホルモンが睾丸から分泌されるため、
あまり早く手術で取ってしまうと成長過程で不具合が生じるときも・・・・、
今日手術したチロ君は今年の5月生まれ、もう7ヶ月経っていましたのでおおよそオトナ、
歯もぜーんぶ永久歯になっていましたし、体もしっかり出来上がってました、
中肉中背?といった感じでいい感じ、手術後もずーとスマートでいてもらいたいものです。
 去勢・避妊をしたらその後は肥満にならないよう注意が必要なのです、
ではいったい誰が注意をしないといけないかというとペットではありません、
飼い主さんががんばって体重コントロールしてあげないといけないんです、
よく「そんなに食べさせてないんだけど、いつのまにかぽっちゃりになったんです。」と飼い主さんはおっしゃいます、
でも肥満なのは事実、やっぱり飼い主さんの手から食べ物をもらっているんです、
だってペットがですよ自分でお小遣いもらって食べ物買いに行くわけないし、
冷蔵庫を勝手に開けてつまみ食いも出来なさそうだし、やっぱり飼い主さんがあげてるんですよきっと、
おやつと食事は別ものだったり、一緒に食卓囲んで「うーんかわいいー。」とお箸でおすそわけ、
ペットの食事用お皿が空になってたらドライフードを袋からダーーーッと入れる・・・・etc、
やさしい優しい飼い主さんはペットに魔法かけられて無意識のうちに行動してるんでしょうね、
ほら、“気が付けばペットに飼われて”になってることってありませんか?

 さて、一昨日の超肥満ダックス犬ヒメちゃんは今日はすこぶる元気になってご来院、夕方まで一時預かりでした、
ほんとに元気になってました、一過性のものだったのでしょう良かった、
でも丸太のようなボディーを見るといつまた発作が起きるか心配です、
迎に来られた飼い主さん、帰りしなダイエット効果のあるペット用補助食品を買ってかれました、
今度こそは・・・、と期待をしつつ見送りました。



2001年12月9日(日) PM7:40
 たった今最後のホテルお迎えが・・・、これでやっと終了。
 今日は一日暖かい日でした、午前中は予約外来を数件、12時に往診一件、
往復45分のドライブでした、空港近くまで行きました、降りてくる飛行機見えました。
 午後からは先日やり残した花壇の植付けをしてました、およそ2時間やってました、やっと終了、
来年の春が楽しみです、花のピークが来たら写真撮って掲載しますんで・・・。

 さて今日の一枚は飛行機雲の写真です、今日はほんとにたくさん飛行機雲を見ました、
その度にデジカメで撮ってまた撮って・・・、で夕方近くに花壇の片付けしてたらスゴイの見つけました・・・。
 
    決して手ぶれではありません。
午後4時半ごろだったでしょうか、西の空に夕日に染まった飛行機雲発見、
思いっきりズームにして撮影してみました、双スジの雲わかります?綺麗でしたはじめて見ました、
何処に向かって飛んでいったんでしょう、きっと国際線のはず、今ごろどのあたりを飛んでるんだろうか?

 仕事ではあったのですが有意義な休日でした・・・・。


2001年12月8日(土) PM6:30
 5時30分過ぎにスタッフを帰して、私はつい先ほどまで仕事でした、
今日は鹿児島市内で忘年会、時間に余裕をもたせて早く帰ってもらいました。
 暇だった週の前半のつけが回ってきたのでしょう、一日中すこぶるほどの忙しさでした、
急に犬の避妊手術が飛び込みで来ちゃうし、歯石の予約の方が遅刻、昼間の方がバタバタしてました、
もう親指の痛さなんてどこへやらすっかり忘れてました、まだちょっと曲げると痛いかな?
 ということで私も7時には出ないといけませんので・・・。

 今日の一枚はミニチュア・ダックスフンドのヒメちゃん、なんと体重12.6Kg恐るべし・・・・!

    脂肪肝に心臓肥大、あちゃー!
昼過ぎに「ちょっとおかしい。」とのことで来院、呼吸が苦しそうでした、
心臓肥大からくる肺の換気不全でして舌はチアノーゼ、でも夕方までには落ちつきまして、とりあえず帰宅、
「今度こそダイエットを。」と言ってはみましたが「ハイ、わかりました。」と、またまた言ってはいただきました。



2001年12月7日(金) PM7:40
 痛かった親指も何とか大丈夫でした、今日もそんなにバタバタしなかったので幸いでした。
でもたった一本痛いだけでどうも調子が狂ってしまいます、採血に失敗するし、
包帯巻くのだってどうもぎこちない、親指の間節曲げるとちょっとまだ痛いんですけど・・・、
採血の失敗はもともとの技術に問題があるんでしょうが、今日はあえて親指のせいにしてしまいました、
でもまだ今回はいいほうです、過去には手術用の手袋がはめられないくらい腫れちゃう時があったことも。

 新宮様お名前が決まったそうですね、愛子様だとか。
となるとペットにもアイコちゃんなーんて名づけてあげちゃったりして・・・、
コンピュータでさっそく調べてみました、アイコちゃんは残念でしたが居ません、飼い主さんにお二人、
でもキコちゃん、マコちゃんはそれぞれ数件、これからの仔犬仔猫ちゃんの来院を楽しみにしていましょう。
 ペットの名前のつけ方、あらためて見てみると面白かったですよ、いろいろありました、
今度時間のあるとき「ペットの名前に見る日本の近代歴史」とでも題して一筆書きますんで・・・、
えっ、見たくない?そうですよねー、企画倒れか・・・・。

 さて今日の一枚は五右衛門(ゴエモン)君、またなんとも古風な名前でしょう、
名前からして生粋の日本猫と思いきや、ほほに飾り毛があるんで洋猫の血が混ざってると推測、
三日前からちょっと脱水症で入院してまして、今日食欲出たんで退院だー。

    草食べ過ぎて気持悪くなって吐いちゃったー。

 そういえば猫草にまつわる話を一つ、
「先生、買ってきて育てた猫草食べさせたら吐いちゃうんです、草はどんどん伸びてくるし、
食べるたんびに吐いちゃうし、だからもう捨てました。」と・・・、
「なんともったいない。」飼い主さんにはよーく説明しておきました、
「猫は毛玉症という病気予防のために時たま草なんかを自分から食べて吐き出してるんですよ。」、
「せっかく買ってきた猫草、ほんとにもったいない事をしましたね。」とね、
捨ててしまっちゃ何のために猫草飼ってきたんだか?家庭菜園にしてサラダの材料にでも使うんだったのだろうか?
食べたことあるんですが案外いけましたよ、猫が食べてもいいもん人が食べたってねー・・・。



2001年12月6日(木) PM8:10
 今朝さっそく、嬉し悲しい結果が・・・、朝から元気にバァウ・ワァウ・ワァウ、一昨日の手術は成功でした、
もう痛みが引いたんでしょう、食事もペロリと食べちゃいました、
のどを開いて声帯とって電気メスで焼いて・・・、手術した本人が考えただけでも痛そうだというのに恐るべしパワー。
 日ごろ治療・手術をしてまして時として動物の強さに助けられていることが多いと思います、
動物って本当に痛みには強いですよ、私がそう思ってるから絶対そうです、
おととい声帯除去手術をしたワンちゃんもそう、昨日飼い主さんがお見舞いに来られまして、
ワンちゃんが元気にシッポを振っているのを見て「元気なんですねー、まだぐったりしてるかと思いました。」と、
飼い主さんにしてみたら手術すること自体が大変なことのように思われるわけで、もちろん大変なんですけど、
こと元気な動物にとってはさほどどーって事ないようで、案外けろっとしてたりします、
避妊手術でお腹を切ったりしたって次の日ご飯食べちゃうペットだっていますし、ほんまかいな・・?ほんとです。
 私なんか超がつくくらい痛がりなので「信じらんなーい。」ってもう敬服しちゃいます、
今だって昨日歯が伸びすぎて治療にやってきたリスに不覚にも噛まれてしまった右親指が痛いのなんのって、
我慢できなくてとうとう痛み止め飲んじゃいましたもん、またそろそろ薬の効果が切れてきそう・・・、
幸い今日手術がありませんでしてたいへん助かりました、だって親指の間接曲げると痛ったーいです曲げられません、
今夜中に気合で治しておかないと明日の予約がこなせません、がんばるぞー。
 今日が穏やかなペースの一日だったことに感謝して・・・、この辺で、
そういえばキーボードたたくとき痛い右の親指使ってないなー、もしかして俺って自己流、皆さんはどうでしょか?

 さて今日の一枚だけは忘れずにと・・・、ビーグル犬の仔犬、猟犬候補生。

    早く猟に行けるといいねー。


2001年12月5日(水) PM7:55
 夕方6時には外は真っ暗、昨晩のワンちゃんの散歩・・・、
術後の経過もよく元気です、でもまだ食欲がありません、ないというより食べられないって感じです。
 さて、昨夜の手術は声帯切除の手術でした、訳ありでどうしてもすることになってしまいました、
15kgほどのワンちゃん、とある新興住宅地に住んでいます、以前から少々無駄吠えがあって、
ある日ご近所からクレームが来てしまいました、
飼い主さんは「そんなに吠えてはいないはず、他にも吠える犬はいます。」と・・・・、
でもその方ちょうど裏向かいにお住まいで夜の仕事らしく,昼間に床に付かれているとか、
「昼間に吠える犬の声が耳障りで眠れない。」とのことで自治会長さんを通じて話があったそうです、
それから犬のつないでる場所を変更したり、家の中に入れてみたりとあれこれ対策は取られたんですが、
とうとう関係がこじれてしまって「処分して欲しい。」といったところまで・・・、
 で、飼い主さんから私に相談がありまして、いろいろ思案、「里親探そうか?」、「手放したくない。」と、
「じゃあ、処分する?」、「絶対いや。」と話はずーっと平行線でした、
「効果が100%あるわけじゃないけど声帯を手術で取りますか、そしたら吠えてもハスキーボイスで響かないし。」と提案、
「それしかないですよね。」と涙ながらにやっと納得されました。
 えーっ、虐待と思われる方もいらしゃると思います、その通りです、弁解の余地はありません、
私とて安楽死をするのと同じくらいあまりやりたくない手術の一つです、
でも、飼い主さんが希望されれば・・・、それを選択する事でワンちゃんの命がつなぎ止められるんです。
 ペットにまつわる隣人との諍いは増える一方、都会の話と思っていらっしゃるでしょうが、
どちらかというと当院があるような地域の方が多いかも知れません、
分譲住宅地を買って、一戸建てを建てて、庭で犬を飼う、それも大きい犬を・・・・、
それぞれのかたの夢・目標なのでしょう、たいへん結構なことです、
でも外犬がいないと絵にならないんでしょうか、なぜかそうなんです、
ハウスメーカーのコマーシャルだってそうです、「どんな家を・・、どんな暮らしを・・・、」とコピーコメントを流し、
犬と楽しく遊んでいる家族が映し出されています、うーーーん。
 あともう2・3日もすると私は嬉しいと同時に悲しい結果を確認することになります、
昨夜のワンちゃんが吠えることが出来るまでに回復した時です、
かすれ声で吠えれば手術は成功したわけで手術した獣医師としては嬉しいし、
かすれ声で一生懸命吠えるワンちゃんを見ると動物好きのいち人間としてはたいへん悲しくなってしまいます、
人の暮らしの中で飼われているペットのうち、隙間でひっそり暮らしていかなければならないペットもいるんですよ。

 さあ、今日の一枚は・・・・、今日は結構たくさん撮りました、どれにしようかな?

    当院フランお姉さんに仔猫ちゃんが弟子入り。
例の捨て猫ちゃん今日は当院のお局様フランちゃんと一緒です、ケージがいっぱいで相部屋ならぬ相ケージ・・・、
フランちゃんは面倒見の良い猫なんです、嫌がりもせずぺろぺろと仔猫を舐めてあげてました、
自分自身も捨てられた経験があるんで他猫?ごとじゃないんでしょうね、
えらいなーフランちゃんは・・・。



2001年12月4日(火) PM8:10
 先ほど終了しました、とりあえず。
またこれから手術をするんです、9時ごろからだとは思いますが、
ちょっと遠くからギャラリーが来ますんで到着を待ってからの手術にってことに、
ですからこうやって待ち時間に日記書いてます、
手術の後の麻酔覚醒待ちみたいですけど、まだ手術は始まってません、
きっと手術終わって麻酔覚醒待ち時間を考慮すると今日中には終わらないような気がしてます、
とりあえずがんばってみます、ちょっと今日のは訳あり手術です、また明日にでも詳しく・・・。

 さて、とうとう当院にもクリスマスツリーが・・・、さっそく飾り付け、電飾いーっぱい付けてみました。
イルミネーションが綺麗でしたので今日の一枚にします。

    そうでもありませんでした。

 ご投稿2件有難うございました、今日はこの辺で・・・・。


2001年12月3日(月) PM7:40
 休み明けでちょっとバタバタでした、手術は昼間に済ませることが出来ました、
2件の手術のうち、1件はわざわざ遠くからおこしいただきました、きっと飛行機でかな?
で、今日の一枚は遠くからやって来たシーズーのスミレちゃんです、
手術も無事終わってもう麻酔からも覚めました、ご安心を。

    ママ、心配しないでねー。
スミレちゃんはロングコートのシーズー犬です、飼い主さんの日ごろの成果だと思います、
毛の状態もたいへん良くてそれだけで毎日良くブラッシングされてるんだなーと・・・、努力賞ものだー!

 ペット犬には毛が生え換わるか、そのまま伸びるかで大まかに二つのタイプに分けることができます、
毎年2回換毛するタイプの犬と私達の髪の毛と同じように伸び続けるタイプの犬、短毛犬種と長毛犬種です、
シーズー犬はもちろんずーっと伸び続けるタイプ、マルチーズもそうです、
ヨーキーも、プードルだってそう、でも伸ばし続けたらいったい何処まで・・・・?
つまりこういったタイプの犬を飼っていくには手入れが欠かせません、どうしてもトリーミングが必要なんです。
 「短くしてもすぐに伸びちゃうんです。」とそういった会話をよく耳します、
もっと短くとかばっさりとかまるはだかにとかいろんな表現で伝えて下さいます、
でもそこには短さにも限界があるわけで、結局いつものように・・・・。
 長毛犬種は短毛犬種に比べ維持するだけでも費用がかかります、
犬の大きさによって食費が違ってくるのと同じです、年間にすればオシャレにかかる費用も相当ですよね。
 本当は仔犬選びの際にこういったことをよーく考慮してくださるといいのですが、
「私の髪の毛よりお金がかかるわ。」とか「毛が伸びないように出来ませんか?」と・・・、
ご冗談だとは思いますが、もしペットが言葉を理解し耳にしたらいったいどう思ってしまうんでしょうか?
 以前、「こんなに大きくなるとは思わなかったー、小さいときにはかわいかったのに。」と、
ゴールデンレトリーバーの飼い主さんから直接そんな言葉を聞きました、
私はそのとき、「このワンちゃん粗末な扱いを受けてないといいのだが。」と思ったものでした。

 何でもそうです、先を見誤るといい事ありませんよね、後悔先に・・・。


2001年12月2日(日) PM11:10
 終日休ませてもらって、先ほど帰ってきました。
昨夜から出かけて、今日はミュージカルを観劇してきました、
劇団四季の新作ミュージカル「異国の丘」です、前評判どおり素晴らしいものでした、
以前観たライオンキングはファンタジーあふれた楽しいもの、
今日の異国の丘はストレートプレイよりのミュージカルでして、たいへん重みのある物語で、
フィクションではなく実際あった話に基ずいて作られたミュージカルでした。

 さて、ミュージカルを観終えてから、私は出産祝いを買いに行ってきました、
ティファニー銀座本店まで、そしてマザーグース・スプーンを購入しました、
出産祝いにはティファニーのマザーグース・スプーンをと・・・、もう数年も前からそうしています、
赤ちゃん用のかわいいスプーンなんですよ、シルバーステンレス製で、
コウノトリが刻印してあってほんとにかわいいスプーンです、
今度ティファニーに行かれる事がありましたらついでにスプーンを見てこられてはいかがでしょうか。
 ティファニーと言えばふだんはブルーの箱に真っ白のリボンが定番、
でも今日はティファニーもクリスマスバージョンのようで、真っ赤なリボンをかけてもらいました、
意外とブルーの箱にマッチしてまして、いい記念かなーなんて思いました、
で、皆さんにもと思って写真撮ってみました、でも中のスプーンはダメでーす、ごめんなさい。

    クリスマスですねー。

 まずお詫びを・・・、日記の月更新をしたんですがどうも11月の日記が出てきませんでした、
今日親切にメールでお知らせくださった方も、「12月1日分しか読めませんでした。」と
3日ぶりに訪れてくださったらしく、「11月分は何処にー。」と心配してくださってました。

 今日ちゃんと確認して直しておきました、たぶん大丈夫でしょう。


2001年12月1日(土) PM6:40
 内親王さまご誕生との由、おめでとうございます。良かったですよねー、ほんとに。
さて今日から12月でした、当院は午後からパニック状態で、私は狂喜乱舞?してました、
とうとう嫌な予感が的中して、猟犬がやって来ました、ほんととうとうやって来ました。
 イノシシ狩りの猟犬でイノシシに猪突猛進されて手負い傷、それも数箇所も、でおまけに2匹も、
電話連絡があったのが12時30分過ぎ、まだ昼食も取ってませんでした、
すぐに到着との事、手術の準備に取り掛かったりで結局食べれずじまいでした。
 で、それはそれはすごかった、2匹のうちの一方がひどく右肩ぐさり10センチほどの傷でおまけに深い、
それに加えて後3箇所も、それも結構ひどい傷でした、
またこんな日に限って時間外の外来がぽつぽつ続き、手術も何度も中断でした、
ひどい方が終わったのはもう午後の診療時間3時を過ぎてました、
でそれからまたもう1匹手術、4時までやってました、
2匹で占めて3時間強の時間を要し、傷の縫合数はおよそ200針ほど縫ったと思います、
スタッフもあれやこれやの私の指示に大慌て、生理食塩水やら消毒液やらいーっぱい使いました、
準備しておいた滅菌ガーゼのストックが後一個にまで減っていました、
ありがたいことにすべての傷が急所を外れてましたのでそれだけが救いでした、
そんでもってさすが猟犬、麻酔の覚醒処置をしておおよそ目が覚めた時点で軽トラックの荷台に乗っかって帰っていきました。
 今のはなんだったんだー精神状態のなか猟犬が去っていった手術室はもうメチャメチャ・・・、
部屋中血だらけ、おまけにダニだらけ・・・・、創造を絶するダニの大群、ぜーんぶ猟犬の忘れのもでしたー。

 けどそんな中、それでもいい事ありました、また今日もかわいい仔犬との出会いが・・・、

    ガオーッ、とあくびしてみました。

 明日は終日私の休みです、12月は私の休みは明日だけしかありません、
もちろん大晦日だって仕事だったような気がします、どうも気のせいではないようです、現実は厳しいー。

 どうぞ良い日曜日を・・・・。