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品種 桃太郎

たわわに実ったトマトの房

 

 

今年も、またトマトがたわわに実りました。四月より収穫に入り、六月いっぱいで終了します。終了後、たん水(水をハウスの中に貯める)には入ります。大変重要な除塩のひとつです。

トマトは 限りなく無農薬に近く栽培できる作物のひとつで、温室コナジラミ(害虫)でこれさえクリアできれば無農薬で栽培できます。当、農園でも出来える限り農薬を削減しています。その一つに竹酢を使用しています。そのほかに天敵があります。トップペ−ジ(天敵の広場)をご覧下さい。

高品質なトマトを作るために出来る限り本数を減らし太陽の光をいっぱい当たるように株間も広げています。たいへんに硬いトマトに育ちました。一度食べてみてください。

堆肥も籾殻藁、堆肥を中心に10a当たり4t投入しています。そのほかに切り藁を4反分いれています。追肥もジャンプ(有機質肥料)を使い化学肥料は使っていません。

1年寝かした籾殻堆肥と落ち葉堆肥で作ったトマトのための土です。

 

 

 

 

今年植え付ける桃太郎トマトの苗 そろそろ定植の時期です。

 

 

 

 

 

横からの2本のトマト横芽がだんだん伸びてきました。 桃太郎の樹盛をコントロ―ルするための栽培方法でこの2本の横芽を伸ばしていきます。

 

 

 

 

2本伸ばしたトマトの横芽も長く伸びて定植してから10日くらいたちました。 花芽も大きくなりもう少しでマルハナ蜂を入れる時期になります。

 

 

 

 

第一花房の花も咲きそろい第2花房の花芽も覗きだんだん成長 のスピ―ドも早まってきました。

 

 

 

 

赤く色ずいたトマト、おそらく1kg近くあると思います。 ことしは今まで自然農薬だけで栽培してきました。無農薬栽培です。

 

 

 

 

左の箱のようなものの中にマルハナバチの巣があります。遠くオランダより飛行機で 運ばれてきました。この中に1コロニ―50匹のハチと女王蜂が1匹が入っています。 右の写真はハチが受粉している瞬間です。花粉を採るために体を振るわせジ―と 音をたてます。

 

カ−ドのように見えるのが天敵のオンシツツヤコバチの繭の寄生したオンシツコナジラミの 卵の貼りついたカ-ドです。天敵が成虫となりコナジラミに寄生してコナジラミを減らしてくれます。

 

 

 

 

今年もたわわに実ったトマトの樹

 

 

 

 

 

 

桃太郎とハウス桃太郎

今トマトの桃太郎と名のつく品種は10種類くらいあります。大きくニ種類に分けると桃太郎とハウス桃太郎に分けられます。 いまハウス桃太郎のシェアは60%〜70%あります。ほとんどの消費者の食べているトマトのほとんどはハウス桃太郎です。 はっきり言ってハウス桃太郎と桃太郎はまったく違う品種です。 トマトを接木(トマトの台木にトマトの穂木)に接木する時の親和性というものがあります。 桃太郎はTm―1でハウス桃太郎はTm―2aです。この違いが両者の決定的な違いです。 実際、樹姿もまったく違います。桃太郎の葉は広く厚い葉ですが、ハウス桃太郎の葉は狭く薄い葉で摘葉(トマトの葉を取り去り、 果房に光を良く当てる)この仕事を省くことが出来ます。桃太郎は摘葉もしなくてはならず、とても手がかかる品種です。 その手間をなくすために作られたのがハウス桃太郎です。桃太郎は花房が5個くらいしかつかないのに、ハウス桃太郎は倍くらい花が着きます。 果形も丸く見た目にはたいへん良いです。しかし味は酸味が強く、高温での軟果が桃太郎よりも早い欠点があります。 ハウス桃太郎は名ばかりのもので桃太郎とは別の代物なのです。 桃太郎トマトは糖度も高く形はまん丸ではありませんが、日保ちも良く、しかも重く酸味も少ない品種です。 しかし、栽培は難しく、しかも手間もかかります。しかし全ての点において、桃太郎の方が自信を持って進められるトマトであると確信しています。 ハウス桃太郎を栽培してハウス桃太郎と箱に書いて出荷している農家は少ないとおもいます。 なぜならば桃太郎の箱に入れて出荷しないと売れないからです。当、農園では手間のかかる桃太郎の栽培に全力を注ぎ買っていただけるお客様に 満足していただけるトマト栽培に全力を尽くす所存です来れからも河西農園の挑戦はつづきます。

 

 

 

 

 

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